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11月, 2014の投稿を表示しています

交通事故による慰謝料の基準は何種類かあるので「もう面倒だから統一すればい いのに!」と思ったという話

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これ、ずっと前からあることなんだけど、交通事故の慰謝料の話。 自賠責との差が1700万円!? 知らなきゃ損する“弁護士基準”の慰謝料事情 交通事故で、ケガをした場合は、通常、相手に慰謝料を請求する権利が発生する。しかし、自動車の修理代のように具体的な損害額を確定しづらいものなので、自賠責で決まっている最低ラインと、あと過去の積み上げによりフワフワっとした感じで今日まで来ているような感じである。つまり、あるのは最低ラインだけで、あとは法律とかでキチント決まっているわけではないと。 そんで、一般的に言われているのが、 ・自賠責基準 ・任意保険基準(保険会社) ・弁護士基準(裁判基準) という3つがある。で、一番高いのは一番下の弁護士基準。 なぜ?って思った人は、多いのではないかと。この基準は、過去の判例なんかを基に弁護士会が作っている基準なのだ。従って、裁判をやった場合は、その基準に近い形で判決が出るという可能性がある程度高いということだろう。 それで、今回の記事に書いてあるように、ケースによっては、大分金額に差が出てしまうという話。弁護士は、ある程度裁判を前提に交渉するので、初めからこの基準で請求するだろうし(自分の報酬も増え、顧客も喜ぶ(評価される))。保険会社は、商売でやっているので、特に弁護士会で作った基準で払わなければならないという決まりはないので、判決が出ているわけでなければ、そんなに積極的にタップリと払うような考えにはならないだろうし。 フワフワーっとしているのよね。だから、その辺を商売にしている人もいるぐらい。ただ、このせいで保険会社はズルいみたいに思われているような面は多少なりあるようだ。なので、もう基準を統一すべきではないかと。 なんか、思うんだけど、これは自賠責基準以外は、法律ではないので、少し違うんだけど、消費者金融の利息のルールと少し似ているのね。はい、CMでジャンジャンやっていますね。よく解っていない人も多いかと思うので、少し解説。 以前の貸金業者は、利息のルールが2つあった 今はもう無くなったけど、前は、貸金業者の利息に関するルール(法律)が2つあった。んで、一方の上限金利の低い方のルールが強行規定と言って、裁判になると優先して適用されるために、差額が発生して、過払い金返還請求とかって話になるわけ。 日本貸金業協会さんのサイト に解り易いの

「ライフネット生命の就業不能保険は、なかなかいいと思った」やたら目につい たので感想を書いたよ

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今朝ほどは、やたらとライフネット生命の 就業不能保険 についてのニュースが目についた。少し気になったので調べてみたから、記事にしておく。 どんな保険か? こういうやつって、これまでも損害保険会社でも生保会社でも似たような奴はあるんだけど、要するに、 病気やケガで、収入が途絶えた場合のリスク に備える保険。つまり、給料(収入)の保障である。 具体的な特徴 凄いと思ったのは、とてもシンプルであること。上述の従来のものだと、保険期間や保障期間が短かったりするわけであるが、ライフネットさんのこの保険では、ざっと同社のサイトを見た限り、そんなことはなかった。 ・途中での契約の 更新はなく 、原則として、 65歳まで 続く ・保険料は ずっと同じ ・保障は、所定の 就業不能状態 になったら、その状態を脱するまで、最大 65歳 または通算で一億円まで保障( 毎月貰える ) という感じで、非常に解りやすいのは、業界人としても率直に評価できる点だ。 給付要件 それでは、肝心の保険金がでるための要件に入りたいと思います。 以下、 同社サイト より引用。 病気やケガにより、日本国内の病院もしくは診療所への治療を目的とした入院または日本の医師の資格を持つ者の指示により在宅療養をしており、「少なくとも6ヶ月以上、いかなる職業においても全く就業ができない」と医学的見地から判断される状態をいいます。 短い言葉で言うと、 半年以上は、一切なんの仕事もできない 、と 医学的に判断された場合 、である。なので、この、 ・医学的見地 ・いかなる職業においても ・6ヶ月以上 というのがポイントとなる。つまり、自己申告で「働けませーーーーーん!!!(泣)」みたいに言ってもダメで、 医者の認定 等が必要となるはずである。それから、 いかなる職業も なので、ここもポイント。職業について 辞書 を引くと、 生計を維持するために、人が日常従事する仕事。生業。職。 となっている。 実際の運用はどんな解釈をとっているのか不明なので、少しバイトを出来るぐらいや家で内職とかブログを書いたり出来るぐらいはどうなのかは判らない。おそらく、ある程度まともに働けるような状態でなければ、要件を満たすものと思われるが……。 あと、 半年という点 もミソ。ちなみにみなさんの周りで半年以上、働けない状態で治療を続けている人は、何人ぐらいい

「走る防犯カメラ」ドライブレコーダーのデータ提供の協定を各協会と県警が締 結 そして、今時はかなりリーズナブルであることが明らかに…

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いわゆる、自動車の走行中などの画像が記録される録画装置である「ドライブレコーダー」のデータ提供を行うという協定を、福島県警本部と、同県タクシー協会、バス協会、トラック協会の各協会が締結したと福島放送が報じている。 ドライブ記録提供へ協定締結 今回、協定を結んだ3つの協会では、約2万5,000台の車両があり、そのうちの約1万2,000台にドライブレコーダーが搭載されているらしいので、数的にはそれなりにあるようだ。 県警本部は25日、県タクシー協会、県バス協会、県トラック協会とドライブレコーダーなどの記録データ提供に関する協定を結んだ。 県警本部のまとめによると、協定を結んだ3つの協会で約2万5000台の車両があり、そのうちの約1万2000台にドライブレコーダーが搭載されている。 記事にあるように、ドライブレコーダーは 「走る防犯カメラ」 とも言われるもので、発売以来これまでに様々な事件・事故で役立ってきたと聞く。例えば、強盗事件・傷害事件であるとか。交通事故時の事実関係の確認、主張、立証など。実際に事件や事故が起こると、形に残らない部分もたくさんあるわけなので、要はそれぞれの申告というか記憶というか主張による部分で話を進めていくしかないような面はそれなりにある。 従って、双方の主張が食い違った場合は、現場を調査するということは出来ても客観的に主張の根拠や相手の主張へ反論する根拠を示すというのは、難しい場合も少なくない。が、このドライブレコーダーが登場してからは、いささか事情が変わってきているようである。 上述のように、映像が録画されるわけなので、事故直前の映像を、事故後に見る(確認)ことができるのだ。なので、これまでに聞いた話によると、事故直前に相手が、携帯電話で話しているだとか、よそ見をしているのを映像で確認することが出来たため、当初の過失割合が大幅に覆る結果になったなんて話も。また、他にも事故状況があとから映像で確認できたことで、やはり、当事者の話だけで判断した場合と状況が変わったという話を聞いたことがある。 で、気になるお値段は、以前から数万円程度~と、そう大して高いものではないと聞いていたが、今 Amazon で見たら、数万円というか、一万円前後でという感じ。しかも設置もこれとか簡単みたい。 ユピテル(YUPITERU) ミニタイプ常時録画ドライブレコーダー

病気やケガに備える『医療保険』は、なぜ大して役に立たないのか?

医療保険は大して役に立たないという内容の記事があったので、思うことを書いておく。 老後の医療費への備え、医療保険は不要?外来では役に立たず、生涯保険料は100万円超 理由は、現在の医療は、入院ではなく通院で治す傾向にあるからだ。従って、 入院したら、いくら! の医療保険では、入院しないと基本的には出ないわけで、あまり、機能しないというものである。 実際あたりまえ では、なぜ医療保険の保険料が月数千円など、なのかよく考えて欲しい。保険は、事故の発生確率や支払保険金の額で、その保険料が設定されるもの。なので、料金と、保険金というのは一定の関係性があるものなのである。つまり、保険料が低めということは、そこまでの保険金を支払う可能性が低いということに他ならないのだ。 ただしかし、医療保険では通院もカバーされるものは、普通はない。昔、自分のところで、損保会社が出していた医療保険に通院特約というものがあったが、今はもう新規の引受けはやっていないし。 ガン保険なら普通、通院もあるんだけど 基本全ての病気・ケガの通院がカバーされる医療保険は通常はないが、ガン保険は普通に、通院もカバーされる。それから要件を満たせば一時金もある。従って、流石にガン保険は、現実に即した形になっていると言えよう。ちなみに、通院をカバーする条件が 入院後の通院を前提 にするものもあるが、入院が一切要件に入っておらず、入院していなくても通院が保障されるものもある。 今の現状を考えれば入院が要件になっていない方が、いざというときいいだろう。あと、一時金は本当にいいね。使い勝手がいいのよ。要件を満たしたら、例えば、100万円とか200万円とか所定の額を1回にボンッと払われるからさっ。だから、あとは好きに使えばいいと。なので、タクシー代に使うもよし、通院の医療費に使うもよしで、面倒臭くない。変な話、全く関係ないことにも使おうと思えば普通に使うことも可能。 なので、自分は、医療保険も少し入っているけど、3大疾病になったら一時金で出るやつがあるので、それに入っている。楽なんで。 あまり入院をさせると病院は赤字になる 日本の医療は、ほぼ健康保険制度で成り立っていると言っていいだろう。つまり、その制度の中身次第で、病院の方針なんかも左右されてくるわけだ。で、今は、火の車なので、ドンドン国は削減傾向にある。具体的に言うと、自

学資保険の加入は、2人に1人が子どもが生まれるタイミングで 誰が流行らした のか知らないが、ホント凄いわ。。。

今朝気になったのは、このニュース。大体半分ぐらいの人が、子供が生まれるタイミングで学資保険に加入しているというもの。 2人に1人が「子どもが生まれるとき」に学資保険に加入 学資保険は47.2%が子どもが生まれるタイミングで加入していることが、ミキハウス子育て総研が運営する「ハッピー・ノート ドットコム」の調査結果からわかった。 というか、子供が生まれるタイミングでって、どんなタイミングだろうか……。まあ、たぶん生まれて直ぐにということだろう。なので、直ぐに入る人が半分ぐらいはいると……。そんで、幾らか経ってからの人もいるはずなので、そういう人も混ぜるとかなりいることになる……。 まあ、自分もその内の1人だったわけだが。しかし、この学資保険って誰が流行らせたのかしらないけど、本当に良く流行らせたと思うわ。すごいっ。 学資保険についてはこれまでにも結構書いてきた けど、ホントみんな情弱で、失礼ながら、どんだけ自分の頭で考えていないのか、と率直に思う。繰り返すが自分もその内の1人だったわけだが。笑 まあ、確かに貯金 みたい なものなので、なんかこうスムーズに前向きに考え易いものではあるが……。たぶん、郵便局が昔から強い印象があるので、郵便局が流行らせた割合は多いのではないかと。 ただ、そこは今回の本質ではないので、置いとくとして。みなさんは、学資保険のメリットとデメリットを総合的に比較して見た時に、納得して、 「これはいい!是非入りたいわ!!」 と、本当にそう思って入っていますか?また、加入後もその考えに変りはないですか? なんか、学資保険って入り方にもよるのだが、いろいろと詰め合わせセットみたいになっているから、より奥さん方に好印象なのかなと。幕の内弁当とか、御膳みたいな。笑 なので、なんか「あーこれよさそう!」みたいに思ってしまうのではないかと。 ただね、損をして欲しくないので、辛めのことも言うが、デメリットも沢山あるの。 ・主契約と言って、メインとなるものを解約する場合、通常、他の特約も当然自動的に解約となる ・何十年も積み立てる割に、運用メリットがかなりに低い。つまり、ほとんど増えない。(ヒドイと元本割れというものも) ・預金とは違い、お金が必要になったときに、解約すると、ほぼ払った金額よりかなり少なくなる ・契約者貸付という制度もあるが、借りれば当然利息がかかる

ネット生保は確かに合理的かもしれないが、実際に契約する人は、ほとんどいな い

安いネット生保を活用して、合理的に契約してみてはいかがか?的な記事があったので、少し思うことを書いてみる。 「ネット生保」でトクする”保険料”の賢い見直し方 実際ネット生保についてどう思うか? ネット生保の仕組みは、保険料面で言えば非常に低価格で提供するための合理的な仕組みと言えるだろう。ただ、あくまでも低価格で提供するための仕組みであって、顧客が快適に満足をするための仕組みとは言い難い。加えて、記事中に大手生保とネット生保では、保険料が随分違うというものがあったが、それは大手生保が高過ぎるだけである。 何を言いたいのかと言うと、ネット系でなくても、大手生保以外の外資系や損保系でも、大手生保と比較すれば大分安いということである。つまり、大手生保が突出していると・・・。なので、大手を除けば、他の生保は、ネット系と比較しても、そう大騒ぎをするほどの差はないのではないかと。 ネット系保険会社は既に頭打ち そんなに熱心に、頻繁にデータとか見ているわけではないが、ニュースやなんかを見ていると、もうネット系はかなり伸び悩んでいる模様だ。実際、何社かのネット生保では、銀行に販売を委託して、銀行窓口で売って貰っているようだし。なので、そこはもうネット生保の仕組みではなく、通常の仕組みだわね。 というか、人間は、通常安いか高いかよりも、快適か不便かというところが選択の基準となる。言い換えれば楽なのか、ストレスなのか。もちろん現実的には予算もあるわけなので、安いというのは一つの魅力にはなり得るだろうが。なので、こういう安いよ!安いよ!というモデルは不況型のモデルなのだ。 で、散々何十年もデフレ不況が続いたのに、損保も生保もネット系は、たしかシェアは1割も行っていなかったはずだ。そして、もう伸び悩んでいるので、おそらくこの辺が限界なのじゃないかと。ちなみに、これはアメリカなんかも、そんなもんらしい。保険先進国のアメリカを見れば、大体のことは判る。 みんな慣れないことは誰かに頼むのが普通 というか、車検にしても、確定申告にしても、他にもいろいろあるけれど、それを商売にしている人がいるということは、一定程度の需要があるということの表れだ。例えば、引っ越しなんかは、時間がかかっても自分でやろうと思えば、出来る部分は多いだろうし。しかし、頼む人は多い。 つまり、大変なことは、人はやりたくないので

10台の内3台は無保険車らしい!周りが迷惑するので自動車保険は最低限のマナ ー(というか責任)

先週末のことであるが、突然問い合わせがあり、子供が車を買うので保険の相談をしたいということで連絡があった。で、話を聞いてみると、保険料は最終的に、子供さんが払うという話。依頼された通り、普通の方法や合理的な方法など数パターンのプランを試算し、概算の保険料を伝えた。そして、保険料を支払う子供さんと、その相談者の方の両方が都合のいい日時に会うため、両者で相談の上連絡を貰うことに。 で、結論を言うと、今回問合せは来たものの、その人の子供は、そこまで熱心でもなく、熱心なのは、その相談者の人だけだったのだ。つまり、取り敢えず話は流れに。まあ、お金を支払う人と、問合せをしてきた人が、違う場合、こういうことになるケースはたまにあることなのだが・・・。 それで、驚いたのが、その子供が今度乗る車は、なんと2日後に納車が決まっていて、相談者の人が車屋さんのところへ、とりに行くことになっているというのである。にもかかわらず、無保険。。。で、その人とは、以前から別な件で取引があり、全く知らない人でもないので、流石に言いました。「大丈夫でしょうか?」と。 そしたら、自分ばかりがその気でも、本人にその気がないからしょうがないのだそうだ・・・。しかも、もう2日ぐらいしかないしと。。。あんたそれでも親か。しかも2日しかなくて電話を寄越してきたのはどこのだれなのだろうか・・・。そもそも、当初の話では、納車前に保険の手続きを済ませるという話で初めは進んでいたのであった。で、最終的には、無保険でもしょうがないと。。。わけわからん。。。 で、あまりに残念過ぎる考え方なので、自分の損得は関係なく、本当の意味でその一家のことを思い、 「絶対にそうなると決まってはないけど、もしもそうなったら、今の平和な生活が、一瞬にしてガラッと変わってしまうよ!」 と、おせっかいを焼いてみた。普通そこまで言うことないんだけど・・・。 まあ、それでも仕方ないということで、いろいろ急遽計算してもらったりしたのに、迷惑かけてスイマセンみたいな感じで終わったのだが。普通に、取り敢えず自分が保険かけて、後から、必要に応じて内容の変更するとか、すればいいだけなんだけど・・・。契約者変更も支払口座の変更も普通に出来るわけだし。 あまり、言いたくはないが、何でこういう人って無駄に取る必要のない、しかもとってもほとんどメリットがないようなところ

車の維持費は、最低でも何千万!もはや、1人一台の時代は終わりか!?

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車にかかる費用は生涯で約4000万円! この記事は、簡単に言うと車をずっと所有し続けた場合、一生涯で見ると車両代、ガソリンや自動車保険、税金などその他結構お金がかかりますよ!と言うようなものである。もちろん、その車種やお金のかけ方というところはあるものの、まあ何千万という程度の金額は、小さめの車を所有した場合でもかかるという試算結果が出ている。 みんなでシェアする時代 自分は、最近思うことがある。地方では、車で仕事に通うのが一般的なので、1人一台というのが普通だ。しかし、昔は、一家に一台が普通だった。右肩上がりの経済成長なんて時代はとうの昔に終わっており、国民の所得も下がったわけである。つまり、以前よりも貧乏になった。まあ、とは言え、餓死するような人は、そうそういないので、依然として、世界で見ればそれなりのレベルではあるだろうが。 さて、そんなわけで、人間、身の丈にあった生活をするというのが基本になる。なので、以前よりも貧乏になってきたのなら、車も元の一家に一台に戻すのが自然というか、そうする必要があるのではないかとチョイチョイ思っているところである。ある著名人などは本などで、「これからは、家でも車でもなんでもシェアする時代」。と語っていたが、要は、今自分が言っているような話だろう。 じゃないと、無理だもんね。で、逆に、大して収入もないのに、生活レベルだけをキープしようとすれば、どこかにシワ寄せが行く。なので、要するにどこかで無理をするようになると。そうなると、当然うまく回らなくなるので、その人や家族、つまり生活が壊れていくのである。 車を所有する目的はなんなのか で、もう少し言うと、車を所有することの目的。これが、趣味とか道楽だよ!という人は、それは、実力の範囲で好きなだけやれば良いので、それ以上は何もない。で、生活のため。つまり、仕事やどこかに行くなど、純粋に交通手段としてのウェイトが高い人のケースについては、少し思うところがあるのだ。 冒頭の記事にあるように、車の維持費などはバカにならない。が、どうしても生活の一部となっていると、あまりこういう風には考えない。しかし、どうだろうか?これが、何かの目的を達するための手段と具体的に考えると、必ずしも良い手段とは言えなくなってきている人も多いのではないだろうか? 果たして本当に満足なのか つまりだ、投資に対するリター

損保協会、補償重複に関するガイドラインを作成 あなたも知らず知らずのうち にカブっているかも

今朝見た保険に関する記事の中で、こんなものがあった。 損保協会もガイドラインを作成 自動車保険の補償重複に注意して保険料節約 要するに内容は、損害保険における補償の重複についてのことである。 もう少し具体的に解説しよう。これは、以前も他のエントリーで少し書いたことがあったが、自動車保険などの損害保険を契約するときに、特約という形で様々なものを好みに応じて、付帯することが出来る。で、その場合の特約によっては、 家族みんなが対象となるもの が、一般的にあるというところがポイント。 つまり、家族構成にもよるが、複数名が対象となる可能性があるものが、代表的なものだけでも幾つもあるわけなので、例えば、 ・自分所有あるいは、家族所有も含めて、複数の車があれば、通常それぞれ自動車保険を契約しているのが普通。なので、そこに今話題にしている特約をそれぞれつけている可能性がある。 ・これは、傷害保険や火災保険の特約でも普通にあり得る話。なので、自動車保険同士ではカブっていなくても、他の種類の保険とカブっている可能性も普通にある。 というわけなのである。 重複する可能性のある、家族みんなが対象の特約 ちなみに、ここで言う家族は約款上の家族なので念のため。で、今回はこれ以上は詳しくは書かないが、一般的に想像するであろう、家族の範囲とそうは違わないだろう。詳しくは、担当の人なりに、問い合わせるなりしてみて下さい。 それでは、以下に代表的なものを挙げる。 ・弁護士費用特約 ・個人賠償責任特約 ・人身傷害(車外の補償) ・ファミリーバイク特約 あと、重複というよりは、家族型の傷害保険に入っていて、その家族が分らず、少しケガしても請求していないとかはありそう。なんせ普通、別居の未婚の子とかも対象なので。 知らず知らずのうちにカブル可能性は普通にある というわけで、知らず知らずのうちに、自分もカバーされていたり。また、カバーし合ったり、自分で複数かけている。なんてことは普通に可能性として起こり得るものなのである。そして、一つ一つの金額としては、大騒ぎする程のものではないが、複数が集まると、それなりの金額になるだろう。また、長期間になれば、それもまたバカにならないものに。 最後に というわけで、一度確認してみるといいだろう。あと、今回、業界団体(損保協会)でガイドラインを作成したということ。だが、まと

頼みもしないのに勝手に空き巣に入った男へ、その家の所有者(保険会社)が賠 償金を支払うことに。。。

保険会社が空き巣に賠償金を払ったという話がちょっと面白かったので、書いておきます。ちなみにこれは、アメリカでのことだそうです。さすがに日本ではこういう判決は出ないでしょうね・・・。 嘘でしょ!?保険会社が空き巣男に賠償金を支払うことに! ~ある高級住宅街で起こったまさかの判決~ 事件の概要 記事によると、 その男は、とあるセレブの家に空き巣に入る。男は、金品を盗み、脱出をするためガレージへ。が、ここからが問題。なんと、そのガレージの出口は自動ドアだったのだが、故障しており開かなかったのだ。で、逆の、ガレージへ入った際の家へとつながる方の出入口はオートロックだったため、こちらも開かない・・・。 というわけで、その男は、ガレージに入ったまま8日間もの間閉じ込められて(?)しまうことに。 で、その後男は、その8日間閉じ込められた(?)ことによる精神的損害を理由に、その家の保険会社に対して訴訟を起こしたのである。 結論 は、男の勝訴で、保険会社に対して、5万ドル(今だと、600万円ぐらい)の賠償命令が出た。 というのが事件の概要である。 その家の保険会社とは この事件に出てくる保険会社はどんな立場だったのか少し考えてみた。ガレージが壊れていることで、誰かに損害を与えてしまったのは、保険会社の問題ではない。しかも、空き巣なので、所有者へ許可無く侵入しているわけであるが・・・。 で、空き巣ということは置いといて、通常、施設など建物の所有者は、利用者に対して安全に配慮する義務があるので、所有者の管理ミスにより損害を与えてしまったという位置づけなのだろう。つまりは、所有者の賠償責任。 日本では、こういったことに備える賠償保険として、通称、施設賠(施設賠償責任保険または施設所有管理者賠償責任保険)というやつがある。なので、おそらく、こういった類のものを、その家でもかけていたのではないかと思われる。 最後に 詳しく約款等確認したわけではないが、通常、日本の損害保険では、そもそも許可無く不法に侵入しているわけなので、通常考えられる賠償責任は、生じないと考え、保険会社への支払い義務も発生しないだろう。記事の最後では、日本でも裁判員裁判があるので、同様のことが起きる可能性があると書かれていたが・・・その可能性は、向こう100年か200年ぐらいは限りなくゼロに近いのではないかと。

【年末調整】あまりの社名の長さにネットで騒然 発端の生保会社が同社サイト でナゼか回答へ

自分のところでも取引がある「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」について、ネット上で話題になっている。 長い社名、年末調整騒動で公式回答 話題になっている内容は、年末調整の生命保険料控除をWEB経由で申告するときに、社名が長いために、文字数が上限を超えてしまってエラーになってしまうというもの。。。ちなみに、同社と同じグループ損保の「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」もなかなかの長さです。笑 あと、GunosyやSmartNewsなどのニュースアプリのトップニュースになっいていたのには、自分も流石に驚いた。で、その騒ぎを受けてか、同社のウェブサイトのよくあるご質問ページに以下のように回答が出たようである。 件名: 「社名が長くて、給与所得者の保険料控除申告書の『保険会社等の名称』欄に記入できません。省略して書いてもいいですか?」 回答: 「『SJNKひまわり生命』とご記入ください」 これで、上限の10文字に収まるようだw まあ、こういうのは大半の人が、自主的に適当に縮めて入力なりしているのだろうけど・・・。しかも、根拠資料(控除証明書)は添付することになっているわけだし。 加えて言えば、同社が回答するのは実は変 年末調整は、税金の関係である。で、生命保険料控除は、所得税(国税)と住民税(地方税)が少なくなるものなので、本来であれば、税務署(国)や地方自治体(市や県)に問い合わせるのが筋だろう。まあ、実際は国が主体となってやっているので、税務署に聞けばいいとは思うが。 なので、生保会社がこうご記入くださいというのは、筋が違うし、そのようにコメントする立場にもないのだ。 生保ばかり話題になっているが、損保も省略しないとかなり長い 冒頭に書いたように損保の方もかなり長い。損保は損保で、地震保険料控除などがあるので、やはり、生保と事情は一緒。ちなみに、これも同様に、所得税と住民税を計算する際の所得が控除される。 各自適当にやればいいと思っているので、既に結構どうでも良くなってきているが、 損害保険ジャパン日本興亜株式会社(正式名称) → 16文字 損害保険ジャパン日本興亜(株) → 15文字 ※.()もそれぞれ一字でカウント 損害保険ジャパン日本興亜 → 12文字 損害ジャパン日本興亜 → 10文字 10文字に収めるとなると一番下のものでやるしか無さそうだ・・・。

支出の削減は、保険や家賃などの固定費の見直しが基本(効果あり)です

そうそうそうそうそうなんだよね。ということで、ダイヤモンド・オンラインでこんな記事が出ていて、自分も思うところがあったので、ちょいと書いときます。 「保険の見直し」は老後資金にも効果バツグン! 誰にでもすぐできる、保険料を減らすテクニック 記事の概要 さて、細かいことを言ってもしょうがないので、コンパクトに言いますが、まず記事の内容は、見出しなんかでも解るように、保険の見直しは、支出の削減に効果があると。それから、具体的な見直す場合のポイントみたいなものが書いてある。 で、自分としても同意するところだけど、支出の削減を考えるときは、保険とか住居費(家賃など)などの 固定費を減らす というのが基本であり、一度やってしまうとあとは、何かを日々意識したりすることもなく楽だし、効果も期待できますよという話なのである。 保険はもちろんだが、今時はスマホの見直しも効果的 自分はこれまでにもこういったことについては書いてきたんだけど、中でも保険の見直しは効果が期待できます。あと他にこういった類のものでは、スマートフォンの利用料とかもある。今は、MVNOなど安く使える選択肢もあるので、目先のお金ではなく、トータルで考える視点が必要だ。 実際に自分は、MVNOのSIMとSIMフリーのスマホを使っているが、毎月の利用料は、1,000円ぐらいだし、端末代を入れても2年で割った場合は3,000円も行かない位だ。それと、3年で考えた場合は、2,000円とちょっとぐらいである。 しかし、だからと言って、スペックの低いものと言うわけではなく、Nexus5の32Gのやつなので、ハイスペックなもの。それと、もっと安いものもあるので、拘らない人なら、もっと安く使うことは可能。さて、そんなわけで、普通に大手キャリアと契約している人は、端末代が実質無料ということで使っていたりするだろうが、しかし、自分の何倍もの料金を支払っているという人がほとんどだろう。よく考えた方がいい。 実際のところ見直せるものは限られている で、やや話は保険からそれたが、保険もそうなのである。大半の人の傾向を見てみると、こういうちょっと考えて、頭を使って理解しないといけないようなものは、敬遠しがちであるが、食べるものは、余程贅沢しているわけでなければ、削り用があまり無いし、電気代も水道代もそう。やったって知れたもんだろうし、第一あん

長野県の黒部観光ホテルさんの「お天気保険付きプラン」が面白い

ちょっと通常の保険とは違うんだけど、ちょっと面白かったので記事にしておく。 雨なら料金を全額返金する「お天気保険付宿泊プラン」登場 -長野県・黒部観光ホテル こちらは、長野県にある黒部観光ホテルさん。紅葉シーズンに向けて お天気保険付きプラン の販売を開始したそうだ。雨なら宿泊翌日に全額返金するというもの。この保険の引受けは、ジャパン少額短期保険というところで、ちなみにこういうの日本初なんだとか。で、黒部さんでは今後、スキーシーズンにも対応したお天気保険付きプランも検討するそうだ。 このプランは、 ・1泊2食付・2名1室大人1名 8200円(税込)~ ・販売期間:2014年10月3日~12月25日 という話。紅葉を楽しみに行っているのに雨で紅葉めぐりを断念せざるを得なくなっては、残念以外の何者でもない。その場合にせめて、お金が戻ってきたら、多少マシかもしれない。まあ、時間は戻らないし、金が戻ったら、紅葉を見たのと同じ効果が得られるというものではないが・・・。 あと、気になったのは、お天気保険なしプランとの価格差である。保険料ってどのぐらいなのだろうか?普通に考えれば、保険会社が支払う保険金よりもユーザーが支払う保険料の方が多くならないとビジネスにはならないわけだし。しかも、もちろん運営費も必要。そう考えると金額的にわざわざ保険かけるようなものだろうかという気がしてしまう・・・。なので、合理性ではなく完全に好みの世界かと。 というわけで、発想は面白いけども、自分なら、おそらく普通のプランにするだろうな。雨なら飯食って、風呂入って、ゆっくりして、ホテルや車の中から紅葉を見ればいいかなと。ちょっと傘さしていくとか。

来年、「お金が戻ってくる自動車保険」がソニー損保から発売になるよ

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来年の2月の中旬から、ソニー損保で運転の内容次第でキャッシュバックをする自動車保険を発売するようだ。運転の評価は ドライブカウンタ という機器を用いて行う。そして、その点数次第でキャッシュバックの有無や量が決まるということである。 ↓こういう感じのやつらしい。ちなみに、画像は、 保険スクエアbang! さんからお借りしました。 運転特性を分析して自動車保険料を割引く 最新テレマティクス保険が2015年に日本初登場 で、詳しい詳細は、↑のリンクの記事を読んでもらうとして、感想と予測を少し。 食いつく人はごく一部かと たぶん、実際に「いいじゃん!」とか思って、行動に移す人は本の一部だろう。まあ、それでも全国ベースでみれば、それなりに商売にはなるかもだけど。 で、なんで、そう思うかというと、保険はそもそも娯楽的な楽しいものじゃないし、解りづらいものだから。自分もこれまでいろいろ知恵を絞って、顧客が興味がありそうな情報を提供して来た。例えば、保険料が安くなるようなこととかもね。しかし、ほとんど興味が無いね。心が動かない。 具体的には、その中には自動車の保険を2台まとめると、単に保険料が安くなったり、月払いの場合には通常かかる割増も無くなったりで、要するにどちらも安くなるものなんかもあった。で、あまりにも興味を示さない人が多いので聞いてみることに。そしたら、安くなるのは大歓迎なんだけど、他所と契約しているものを解約してまでやろうとは思わない、ということだったのだ。 なので、その人はその時自分の方へは1台だけだったので、もう一台増えた時に検討したいという風に言っていた。ただ、この例で言えば、自分のところに複数台契約がある人は、興味を示し、依頼されたケースは多かった。なので、このソニー損保のキャッシュバックのやつも、既存客は興味を示すかもしれない。 面倒臭そうな印象のやつはダメ しかし・・・、結構面倒臭そうな印象は受けるので、やはり一部の人向きではないかと。ものごとメリットだけのものなどそうそうないわけだし。これも人によっては高く付く場合もあるのだろう。そう考えると、余程安くなる可能性があるようなものでないことには、難しそうだ。それこそ、万単位とかじゃないと・・・。 話は少し飛んだが、その時、あと他には、面倒だという意見とかの人も。つまり面倒なのだ。それと、保険はただでさえ良く解

子どもの保険って入っていた方がいいのですか?たまに質問されるので記事にし てみたよ

子どもの保険って入っていた方がいいのですか?という質問を受けることがたまにある。これは、自分の仕事上だけでも、たまに質問があるぐらい。なので、全国ベースでは、まあ、そこそこ知りたい人がいるのではないかと考え記事にしておくことにする。 さてそれでは、まず、どんなリスクが考えられるか挙げてみる。 ・病気・ケガ(医療費) ・亡くなる(葬儀費用など) ・他人のものを壊す・ケガをさせる(賠償金) まあ、大まかなところでは、せいぜいこんなとこだろう。では、次に一つ一つ見ていくことにしよう。 病気・ケガ(医療費) この点は、住んでいる自治体によっても違うが、今は、18歳までは医療費が無料のところもある。なので、その辺の事情により別途検討する必要があるかどうか変わってくるのだ。無料ならば、原則は保険などを別に検討する必要はないだろう。ただ、小さいうちだと終身型の医療保険とかタダみたいな値段で入れる。なので、小さいうちに入れておいて、大人になった時にプレゼントするみたいなやり方もありではないかと。 大人になっても安い料金でそのまま入っていられるわけだから。親心的な。笑 まあ、ちょっと次元の違う話だが・・・。あと、結構先の話なので、その時どういう世の中なのかも読めないということもあるけど・・・。ちなみに、自分のところは、子供の医療費、18歳まではタダである。だけど、医療保険、入院1日5,000円(ガンは1万円。終身型)だけ入れている。 結構どうでもいいのだけど、まあ、月にすると1,000円ぐらいだから。笑 大人になったら「どうぞっ」てやればいいかと思って。親心ですな。 で、あと、自治体からの補助とかがない場合は、基本的に大人と同じく考えるようになる。だから、全額入院費を保険金で賄う前提なら、入院一日1万円。多めにかかる場合も想定するなら15,000円ぐらい必要だろう。ただ、通常の確率で考えると、かなり低いので、やるにしてもガッツリはやらなくても良いんじゃないかと。 だから、具体的には1日5,000円+自己資金という前提が現実的だろう。 亡くなる(葬儀費用など) 我が子が小さいうちに亡くなるなど考えたい親は誰も居ないだろう。しかし、今回はこういうことを考えるテーマなので、ここにもコメントをしておく。これは、特に調べてはいないけど、大人とそう変わらないだろう。ただ、来る人は多くはないのが普

自転車事故の責任をカバーしてくれる『個人賠償保険』 実は誰でも無意識に入 っている可能性を秘めている

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昨今、高額判決が相次いだので、随分自転車保険についての記事を見る。例えば今日なんかもこんな風にあった。 兵庫県が自転車保険義務付け方針 加入損保の特約確認を そこで今回は、自転車で事故を起こした時に相手への賠償責任をカバーしてくれる個人賠償責任保険(特約含む。以下、個人賠償。)について書いてみる。 具体的には、無意識に入っている可能性が割りとあるという点について。どういうことかというと、個人賠償は普通、 対象範囲 が本人および家族なのである。で、家族というのは約款上の家族。具体的には、 ・本人 ・本人の配偶者 ・本人の同居の親族 ・配偶者の同居の親族(配偶者が本人と別に暮らしている場合、本人の同居親族とは異なる) ・本人または配偶者の別居の未婚(婚姻歴がない)の子 というのが通常の範囲。あと、特種なケースではもう少しあるが、稀なケースなので、今回は省略する。 なので、自分は入っていなくても、家族が入っていて、自分も対象に含まれている可能性があるのだ。 そして、個人賠償は、 ・自動車保険 ・火災保険(家財のみの場合も含む) ・傷害保険 などと結構いろいろな保険に特約という形で、付帯することが通常可能。しかも、日常生活上での様々なトラブルに対応する。なので、当初は、自転車の事故を想定して加入したわけではないかもしれない。しかし、当初の目的とは違っていても自転車事故もカバーされるものなのだ。なので、結果として、カバーされているということも普通に有り得るのである。 あるいは、幾つも入っている可能性も。その場合は、無制限でなければ、通常、合計額が補償限度額となり、単に無駄とはならない。しかし、必要と思っている額を超えている場合は、希望していない分の料金もかかるので、その分はやめた方がいいだろう。 最後に いかがだっただろうか。というわけで、実は密かに個人賠償に入っている可能性を秘めている人は結構いると思われる。なので、一度確認してみるといいだろう。   PANGAEA(パンゲア) ROBINSON ロビンソン 20インチ 折りたたみ自転車 ホワイト シマノ6段変速 前後泥除け/カゴ/LEDライト/ワイヤーロック標準装備 73377-12

中国では『高級車には近づくな!』なんて言葉があるらしい 賠償金が払えず無 一文になるケースが増加

中国では最近、高級車と事故を起こした際の高額な賠償金(修理代)が払えず無一文になるケースが増えているらしい。 (中国)超高級車との事故で“一文なし”に、高額賠償支払えず 理由としては、 ・自動車の任意保険の更新忘れ ・保険料を払っていなくて、契約が失効 などで、保険からでないというのが主な理由なんだとか。 ちなみに中国では、超高級車の数が増えるにつれ、事故時の賠償額も高額になっている。なので、『高級車には近づくな!』なんて言葉が最近のネットでは、よく見かけるのだそうだ・・・。 もう強制にしたらいいのに 自転車にしても自動車にしても、事故を起こした場合の賠償金が高額になる可能性は普通にある。なのになぜ今だに自賠責だけで、その他は任意加入ということになっているのかが理解できない。事故を起こせばやる気があろうがなかろうが、被害を受けた人は、責任をとってもらわないと困るのだ。 しかも、交通事故なんて、被害を受けたからと言って儲かるわけでもない。人身事故であれば慰謝料を請求できる。が、事故によって受けた様々な苦痛や時間を考えると普通は、到底割に合ったものではないだろう。にもかかわらず、最低限の責任も速やかにとられないとすれば、被害者はたまったものではない。 また、事故を起してしまった側としても不本意だろう。相手に申し訳ないことはもちろん。保険で賄うことが出来ず、充分な資金もなければ、自分の生活も壊れてしまう。いいことは何もないのだ。 だから、普通は、みんな保険に入るんだけど・・・。 最後に 政治家は、余程の社会問題にならなければ興味がないのかもしれない。しかし、この手の問題は国民の好き好きで選択するようなことではもはや無い。であれば、法律で加入の義務化をすればいいのである。高額なケースで自己資金で対応できる人など本の一部も一部なのだから。 しかも損害保険は、通常合理的な仕組みになっているので、みんな保険に入るべきなのだ。なので、したらいいのにではなく、するべきなのである。事故を起こされて、責任がとられないなど、考えただけでも最悪な気持ちになる。

「損害保険トータルプランナー 髙橋 則彦のちょっと使えそうな話 平成26年 11月号(38)」

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このエントリーは、主にわたしの顧客に対して毎月月刊で発行しているニュースレターのWEB版です。ですので、そもそもはわたしの顧客に向けて書いているもの。ですが、ネット上に普通に公開してあるものですので、誰でも見ることが可能です。ご希望の方はお気軽に御覧ください。 ◎目 次 1.近況 2.書評 3.グルメ情報 4.健康・体調管理 5.お知らせ 6.後書 1.近況 みなさんこんにちは。えー、このニュースレターを書いている今は、正に季節が秋から冬になる瞬間と言った感じです。ところで、みなさんは冬支度はもうお済みですか?自分は少し前から、そういう気分になってきたので、チョイチョイ準備を進めているところです。それで、先日、事務所用に2台ほどカーボンヒーターを買いました。なかなか、いい感じだったので、紹介してみます。 今回、購入したのはこちら↓です。こちらは当時、 Amazonのベストセラーランキングの1位 になっていたもの。いろいろ見た結果、なんか良さそうだったので、買ってみました。 TEKNOS 遠赤外線カーボンヒーター スリムタイプ CH-305M ホワイト 2個セット 商品の特徴 特徴は、シンプルです。 ・ 300W なので、省エネ ・転倒OFFスイッチ付き ・コンパクトなので、机の下など、使い勝手がいい ・速暖 という4点。電気代については、Amazonのサイトに電気代: 約6.6円 とありました。もちろん、電気なので契約プランや使用状況で変わります。ですが、大体一時間あたりの金額を20数円と考えると、まあ、大体そんなとこでしょう。 実際に使ってみて 使ってみた感想は、コタツみたいな質感です。あるいは、焚き火にあたっているような。自分は机の下で使用していますが、わずか300Wと言えど、とても暖かいです。しかも、スイッチを入れると直ぐに熱くなりますし。他にもいろいろ選択肢はありますが、低価格で、使い勝手もいいので、取り敢えずオススメな一品です。ちなみに、カーボンヒーターは、従来のハロゲンヒーターよりも効率が良く出来ているそうですよ。良かったら使ってみてください。 2.書評 アンのゆりかご―村岡花子の生涯―(新潮文庫) 今回の本は、つい最近までやっていた、吉高さん主演のNHKの大ヒットドラマ「花子とアン」の原作本みたいなやつです。ところどころ、村岡花子さんや、その関係者など

増税や災害などで『火災保険』が大幅に値上がりして困るという人のために見直 しのポイントを解説するよ!

昨今の震災や自然災害、消費税増税により、火災保険(地震保険含む)は大分保険料が上がったなーという人は少なくないだろう。それと2010年の業界全体での制度改定の影響で結構高くなったということもある。そして、その改定からまもなく、5年が経とうとしているわけだ。 で、火災保険は住宅ローンに合わせて30年とか35年とかで契約するというケースもある。しかし、そうでない人は、通常5年契約というのが多いのではないだろうか。契約期間が5年を超える場合は、通常保険料を一括で払わなければならないが、5年以内だと、月払いや年払いも出来るからだ。それと、契約機期間が1~5年の中で、一番割安なのが5年である、という点もあるだろう。 以上の理由で、5年を希望する人が多いと思われる。ちなみに、自分の顧客では、ほぼ9割9分が5年の契約だ。 それで、冒頭いろいろな関係で、保険料が上がっていると書いた。ただし、複数年で契約していれば、期間中値上げがあっても、既に契約した期間については、契約時点で確定している。なので、その場合は保険料が変わることはない。従って、逆に言えば、更新の時には、一気に変わるということもありえるのだ。 ただ、むしろ、これはやむを得ないこと。その分、その間割安な保険料で済んでいるのだから。なので、むしろ得をしているわけである。で、何を言いたいのかというと、丁度、今頃更新を迎える人は、冒頭に挙げた値上げ要素が全て盛り込まれた形で更新を迎えることとなる可能性が高い、ということだ。 つまり、結構上がるかも知れないのだ。特に一般の木造住宅の場合。しかし、このご時世、必要経費とは言っても、何割も保険料が上がるのは困る人は多いだろう。そこで、今回は、火災保険を見直す際のポイントについて解説する。 見直す際の主なポイント 火災保険を見直すポイントとしては、主に2点。 ・補償限度額 ・補償範囲 基本的にはこの2点の調整を検討する。これら以外ではあまり効果は期待できない。 免責の設定について 免責(自己負担額)を設定することで、一定の効果を見込めるのは事実。が、それは、予め補償対象外の金額を設定することとなる。そのため、昨今の雪や風の被害などの比較的低額の事故のケースでは、手出しする部分が結構あるような印象になりかねない。従って、分かり難くなるし、保険の価値も良く解らなくなるため、あまりお勧めはしな

【自動車保険】事故ったら電話すればOK!実際難しいことは何もない

自動車保険について、事故が起きた場合に気を付けたいことなどについての記事があったので感想を書いておく。 【交通事故・損害賠償】プロに聞く! 抑えておくべき“事故現場での対応” この記事では、チューリッヒの事故受付担当の人のコメントが載っている。内容は、2点。 ・事故時の連絡する場合の内容 ・相手との示談交渉について である。 記事では、 事故時の連絡する場合の内容 については、 場所と状況ぐらい で、細かいことは取り敢えず不要であるように述べられている。 それと、2点目の 相手との示談交渉について。 書いてあったのは、いわゆる我々の世界の言い方で言えば、無承認示談というやつである。これは、保険会社の了解なく、相手と話をつけてしまうこと。その場合当然、本来妥当な額を超えて支払わなければならない部分が生じる可能性がある。従って、そうなると、原則自腹で払わなければならなくなる。なので気を付けましょう!と言うような感じのことが書いてあった。 感想 で、自分の 感想 。基本的には間違っていないし、そうだよねという感じ。しかし、ユーザー向けにコメントするのであれば、もう少しコンパクトにコメントした方が解りやすいだろうな、という感じではある。 事故時の連絡する場合の内容 具体的には、事故時の連絡については、取り敢えず電話をすれば通常OK。もっと言えば、事故を起こした場合、警察を呼べば、警察から色々と案内があり、相手と連絡先を交換したり、保険会社に電話をするようにと案内される。なので、基本的には、警察に電話をした時点で、案内の通り素直にやれば、何も難しいことは無く完了するのだ。 保険会社だって、商売なので、事故の連絡を受けるのは慣れている。なので、電話をすれば、必要なことを質問されるので、分かる範囲でありのままを答えればいいだけ。あと、必要に応じて、案内がある。何も難しいことはない。面倒なことは、通常、保険会社側でやってくれるのだから。 だから、繰り返すが、とにかく事故ったら警察に電話をすればOKだ。あと、最終的に保険会社に電話をするよう言われるので、そしたら、そうすれば、受付は完了。 相手との示談交渉について 次に、示談交渉について。これ考えてみりゃ当たり前で、自分が払うわけじゃなければ、払うやつに断りなく、どんな風に払うのか決めれるわけないんだよね。笑 あと、薄っすらみんな理解

保険の手数料や運営費を開示すれば顧客本位の提案がなされるようになるの か!?記事が出ていたので感想を書いてみたよ

昨日付の日経新聞の記事で、金融庁が複数の保険会社の商品を取り扱ういわゆる乗り合い代理店に対して、実態調査を始めた点などについて、書かれているものがあった。 保険の手数料問題、代理店だけでは解決しない 要は、先般問題になった、保険の◯◯の件である。顧客にとって合理的なものではなく、手数料が高い自分達にとって儲けの多い保険商品を中心に提案していたので、けしからんとなった件だ。 記事では、金融庁が乗合代理店だけを調査対象にしている点や手数料や保険会社の付加保険料(運営費)の開示の必要性について言及されていた。これについて以下に自分の感想を書いてみたい。 効果はありそうだけど、ユーザーはあんまり興味ないんじゃないだろうか 要するに、どうやったら顧客本位の提案がなされるような仕組みになるかという点だね。あと、顧客の判断のし易さという点も。 手数料も含めて運営費が開示されれば、顧客も判断が幾らかしやすくなるだろう。あと、業者側もいかにも手数料の高いものを積極的に提案しているかのように見える提案の仕方をするのは抵抗が出るはずだ。従って、今よりは、解決に近づくだろう、という話だろうけど、実際どうだろうか? 確かにどの程度かは別として、効果はあるだろう。ただ、どうだろうね。自分は別に開示はしてもいいと思うが、それっていうのは、飲食店でも小売店でも仕入れ値や原価を開示するような話。自分がユーザーなら別にどうでもいいけどねぇ。本当に興味が有るのなら、今時はネット社会なんで、大体の傾向ぐらいならいくらでも調べられるだろうし。本読んだりとか。 今時、調べられない情報ってそうは無いんじゃないかな。だから、知りたい人は、業者に聞いてみて、教えてくれなかったら、自分で適当に調べればいいのではないかと。ただ、調べたからといって、安くなるわけじゃないから。まあ、原則全ての保険会社や代理店で開示をするようになれば、客の選ぶ保険も変わり、全体的に少しは下ってはいくかもしれないけど。(タダにはなんないけどね) 価格(保険料)的には他とそう変わらないのではないかと ただ、それを一番やりたくないのは、日本社の生保だね。あとは、そんなに変わんないんじゃないかな。アリコとか一時言われてたけど。 いずれにしても、ある中から選ぶしか無いわけだから。そして、予算の中で入るしか無い。第一みんなそんなに保険とか興味ないでしょ

自動車保険の今後の値上がり状況について

東洋経済オンラインに、自動車保険の昨今の値上背景やその後の状況などについて出ていたので、コメントしてみる。 自動車保険、値上げが止まらないワケ 値上について 記事にもあるように、何年も前から自動車保険は、各社赤字だった。(全社かは判らない)しかも、各社における自動車保険のウェイトというのは、通常、全体の6割程度はあるはずなので、損害保険事業を運営していく上での影響は大きい。 で、この頃 値上がりが著しい理由 は、 ・等級制度の大幅な見直し ・消費税増税に伴う値上 の2点が主なところ。 というか、主なところではそうだけど、何年も前からほぼ毎年ぐらいチョビチョビ値上げにはなってきたんだけど・・・。追い付いていないだけで。 今後の保険料の傾向について 自分の見方では、当面は上がっていくのではないかと。 なぜなら、 今後も高齢化が進んでいく 2040年ぐらいまで高齢化が進んでいくと言われているので、その前提で考えれば、今の感じだと事故が増え保険金の支払が増えていくだろう。 自動車の修理費用の上昇 自動車に限らず物は大概の物がドンドン進化していく。自動車も例外ではなく、今や軽自動車を買う場合でも200万を超えるものも普通にある時代。塗装なんかもパールとかメタリックとか立派なものが多い。性能も向上している。なので、事故って修理するときの金額もそれなりになる。それが全体の傾向としてそうなると、保険金の支払も全体的に増えることに。 それから、ハイブリッドカーとかは、構造とか使っている部品やボディーの材質の関係からか、割りと修理代が高額になり易い傾向にあるようだ。自分の実務上での感じでもそう感じる。そして、そういう系のものが確実に増えているので、全体への影響も大きくなっていくのではないかと。 最後に というわけで、増税を除いても、普通に今後も値上がりしていくだろう。ただ一方では、自動ブレーキや自動運転車の普及。高齢者への免許の規制強化。ということも有り得るので。5年先10年先も同じ傾向が続くとも思えない。それと、今後、医療技術の進歩などで、平均寿命が140歳になるとか、死なない人間が出現するとかも一部では言われてたりもする。あと、車もPCみたいに海外から安くていいものが入ってくるようになる可能性もある。 だから、実際のところ何年も先のことは判らない。

生保協会、高齢者の保険金未請求防止のためのガイドラインを設定

高齢者の生命保険が未請求のケースについて、 以前書いた ことがあった。それについての防止策が、この程生保協会でまとめられた模様だ。NHK NEWS WEBが報じている。 生保業界 高齢の契約者への対応強化へ 生命保険協会は、高齢化に伴って保険の契約者が死亡した場合に、遺族が契約について知らず、保険金の請求がされないといった事例が出ていることから、契約の際に複数の家族の連絡先を登録することを柱にした、高齢の契約者への対応を強化するためのガイドラインを初めてまとめました。 ということで、こういった高齢者に対する対応のガイドラインは、損害保険でも同様に設定されている。これは、日本が高齢化社会である現状を考えれば当然と言えば当然だろう。また、契約は基本的には対等で、自己責任である。が、サービスを提供する側としては、ユーザーに気持良く保険料を払って貰ってなんぼなので、ユーザーの利便性や満足ということを追求することは当然だろう。 ただ、あまり、サービス提供側が過剰に、ある種面倒を見るような形は、人間の自立という意味においては、必ずしも望ましいとは言えない。しかし、現実的には、便利で利用し易いものが好まれるので、これは必然的な流れと言えよう。

ついに来年から相続税増税がスタート!対策も含めて中身を解説するよ!

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ついに来年から相続税の増税がスタートする。(2015.1~)この改正が決定してから、相続に絡んだニュースが多くなった気がする。先日は、銀行が相談窓口をネット経由で設けるというのをニュースで見たし。 相続と言えば、 税金と財産 の分け方である。で、今度増税になるというのは、具体的には、こんな感じ。 ちなみに、この表は、 国税庁のサイト からお借りしました。 というわけで、税率自体も上の方は上がるわけだけど、そういうのに該当する人は本当に一部。なので、実際のポイントは次の方。 こちらは、良さそうなのがあったので、 ザイ・オンライン さんからお借りしました。で、今度これまでの控除枠の 6割 になってしまうと。なので、税率の問題よりも、これまで、控除枠の中に入っていた人が、出てしまう人が増えてくるという問題の方が、件数という意味では大きいだろう。 で、良く相続の対策に活用されるのが生命保険。理由は、 ・非課税枠があること ・受取人の指定が出来る という点。あと、借金が多い場合に、相続放棄をする場合でも、生命保険金という形にすることで、遺族にお金を渡すことが出来るという機能もあるが。 具体的な解説 非課税枠について は、生命保険金の場合、 500万円×法定相続人 数分が 非課税 となる。従って、預金などで持っておくよりもかなり有利だ。ちなみに、まとまったお金を直ぐに生命保険化するなら、一時払型の終身保険がピッタリである。 次に、 受取人の指定について。 そのまんまなのだが、生命保険ではなく、預金などの通常の財産の形で残した場合は、法律の規定に則って、財産を分ける必要がある。遺言(ある場合)だとか、遺産分割協議だとか。遺言も公正証書など、きちんとしたものならいいだろう。 しかし、そうでないと、その効力について争うことになったり、そもそも無効であったりと面倒なことになることも少なくないようだ。。。それが、生命保険で残すのなら、受取人の指定が普通に出来るので、公正証書遺言とかってまでの面倒な話ではなく、契約の時に指定するだけなので簡単なのだ。 最後に いかがだっただろうか?そもそも、相続税の課税対象になる人は、本の一部だったわけだけど、今回の改正で、少しだけ増えるようではある。だから、まだまだ一部であるのだが、相続でトラブルになるのは、残された人にとっては大変迷惑な話。そして、死ん

株主代表訴訟などに備える社外取締役に対して補償する特約が新発売 改正会社 法の施行でますます重要に

役員賠償責任保険:社外取締役を補償する特約登場 損保ジャパン日本興亜が社外取締役の賠償責任を別枠で補償するための特約を12月から発売するようである。毎日新聞が報じている。記事によると、 株主代表訴訟などに備える会社役員賠償責任保険で、社外取締役に対する補償を別枠で設定できる特約 ということ。社外取締役を選任しない企業に株主総会で理由を説明するよう義務づける改正会社法は、来春に施行される予定だそうだ。それと、今回の特約は、現状、企業が加入している役員賠償保険の補償限度額では、不十分なケースについて、別枠で補償する形をとるのだとか。 同社は「備えがあれば、社外取締役の就任を依頼する際に役立つ」とアピールしている。 ということで、これは率直にそうだろう。つまり、車を運転するなら、自動車保険!みたいな話である。そう考えると、賠償保険もキチンとしていないような企業の取締役は引受けたくないと考えるのも当然だ。訴訟社会化が進む昨今、自動車だけでなく、高額事例が出ている自転車、その他こういった、仕事などに絡む各種の賠償保険はもはや必須の時代になったと言えるだろう。

年末調整の季節になって問合せが結構あるので『保険料控除』について解説する よ!

今年も残り僅かとなり、段々と年末調整の時期に入って来た。そのせいか、近頃立て続けに地震保険の方しか届いていないんですが・・・。という問合せがあったので、その辺のことといくつか書いておくことにする。控除証明書は、通常、10月とか早めに送られてくる。 現在の保険料控除の種類 火災保険の方が届いていないのですが!?という問合せが立て続けにあった。なので、まずは、現在認められている保険料控除の種類を説明しよう。現在は原則、 ・地震保険料控除 ・生命保険料の各種控除 の大きく分けて 2種類 のみである。そう、なので火災保険はもうずーーっと前から原則無いのだ。だから、届かないのは当たり前。笑 ただし、例外的に以前あった損害保険料控除の経過措置として、要件を満たす積立型の損害保険は、控除の対象となる場合がある。 それについて、詳しく知りたいという場合は、 この辺 とか、 この辺 あたりを参考にするといいだろう。 初年度は証券に付いているケースもある 自分のところの火災保険の場合、契約期間が複数年だと初年度は、保険証券に付いていて、翌年の分からは、郵送というものがある。ちなみに、同様のタイプで一年契約の場合は、毎回証券に付いている。 なので、そういった場合は、今ぐらいの時期に別に届くわけではないのだ。このケースの問合せも結構多い。 控除証明書を再発行したい場合 紛失や見当たらないなどの場合は、保険会社や担当の保険代理店に電話をしましょう!で、無いので再発行をお願いしますと言えば、普通は送ってくれる。非常に簡単。届いていない場合も同様。 最後に いかがだっただろうか。保険業界で仕事をしていると、ある種この時期お馴染みの問合せではある。まあ、特に気にしない人は、担当者などに問合せれば済むのだが、気にする人は、知っておいた方が恥をかかなくて済むだろう。実際恥でもないけど・・・。

損害保険ジャパン日本興亜で犯罪保険を本格販売するって

社員の犯罪を保険で補償 損保ジャパン日本興亜、最大10億円 一体どの程度の損失まで、カバーされるのかは知らないが、社員などが、何かやらかした場合の損害を補償する保険が出るらしい。日経新聞が報じている。 というか記事によると、本格販売という表現になっているので、元々あることはあったのかもしれないが・・・。補償は最大で10億。横領や詐欺などの各種 犯罪 により、その企業が被った損害を補償するという話だ。  損害保険ジャパン日本興亜は、社員による横領などの犯罪で企業に生じる損失を補償する保険を今月から本格販売する。支払限度額は最大10億円に設定する。 パートなどの臨時雇用を含む従業員の犯罪で企業に損失が生じた場合に保険金を支払う。上場企業やその子会社、一定の信用力のある企業を対象とし、金融機関を除く全産業をカバーする。横領や詐欺、背任、窃盗、強盗で企業が被った損害を補償する。 ちなみに、自分のところは、ここの保険会社と取引があるが、こういった話は知らなかった。まあ、こういう保険の需要がありそうな会社を顧客に持たないからだろうが・・・。 それよりも、犯罪でというのがポイントである。従って、昨今ありがちな、ソーシャルメディアによる炎上で企業イメージが悪くなるなどして、損失が出た場合も犯罪でなければ対象にならないことになる。例えば、うどんチェーンの丸亀製麺で、ザルうどんのザルの裏にカビが生えていた事件とか。 しかも、横領とかが多い金融機関は、引受対象外ということだし。割りと聞くのは、車屋さんとかハウスメーカーとかが、客からお金を領収して、トンズラという話。しかし、これも今はそういうことを防止するために振込以外受け付けない体制をとっているのが通常だ。ただ、少し前に、虚偽の領収書を作成し、客から自宅の建築費用の一部を領収し、そのままドロンということがあったのを、業界の人から聞いたことがあった。 そう考えると、金融機関以外の全産業ということなので、保険料次第で一定の需要はあるかも知れない。

楽天が会員に、ガン保険のプレゼントを始めたよ

楽天がなんかおもしろいこと始めたので、記事にしておく。ちなみに↑の画像はWikipediaさんからお借りしました。 楽天、「ガン保険」を会員に無料提供! – 見舞金5万円、保険料は楽天が負担 内容は、会員にタダでガン保険を提供するというもの。楽天が契約者になって、保険料を負担する。保障内容は、記事によれば、ガン診断給付金が5万円となっている。期間は1年。対象者は今後順次広げていく計画ということ。 ガン(悪性新生物)と診断されると、見舞金として「ガン診断給付金」5万円を受け取ることができる。 楽天は、実際、企業としては、いろいろ言われている。しかし、新しい会社なので、古い感じの業界である保険業界に新しい風を吹かせることが出来るかもしれない。実際こういった、保険のプレゼントみたいなものは、これまでに全く聞いたことがない。なので、おそらく初めてのことなのだろう。あ、ただ、クレジットカードに旅行保険とかが付いているケースはあるので、それに近いかもしれない。 保険業界は、自由化されたと言っても、あまりどこも変わり映えしない。それが、こういった新しい会社の影響で、今後、少しでも良くなって行くのなら大変良いことである。ただ、少し気になるのが、何かと規制の多いこの業界で、こういったことをやることが、法的に問題ないのかという点だ。 おそらく、事前に弁護士等に確認しながらやっているはずであるが、結構きわどいところで攻めているのではないだろうか。いくら、楽天生命と楽天が別法人と言っても・・・資本的には同じようなものだろうし。ということで、当局や場合によっては裁判所の判断により、今後違法と認定される可能性は少なくないかもしれない。

火災保険を請求するときに気を付けるべき主なこと

もし自宅が「火事」にあったら・・・「保険金」を確実に払ってもらうための注意点 大分昔ならいざ知らずとも、ここまで今時、保険会社に対して警戒感が強いというのも少し驚きである。記事は、火事で家などが焼けた場合に、火災保険の請求をする場合のことがでている。そして、その場合に、保険会社に対して気を付けたい点が書いてあるのだ。 自分は、実際に顧客をサポートする立場にある。そして、意見を言うことはあれど、保険金の支払に関する最終的な決定権は持ち合わせていない。しかし、それでも実際の実務に関わっている者としては、ここまで、ある種泥棒的とも言える、隙あらば、保険金を払わないようにするような姿勢のようであるかのように、保険会社側のことを書かれると正直違和感を感じる。 加えて、何も理由が無ければ、こう言ったことを言われることは、まず無いであろうことを考えれば、少なくともそう言ったことを言われるだけの理由があるのであろう。 で、ここからは、自分からの、こういった火事などのケースでの保険金請求に関して、実際どうなのか、傾向も含めて、気を付けたいことを書いてみる。 保険会社の調査について 表面上は、『保険金を支払うために必要な手続です』という名目の調査ですが、私の経験からいえば、こうした調査は『保険金を支払うためというより、保険金を支払わなくて済む理由はないかを調べている』と感じられる場合がかなりあります 保険金請求をするときには、必要に応じて、保険会社(保険会社が手配した調査会社含む)から、調査が入る場合がある。その際のことを↑では、述べておられるのだろう。これは、かなり残念過ぎるコメントだ。もちろん、保険会社に勤めている人間や、手配した人間も、神様仏様ではないので、実際、個人差はあるだろう。しかし、こんなことを言われてしまうようでは、保険会社は相当反省しなければならない。 ただ、自分として、言えることは、まず考えられないということに尽きる。 保険会社とやりとりをするにあたって そうですね。保険会社とやり取りする際には、念のため会話を録音しておくほうが良いでしょう。 あとは、この点。これも意見を求められた弁護士としては、取りあえずこのような形を取っておいた方が無難と考え、こういったコメントを出すということは、その立場を考えれば理解できる。しかし、客を満足させてなんぼの保険会社と考えると、全

今時の保険には、実はその保険以外のいろいろなサービスが付いていたりするの を知っていますか?

保険を契約していると使える保険以外の付帯サービスについての記事があったので、取り上げてみる。 【自動車保険ガイド】意外と使える! 損保の“契約者向けサービス” みなさんは、保険を契約していると様々なサービスが利用出来たりすることをご存知だろうか?これは、パンフレットなどを丁寧に見たり、そう言った説明を受けたことがない人はおそらく知らないだろう。なぜなら、まだそこまで一般的ではないし、特別楽しいことではないからだ。 その保険会社よって違うことなので、何保険に何が付いているという話は出来ない。が、割りと今時は、いろいろ付いていたりすることが多いのではないだろうか。自分のところで取り扱っているものでも、生命保険にしても損害保険にしても結構付いていたりする。 例えば、 ・ロードサービス(JAFみたいなサービス) ・玄関の解錠 ・水回りの応急処置 ・法律相談 ・税務相談 ・医療相談 ・労務相談 など、結構いろいろある。相談後、仕事を頼むときは、有料というものもあるが、上の3つなどは、基本無料である。中でも、代表的なのは、一番上に挙げたロードサービスだ。これは、もう既にお馴染みになっている。今となっては、マイナーな感じの共済ですらついていたりするので、もうついていないところを探すほうが難しいぐらいだろう。 そして、結構実際に利用されている。自分も過去に経験が。下に挙げた相談については、おそらく自分のところには連絡が来ないので、把握していないが、おそらく、あまり利用されていないのではないだろうか。3番目は、自分の顧客では一度だけ実績がある。夜遅くに帰ったら、2階のトイレの水道管が破裂していて、1階の天井から何から水浸しだったのだそうだ。 しかし、夜遅くなので、業者の手配がつかず、自分のところに相談してきたというわけだ。で、これの説明をして、メデタシメデタシである。 というわけで、今時はいろいろサービスがついていたりするので、覚えておいて必要に応じて使ってみるといいだろう。

ライフネット生命の出口治明(CEO)さんが、生命保険料について書かれた記事 があったので感想を書いたよ

ライフネット生命のCEOである出口治明さんの生命保険料について書かれた記事が出ていたので感想を書いてみたい。 「生命保険料にいくらかけるか考えてみる」 記事には、これからの時代は、収入面について、昔とは違いどうなるか判らない。なので、生命保険料の上限を考えることは重要ではないだろうか!?というようなことが書かれていた。 これは、まあ当然と言えば当然である。出口さんとしては、割安な保険料でライフネットに入ると良いよ!ということを多少PRした意味もあったのかもしれないが・・・。それはさて置き、まずは、そもそも論として、各自が生命保険にどんなことを期待して入るのか?といことである。 確率的には低くても、経済的な不測の事態に対応するための準備手段。という意味で、生命保険を活用するのだとすれば、どうなるか判らないから、どのぐらいにという発想自体がよく解らない話だ。たしかに、途中で払えなくなって、必要なのにやめざるを得ないようになるよりは、出来るだけそうならないように設計することは重要だろう。 しかし、先のことなど誰も判らないのである。判らないものに対してはそもそも考えようがない。しかも、あまり少なくしたら、本来の目的が達成されなくなってしまう可能性も普通にある。 というか、そもそも 生命保険 と言うのは、 借金ではない 。借金であれば、払えなくなったからと言って、途中でやめるということは、破産申立などの特別な手段を除いては、原則出来ない。しかし、生命保険の場合は、契約の途中で 解約や保障の減額 ということが、普通は出来るのだ。従って、ある程度融通が利く性質のものなので、初めから予測不可能なものについて、あれこれ考える必要はないのである。 なので、本当に必要と判断した額を入ればいいというのが基本的な話。払えなくなったら、保障を減らせばいいだけだし、最悪はやめれば、その分の支出は減るのだから。それと、現状の生活を維持するためという前提で入るのなら、収入が減れば、遺族の生活費のために入っている保険は、必要保障額がその分減る。なので、保障額の減額を検討するということは、当然の選択肢の一つなのである。 ただ、気を付けたいのは、保障を減らすことは契約上難しいことではない。しかし、増やすとなると、普通に診査をして追加で加入するような形になるのが通常なので、そこは充分理解したうえで、判断をす

危険ドラックを吸引し事故を起こして逮捕!?ホント最悪。。。この場合の自動 車保険の取扱も含めて解説するよ

非常に残念であり腹立たしいニュースを目にした。 危険ドラッグ吸い運転か 物損事故、福島の男逮捕 二本松署 福島市の除染作業員の男性が危険ドラックを吸引して車を運転し、事故を起こしたというものだ。男性は道路交通法違反で逮捕された。ちなみに、逮捕者は県内で同様の例では2人目だそうだ。。。 今回は、物損事故となっているので、人の被害は出ていないことになる。しかし、国道4号の中央分離帯にぶつかったということなので、交通の混雑はあっただろう。そして、今回結果として、物損事故で終わったわけだが、こういうことが続けば、人身事故が発生する可能性も当然ある。 ホント、想像しただけでも最悪。こういうとき、必ずぐらい売っていたから悪いみたいに言う人がいる。もちろん、腹ペコの状態で、目の前にご馳走があったら、食べたくなる気持ちも解らなくはない。しかし、それはとても極端な話だし、ルールはルールなので、ダメなものはダメなのである。(ここ重要!) そうしなければ、他人にも迷惑をかけてしまうし、法治国家として機能しなくなるのだ。しかも、種類としても、とても悪質な迷惑。。。最悪。というわけで、絶対にあってはならないことだ。 自動車保険の取扱 ちなみに、一般論として、この場合の自動車保険の取扱は、 ・相手に対して(賠償)は、通常通りOK ・人身傷害保険や車両保険など、自分の方の保障は× となる。酒飲み運転なんかも同様であるが、今のところは、相手に対してだけは、救済という意味でOKにしているというのが建前。昨今の暴排なんかでも同様である。