損害保険ジャパン日本興亜で犯罪保険を本格販売するって
一体どの程度の損失まで、カバーされるのかは知らないが、社員などが、何かやらかした場合の損害を補償する保険が出るらしい。日経新聞が報じている。
というか記事によると、本格販売という表現になっているので、元々あることはあったのかもしれないが・・・。補償は最大で10億。横領や詐欺などの各種犯罪により、その企業が被った損害を補償するという話だ。
損害保険ジャパン日本興亜は、社員による横領などの犯罪で企業に生じる損失を補償する保険を今月から本格販売する。支払限度額は最大10億円に設定する。
パートなどの臨時雇用を含む従業員の犯罪で企業に損失が生じた場合に保険金を支払う。上場企業やその子会社、一定の信用力のある企業を対象とし、金融機関を除く全産業をカバーする。横領や詐欺、背任、窃盗、強盗で企業が被った損害を補償する。
ちなみに、自分のところは、ここの保険会社と取引があるが、こういった話は知らなかった。まあ、こういう保険の需要がありそうな会社を顧客に持たないからだろうが・・・。
それよりも、犯罪でというのがポイントである。従って、昨今ありがちな、ソーシャルメディアによる炎上で企業イメージが悪くなるなどして、損失が出た場合も犯罪でなければ対象にならないことになる。例えば、うどんチェーンの丸亀製麺で、ザルうどんのザルの裏にカビが生えていた事件とか。
しかも、横領とかが多い金融機関は、引受対象外ということだし。割りと聞くのは、車屋さんとかハウスメーカーとかが、客からお金を領収して、トンズラという話。しかし、これも今はそういうことを防止するために振込以外受け付けない体制をとっているのが通常だ。ただ、少し前に、虚偽の領収書を作成し、客から自宅の建築費用の一部を領収し、そのままドロンということがあったのを、業界の人から聞いたことがあった。
そう考えると、金融機関以外の全産業ということなので、保険料次第で一定の需要はあるかも知れない。
コメント
コメントを投稿