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10月, 2013の投稿を表示しています

生命保険はムダに高い保険料を支払っている人が多い

このエントリーでは、世の中の多くの人が無駄な保険料を支払っていて、その保険を定期的にチェックすることの重要性や合理性について書いたものです。なので、少しでもお金(保険料)のムダをなくしたい人はご覧ください。   1.それだけ生命保険にそれなりの金額を支払っているということ 生命保険の見直し相談を受ける場合に良くあるのが夫婦仲良く同じような内容に加入しちゃっているケースです。 あ、別にいいんですよ。それがご本人達の希望を満たすものなのなら・・・。 違いますよね。 わたしがこれまでに相談を受け、実際にコンサルティングをしてきたケースで、夫婦仲良く同じような内容のままで、納得されたケースはありません。 それは、大半の夫婦で収入が違うからなのです。 従って、本来の必要保障額からみると旦那さん少な目、奥さん多目というケースが少なくありません。 それともう一つ。これもこれまでの全てのケースでそうでした。 コンサルティングをすると、かなりまとまった金額の保険料が安くなりました。 そうですねー。月の保険料で、万単位の人も珍しくありませんでした。少ない人でも5,000円ぐらいとかは安くなりましたね。 それだけみなさん生命保険にそれなりの金額を支払っているということなのですよ。   2.相談を受ければたいがい安く出来ちゃう それともう一つは、高い保険会社に加入しているのです。 率直に言って、保険も自由化されて以来、各社内容も料金も同じではありません。 もちろん同じような感じでやっている会社もあります。しかし、それにもいくつかパターンがあるのです。 大まかに言いますと、 1.保険料の中に占める経費とかの割合が凄く多い保険会社。 2.同じくそこまで多くない保険会社。 3.同じく少な目な保険会社。 で、 3番は通販を指しています ので、それは コンサル型のサービスではありませんから少ないのは当たり前 で、別ジャンルです。 もちろん 入り方の問題 はあります。 キチント合理的に設計しなければ多くなったりするのは ある意味 当然 です。ですからその点が一つ。 それと上記で示しましたように 元々内容は同じようなものでも販売価格自体が高い場合。 この2つがポイントなのです。 で、 多くの人が データ上 1のところに入ってしまっています から、相談を受ければたいがい安く出来ちゃうんですよ。(笑)

自動車を販売していることと自動車保険に詳しいことは関係ない

このエントリーでは、割と自動車販売業者と自動車保険の関係について誤解をしている人がいますので、合理的な保険活用の一助になればとの想いから、その誤解を解くべく、実際の現実について書きました。 ですので、もしも自分が誤った認識をしていて、それを指摘されることで、保険をキチント活用できたら嬉しいなぁと思う人はどうぞご覧になり参考にしてください。それならわたしも嬉しいです。(笑)   1.全くの思い込み 割と自動車販売業者が自動車の保険にも詳しいと思っている人がいます。 そして、こんな風に聞かれたりします。 「車の仕事をしているのだから車の保険にも詳しいはずですよね?」 残念ですがハッキリ言って、車について詳しいのと、自動車保険について詳しいことは全く関係がありません。 そうですね、病院に勤めているから生命保険に詳しいとか、住宅を販売しているから、火災保険に詳しいと思うようなものです。 そう思っている人結構いたりして・・・。(笑) でもそれは、言われたことないです。   2.理解している人にとっては当たり前 で、話戻しますが、整備の経験が一定程度あれば、事故車を見て、大まかな損害額(修理代)は、判るかもしれません。 なぜなら、経験も含めて、その人の頭の中にそれに関して判断するだけの情報がある程度入っているからです。 このように人は、ものごとについての必要な情報が無ければ、キチント何かを判断したり、人にキチントしたアドバイスをしたりすることができないのです。(いい加減にならできるでしょうけれど・・・。(笑)) そんなの当たり前じゃないか!という声が聞こえてきそうですね。(笑) そうです、当たり前なのです。その辺のことを理解している人にとっては・・・。 なので、理解していない人は、「車の仕事をしているのだから車の保険にも詳しいはずですよね?」というようなことを平気で言ったりします。 それが、「車の仕事をしている」ということではなく、「保険業務を専門にやっているわけではなくても、しっかり必要な勉強や経験があれば車の保険にも詳しいはずですよね?」ということなら理解できます。   3.はじめから聞きたい答えは決まっていたりする ただですね、人は肯定されたいものです。その人が本気で意見を求め、本気でその意見を参考にしたいと思っているような人で、キチント聞く耳があるのでしたら、ハッキリ無

保険は運用に向かない ~ 養育資金の積立は学資保険以外で考えよう ~

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今回は、学資保険について珍しいニュースもありましたので、そのニュースについての若干の解説と養育資金を積み立てる手段としての学資保険についての意見を書いてみました。 学資保険のことに関心がある方は読んで参考にしてみてください。 学資保険元本割れで和解成立 住友生命、差額返還 住友生命保険(大阪市)の学資保険をめぐり、保険料の払込総額(元本)より受取額が少なくなったとして、大阪市の契約者が元本割れ額の返還を求める訴訟を起こし、大阪高裁で和解が成立していたことが28日分かった。会社側が返還する。契約者は「外交員の説明が不十分だった」と訴えていた。 問題の商品は「ちびっこライフ」。契約者の男性は1992年と95年に計2件、いずれも18年満期で契約。契約前に提示された書類には、受け取り想定額「約430万円」「約302万円」と記載されていたが、実際は計約42万円少なかった。 2013/10/28 11:11 【共同通信】 1.異例のケース 昨日から、このニュースを様々なニュースサイトで見かけます。 保険会社がこういった形で和解するのは異例ということです。また、わたしの中の情報でもこのようなことは聞いたことがありません。第一このようなトラブルに発展したことはありませんので。 2.保険会社が和解に応じたワケ(予測) あくまで予測ですが、今回、保険会社が和解に応じたのは、おそらく強力な証拠があったからでしょう。例えば、当時のメモであるとか、当時手続きを担当した人が法廷で証言したとか、設計書の表示が極めて不適切で、元本保証があると大半の人が理解するだろうと判断できるような表示だったことが裁判の中で客観的にでてきたとか。 3.でなければ、契約の意味がない じゃなかったら、絶対に和解に応じるわけがありません。でなければ、契約の意味がない。そして、返す理由も無いわけですし、今回和解ですが、結審して判決でた場合でも、裁判所が保険会社から返還するような判決を書くはずがありません。 4.変動型のものでなければ初めから決まっている 詳しく書いてませんけど、今回の商品は変動型だったのでしょうね。ですから、株式のように将来どうなるのかそもそも判らない商品だった。そうでなければ、意味がわかりません。変動型のものでなければ、初めに契約した段階で、基本的な受け取り総額が決まっていますからね。 5.今後の懸念

地震保険の一度保険金の支払いを受けた後の取扱について

割と3.11以降、地震保険についての質問を受けることがあります。 今回は、その中でも多かったものについて書きました。 地震保険について、興味のある方はご覧ください。   1.一回保険金を受け取ったら終わりなんですか? この見出しのような質問を何度も受けました。 それはそうですよね、一度で終わりなら入る意味ないですものね。   2.分損の場合 いわゆる分損(半損または一部損)の場合には、約款上一度の支払いで終わりではなく、何度でも補償は続く(保険金が支払われる)こととなっています。むしろそうでなければ入る意味がないですよね。   3.必要な修繕をしていることが前提 しかしそれは、ある程度必要な修繕をしている前提になります。 従って、必要な修繕をしていない場合は、そのなりでの補償となります。例えば、一度、一部損での支払いを受けていて、修繕をする前に再度地震により損害を被った場合、事故前からそもそも一部損状態にあるわけです。従ってその場合は、半損以上に認定された場合に、最初の一部損により受け取った保険金を差し引いた金額が支払われるのです。   4.地震保険の支払われ方 地震保険の支払いパターンは、所定の損害の程度に応じて4パターン。   1).全損   ⇒ 保険金額(補償限度額)全額 2).半損   ⇒ 保険金額(補償限度額)の半分 3).一部損 ⇒ 保険金額(補償限度額)の5% 4).無責   ⇒ 0円   5.具体例 上記3の必要な修繕をしていないケースの例。 保険金額:1,000万円 初めの事故で一部損により受け取った保険金:50万円 2度目の事故で半損になった場合、必要な修繕をしていないため、2度目の事故時は、完全な状態ではありません。従って、既に一部損状態にあるわけです。そのため、本来半損の場合は保険金額の半分が支払われますから、この例で必要な修繕がしてあった場合は500万円が保険金として支払われるのです。しかしこの例は、必要な修繕をしていませんから、一部損の分である50万円を引いた金額である450万円が支払われます。   6.全損のケース 全損の場合は、約款上契約が失効となります。従って、一度解約の手続きをしたうえで、再度契約する必要があります。 ただし、全損の認定を受けた場合は、分損のケースとは違い、修繕をしていないうちは契約をすることができません。(仮に、

医療共済を活用するうえで絶対に気を付けるべきこと

今回は、医療共済を合理的に活用していくために特に気をつけるべきことを書きました。現在加入中、またはこれから加入予定の方は、参考にして下さい。   1.年齢が違くても値段は同じ 医療共済は、年齢がいくつ~いくつまでの人は、この内容で、値段はいくらと決まっています。 従って、例えば5歳の子どもでも、15歳の子どもでも同じなのです。   2.通常の保険会社は年齢ごとに違うのが常識 これは、医療に関する保障以外でも生命保険全般について言えることです。医療保険を含めて、生命保険は、同じ保障内容であれば年齢ごとに値段が変わります。これは年齢ごとに、保険金を支払う確立などが異なるからです。つまり、保険料が公平に設定されているのです。   3.医療共済は不公平 これに対して、医療共済は、上記1で触れましたように、年齢ごとに細かく値段設定がされておらず、かなり大きく区切られています。子ども、現役世代、現役引退世代みたいな感じに。 そのため、子どもの場合でもそうですが、例えば50歳でも30歳でも同じなのです。 つまりですね、年配になってから入る場合は、値段的にお得感がありますが、加入年齢が、加入が可能な一番はじめの年齢に近ければ近いほど、損な制度なのです。 例えば、みんながみんな加入が可能な年齢に初めから加入していて、ずっと加入し続けていくのであれば、お互い様なわけです。 しかし、必ずしもそうではありません。 従って、良く考える必要があります。   4.保障内容 通常、医療共済の掛け金は、現役世代のプランに加入していて、年とともに満期になり、次の引退世代のプランに切り替えてもほぼ値段は上がりません。これは、制度の常識から言って、おかしいのです。年齢と共に病気にかかるリスク、つまり、保険金を支払う確立が高くなります。にもかかわらず、同じような値段では、制度がもたないはずなのです。 ではいったいどういう仕組みになっているのでしょう? これはですね、言われてみれば当たり前のことなのです。そうです、値段を上げないということは、 中身を少なくしている わけなのですよ。 これから、本番というときにね!   5.キチント理解したうえでなら使い勝手はある ですから、戦略的に利用するのは、いいでしょう! 例えば、年齢がある程度年配になったけれど、保険に入っていないとかですね。例えば、55歳とかでも20歳

保険の契約を頼むときに気をつけたいこと

Googleアラートのフィードから以下のような記事が届きました。 内容は、信頼できる人に出会えて良かったという内容でした。 しかし、気を付けたいところがありますので、その辺を書いてみます。 以下、引用。 (*・●・)損害保険の約款オタク 保険スペシャリストと話する – (謝^o^謝)誰もあるが自分で気づきにくい究極『認められたい欲』 – Yahoo!ブログ 夏に紹介され 前から会って話がしたいと思っていた 損害保険代理店の社長さん 通称 約款オタク 火災保険とがん保険の相談を しました。 損害保険を見直し 変えることにしました。 私も保険は勤務していたし 共済も全労済に勤務していたので だいたいのことはわかるけど 約款を暗記レベルまで熟知 おかしいところ本社に指摘 結果、本社が約款内容に その方の指摘を加え変わった いるもんですね。 損害保険のスペシャリスト かなり参りました(¬_¬) こういう方から加入している保険は 何か起きても安心 ☻ 保険はいつ変えてもいいように 年払いでしてが 全前払いするわ☻ ということでですね、まずは、信頼できる人に出会えたことは、率直に良かったでしょう。 ただ、気を付けたいこととして、約款を暗記しているレベルがどれほど重要なのか?ということなのです。そもそも約款を暗記しているレベルとはなんなのか分かりません・・・。 制度の内容や保険契約上の双方の権利義務をしっかり理解しているということと、書いてある文字を暗記しているということは、必ずしもイコールではなく、本来、保険業務を行うえで、 重要なのは暗記ではなく、理解していること なのです。 単に言葉のあやならいいのですが・・・。 そして、ポイントは、 当然最低限必要な知識は無くてはなりません 。そこがクリアされていることは、もちろん大前提なわけですが、あとは、その人の 人間性が特に重要 なのです。 考え方 とか、 責任感 とか、 誠実さ 、と言ったものです。 そこが担保されていなければ、いくら詳しくても、自分の利益にかなう提案や助言をしてもらえるとは限りません。 その契約約款に詳しい = 人間性が良い、といことは全く関係ありません ので・・・。ですから、 単に詳しいだけで、悪徳なケースだってあるでしょう し、 約款内容を良く知っているだけ で、 提案力や良い助言をするための発想力がな

人身傷害があれば搭乗者傷害はいらない

搭乗者傷害 顧客の方から自動車保険の搭乗者傷害特約について割りと多くお問合せをいただきます。 理由は、保険証券に「搭乗者傷害」という欄があり、その特約を契約していない場合、「補償されません。」と表示されているからです。 以前にも書きました が、わたしは、搭乗者の補償(契約自動車に搭乗している人への補償)は人身傷害保険のみを提案しますので、搭乗者傷害は、提案しないのです。   保険料のムダ 理由は、合理性の観点からはムダだからです。そして、人身傷害保険では、通常必要と考える充分な補償と機能があります。ですから、わたしが提案理由を説明するとほぼ100%近くの方が、その案で契約されます。もちろん、人によっては、合理性の観点ではなく、好みで搭乗者傷害も希望する方も存在します。   あくまでも好み ただそれは、好みの世界なのであって、事故の発生確率、自動車保険に多くの人が期待すること、本来の制度趣旨ということに鑑みれば、必要な補償を合理的に保険で準備するという観点からは、必要なものが100だとすれば、それを超える補償を契約することに他なりません。   大盛無料ならいいですが もちろん、そうした場合、料金は余計に負担しなければならないわけです。どこかのラーメン店のように大盛無料ということでしたら、とりあえず無料にするのもいいでしょう。損害保険制度の趣旨は別にしても、保険ですから、対象となる事故があれば保険金が支払われます。もしも無料なら補償が多いに越したことはありません。 しかし、当然有料ですから、満腹にすることが目的だとすれば、普通盛りで満腹になる人が、無理に料金を支払ってまで大盛を頼む必要はないのです。   「搭乗者傷害 : 補償されません。」 ということから、他所さんは分かりませんが、わたしどもの顧客の契約は、搭乗者傷害は契約していない人が大半です。なので、大半の顧客の保険証券が「搭乗者傷害 : 補償されません。」みたいに表示されますので、中には、「あの~、搭乗者はでないのですか?」や「搭乗者もでるようにするといくらかかるのですか?」のようなお問い合わせをいただくようになるのです。   許可がおりなかった 先日などは、勤め先の駐車場を使用するにあたり、会社に手続きが必要ということで、「搭乗者傷害 : 補償されません。」みたいに表示されていたがために、会社に出す申請用紙の搭

【感想】示談交渉人―交通事故の恐るべき舞台裏 吉田透

 大まかな内容 この本はですね、主にある個人の損害保険代理店が関わってきた、事故の示談交渉や損害保険会社に関することが書いてあります。   率直な感想 ここ10年以内とかでは考えられない この本は、類としては〇〇の事件簿的な感じの本です。細かく幾つもの話が書いてあります。 ただ言えることは、相当昔のことが書いてあるといった印象を受けました。 理由は、後にも書きましたように業界人の常識からすると考えられないようなことが書いてあるからです。   弁護士法72条に違反している疑義 本書著者は、示談交渉はサービスの一環と捉えているようでした。そして、通常ほとんどの保険会社が公式にその業務を委任しているところは無い点や弁護士法72条についても触れられていたのでした。 弁護士法72条では、要件を満たす人以外が、報酬を得る目的で、反復継続的に代理行為などを行うことを禁じています。禁じている程度としては、紛争状態になっているものとする立場と、全般的にとする立場があります。また、報酬を得る目的については、直接受け取らなくても、無償でそれを提供することで間接的に利益を得るような場合も含むとするのが有力な説です。 ですが、本書著者の主張では、報酬を受けとらずに無償でやればなんら問題はない。それもサービスのうちと考えている。ということでした。しかしそれは、良く面倒を見てくれるから契約を頼むという顧客も当然存在するはずですから間接的に利益を得ていることになります。また、そのようなエピソードも本の中身にありました。従って、弁護士法72条に違反しているという疑義が強くあります。   誤解を招きかねない わたしは、裁判官ではありませんし、捜査当局でもありません。ですが、同業者として言えば、この本の内容は、一般の方に誤解を招きかねません。 人に喜ばれるからと言って、運転免許を持たないものが、顧客の送り迎えをしたらいかがでしょうか? これを称賛する人はまずいないでしょう。 この本に書かれていることも同じことなのです。   損害保険事業と役割分担 そして、一番懸念することとしては、一般の方が勘違いをし、損害保険代理店は普通に示談交渉をすると思われることです。そう思われてしまったら、やらないことがとんでもないみたいな認識になりかねません。また、何もしてくれなかった・・・。みたいに思う人も普通にいるでしょう

生命保険でお葬式代を準備する場合の妥当な金額

生命保険でお葬式代を準備するケースは、非常に多いです。そして、その多くは、終身保険を活用して準備をしておくケースが圧倒的です。 終身保険は、保障が一生涯続きます。ですから、保険料を払い続けていれば必ず保険金が受け取れるのです。そういったことから、終身保険はお葬式代の準備に大変適しています。 さて、今回はそのお葬式代の準備に終身保険の加入を検討する際に設定する金額について解説します。   これまでの相場 これは地域により差がありますが、以前ですとわたしどもの地域では、一般相場として300万ぐらいあれば、香典もある程度あるのでお墓代から何から、ある程度の一通りの費用を賄えると言われていました。ですから、お墓が無い人は、終身保険を300万、お墓がある人は、同じく200万で考えるのが定番でした。   近頃の傾向 しかし、昨今の傾向として、ひっそりと葬儀をされるケースも増えているのです。そうなってくると話が大分変わってきます。   葬儀費用の最低価格 ある葬儀業者によれば、本当にシンプルなやり方ですと、13万程度からメニューがあります。また、ショッピングモールなどの事業を大規模に行っているイオングループでは、「イオンの葬式」というサービスを、20万ぐらいから行っています。他にも大手ではありませんが、17万程度からやっているという企業のニュースも見ました。   妥当な保障額 そうなってくると大分人により状況が変わることになります。 自分は、ひっそりとやればいいし、お墓もある。あるいは、お墓は無いけれど地方自治体の共同墓地とかでいい。という感じの場合は、13万から20万。少し余裕を持つ場合は、そこに10万とか20万ぐらいをプラスした金額で間に合うことになります。   保険料(料金) 終身保険というのは、その性質上、決して安いものではありません。もちろん年齢により変わるわけですが、300万ですとか500万という金額ですと、それなりのまとまった金額を支払っていくことになります。 しかし、状況や好みによっては、保険で準備するまでも無いような金額だったり、保険で準備するにしても50万とか100万程度なら、保険料はかなり少なくて済みます。例えば、30歳前後の人でしたら、わたしが取り扱っているものですと100万円の終身保険で月々にすると1,000円ちょっと、50万円ならその半分ぐらいで準備で

火災保険も値上げへ、上がる前にお得に見直そう!

火災保険料、3~5%値上げへ 自然災害増え収支悪化 朝日新聞デジタル 10月23日(水)7時38分配信 火災保険料が、2015年度にも3~5%程度値上がりする見通しになった。自然災害などで保険金の支払いが増え、損害保険会社の収支が悪化しているためだ。すべての建物について値上げするのは、1998年の保険料の自由化以来初めて。家計にとっては、来年4月に消費税率が5%から8%に上がることに加え、さらに負担が増えることになる。 火災保険は、火事や自然災害などで、家や、家具などの家財に損害が出たときに、補償する保険だ。 保険商品でいくら保険料をとるかは、第三者機関の「損害保険料率算出機構」が算出している。各社の保険の収支状況をもとに、毎年基準となる保険料率を見直している。この料率をもとに、損保各社が実際の保険料を決める仕組みだ。 同機構は今年11月末以降に決める火災保険の料率について、3~5%程度引きあげる方針を固めた。ここ数年、台風が増えているほか、ゲリラ豪雨、竜巻などの災害が多くなっており、損保会社の保険金支払いが増加しているためだ。 朝日新聞社   まだ報道ベースではありますが 昨夜から火災保険の値上げのニュースが数多く見られます。 まだ、我々の取引をしている保険会社からの正式な発表はなく、現在来ているコメントとしては、「まだ、決定していません。」ということでした。 ただ、いくらか上がることは間違いないでしょう。   理  由 理由は、ニュースにもある通り、昨今、災害による支払いが増えているからです。 詳しいデータを見たわけではありませんが、明らかに大規模な災害が増えていると感じます。 むしろ、これだけしょっちゅう避難するほどの台風で大雨が降ったり、竜巻、強風ということがあれば、値上げにならない方が、違和感があります。ただし、火災保険は、一般に都道府県単位で保険料率が設定されますので、上げ幅は一律ではないでしょう。   値上げ前に長期に契約するのがお得 ということで、報道ベースでは、2015年度にも損害保険各社が値上げに踏み切る見通しであることを報じています。従って、確定し次第、その前に時期を見て長期に契約しておいた方がお得でしょう。 また、地震保険については、 以前書きました ように来年(2014年)の7月に値上げが既に決定されています。従って、そちらも含めて値上げ前

自分の火災保険を更新、見直したら大分安く済んだ

以前わたしの自宅の火災保険が更新の時期で、大幅に見直そうと考えていると書いた ことがありました。 そして、先週それを実行し、無事に手続きが完了しました。 最終的な保険料は、前契約と同水準で更新した場合の半分弱になりました。 これは、ある程度納得感のある内容で、こうなったわけですから、率直に嬉しいものです。   【検討したこと】 1.補償の範囲 火災保険なので、対象になるのは火事だけだと思っている人もいるぐらいです。しかし、その範囲は、様々な種類があります。ですから、その状況に応じて、不要と判断するものを削除することは、有効な見直し方法の一つです。   2.補償額 ここは、対象となる事故があったときに、受け取れる最高額です。発生確率や現実的な必要額を検討すれば見直せる場合は少なくありません。   3.免責 最近では、解り易いように「自己負担額」などと表記している保険会社もありますね。これは、保険金を支払うにあたって対象とならない金額のことです。分かりやすさという点では、0円にしておいた方が1円から補償されますから、分かり安くていいです。しかし、ここも発生確率や本来の趣旨を考えいくらか設定することで、合理性が増すのであれば検討に値するところです。   4.細かいところ その目的によっては、不要と思えるものもあったりします。今回は、いわゆる「持ち出し家財」と言って、外出先での家財の補償が廃止となり、別途特約でカバーするよう約款が改められました。それに伴って、これまでそこだけやらないということができなかったのが、できるようになりまして、料金的にそれなりのウェイトがありましたので、そこをどうするか検討しました。   【実施したこと】 1.補償額 これまでの半分で充分であると判断しましたので、建物・家財共に半分に減額しました。   2.免責 免責金額としては大した大きさではなくても、設定することで料金的には結構影響がありましたので、3万円を設定することとしました。   3.細かいところ 検討した結果、自宅とその家財がメインであり、料金的にもそれなりの金額であることから、その特約をつけないこととしました。   【検討したが実施しなかったこと】 補償の範囲 補償の範囲については、水災など、わたしの自宅の立地からすると不要と考えられるものもありました。しかし、契約の規定上水災を削除す

良い保険の相談相手の選び方

これまでに何度も、保険は相談相手選びが重要、保険は相談相手選びが重要と書いてきました。 しかし、正直どうやって選んでいいのか困るとい人もいるでしょう。 なので今回は、そういう人のために具体的にどういう基準で判断すればいいか参考となる具体的基準を書いてみます。   【相談相手の判断基準】   1.相談し易さ ここは重要ですね。いくら知識や経験が豊富でも話辛くてとてもじゃないが相談出来ないような関係では、その知識や経験が豊富な意味がありません。だからと言って、全然何も知らない人でいいというわけではもちろんありません。要は程度問題で、ある程度の総合力はあることが前提です。その上である程度相談しやすい人ということなのです。   2.依頼人の利益を考え、時には、合理的な内容を提案すると、保険料が安くなる(相談相手側の手数料(儲け)が減る)ような場合でも、積極的に提案してくれるかどうか。 以前、実際に相談を受けた中で、何度頼んでもオーダーしたようなプランを作ってくれなかった人がいたという話を何件か聞きました。なぜかと尋ねたら、その人は儲からないのでダメだと言われたのだそうです。 ならば、初めからそういう方針であることを伝えるべきですね。 当然そんな人に相談してはダメです。それを言われるか、ちゃんとオーダーに沿った形のプラン作成をしてくれないと判断したら、即刻、別な相談相手を探しましょう。   3.頼んだことをスピーディーにやってくれるか 昔から、「時は金なり」といいますね。人生の時間は有限なのです。 頼んだことを何の連絡も無くいつまでもやってくれないような人は、要するにやりたくないのです。 相談相手の変更が必要ですね。   4.何かについて意見を求めた場合には、言い辛いようなことでも真摯に意見を言ってくれるか 「名医であれば必ずしも流行るとは限らない」ということはしばしば言われます。患者さんのことを思えばこそ、時には辛い治療を提案せざるを得ないことや、言い辛いことも言っていかなければならないことは多々あるでしょう。 しかし、患者さんによっては、それを良く受け止めない人も少なくないのです。   「あの医者はいつも、わたしの嫌いな薬をだす・・・。」 「あの医者の意見はいつも厳しい、嫌な気持ちになる・・・。」   などと思っている人は現実にいるでしょう。 従って、病院も民間の医療ビジ

スノボの季節、楽しく過ごすためにも最低限の保険は必要

間もなくスノボの季節がやってきます。 スノボやスキーをやる人は、とても楽しみにしている人が沢山いることでしょう。 わたしも今回の前の前のシーズンから、10数年ぶりに家族でスノボを再開しまして、冬を存分に満喫してきました。 おかげさまで、様々なスキー場に足を運びましたので、どこがどんな風なのかが大分分かりましたね。 さて、保険がテーマのブログなので、少しそれに関係したことを書きたいと思います。 ちょっとネガティブではありますが、楽しく過ごすためにも重要なことですので、目をそらさずに受け止めましょう。 さて、それでですね、スポーツと言いますとケガがつきものになります。 今回スノボの話題ですけれど、スノボは大変スピードがでます。そうすると大ケガをする可能性が結構高いスポーツなわけです。 実際に、止まりきれずに木にぶつかって骨折した話を何度か聞いています。スノボの場合は、スキーとは違い、両足が固定されていますし、転んだとしても足が板から、まず外れないようになっています。 また、特に激しく滑るような、ジャンプ台で飛ぶような楽しみ方をしている人は、さらにリスクが高い。 この辺のことは、常識的に考えれば分かることですね。 だからこそ、予め最悪の事態もある程度想定した上で楽しまなければならないのです。 スノボで事故を起こすと、主に 4つ あります。   1つは、相手のケガ。 2つ目が相手の板など。 3つ目は、自分のケガ。 4つ目が、自分の板など。   ということで、この中で最低限準備をしておきたいのが、相手。 とりあえず、責任を取れるようにしておくことは人としての最低限のマナーです。 相手に対する保険のみでしたら、1年分でも1,200円程度から入ることが可能ですので、料金的にたいしたことはありません。 あと自分への補償は、社会保障がありますから、ある程度の補償は予めあるのですが、入院した場合の差額ベット代やその他の自己負担することになる費用を予め保険で準備しておきたいという人は、傷害保険や医療保険を検討すればいいでしょう。 また、面倒なので、一通りワンセットで入りたいと言う人は、スノーボード保険がオススメです。 これにキチント入っておけば、相手への賠償から自分のケガ、ボード用品まで一通りカバーされます。 ということで、一般の人は、万が一のことを日常的に考えるという人は少ないですが、

保険料には消費税がかからないので、増税の影響をうけないというのは甘い!

あるブログで、保険料には、消費税がかからないので、消費税が上がっても影響は無いと書いてあるのを見ましたので、ちょっと反論してみたいと思います。   「保険料には、消費税がかからない」は表面上は正しい まずですね、 「保険料には、消費税がかからない」 ここは正しいですね。 しかし、 「消費税が上がっても影響は無い」 ここはですね、表面上は正しいですが、実際は正しくありません。   理 由 保険会社も事業を運営をするにあたり普通に消費税を支払わなければならない なぜか? 保険事業にかかる一切の費用が消費税が課税されないのでしたら、影響は出ないでしょう。 しかしですね、実際は、いろいろな経費の中で、消費税を支払っているものがあるのですよ。 例えば、契約に対する手数料ですとか、あとは、普通にみなさんが消費税を支払っているような類のものですとかですね。保険会社もいろいろ仕事に必要なものを買ったり、サービスを利用したりするわけですからね、普通に消費税払っているわけです。 当然みなさんが支払った保険料の一部から!!   内 訳 ですから一応、内訳としては、 みなさんが支払っている保険料 = 純保険料(保険金を支払うためのお金(責任準備金)) + 付加保険料(経費などの運営費用) となっていますので、増税されても純保険料は変わらなくても、付加保険料の方は、単純に考えて、かかる経費は消費税の増税分増えるものも確実にあるわけですから、必要に応じた程度の値上げを検討する必要はあるでしょう。 じゃないと普通に経営が圧迫されますよ。 ちなみに先日、某大手損害保険会社の社長が、その辺のことについて課税対象にして欲しいと言っていましたが・・・。   保険金の支払いも消費税増税で増える それと、損害保険会社に関して言えば、純保険料も影響あるでしょうね。 例えば、車の修理代とか、事故で支払う場合、損害保険会社が支払うお金は保険金なので消費税は支払っていなことになりますが、その損害額など保険金の額の認定に当たっては消費税も含まれた合計額で通常認定することになりますので、単純に増税分、支払いが増えるはずです。 そう考えると全体の支払い金額は当然増えるでしょうから、その分損害率悪化ということになるのです。   感覚的にわかるもの というかちょっと残念過ぎますね。 普通に考えて、純保険料だの付加保険料だのと

「認定保険代理士 髙橋 則彦のちょっと使えそうな話 平成25年10月号 (25)」

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心技体と言われるけれど重要度では体・技・心、体が重要! 采配 キンドルストアでお買い得だったこともあり、かねてから読んでみようと思っていた落合さんの本を読みました。これまでも松井さんとかイチローさんとか野村監督とか野球選手系の本は何冊か読んでいますが、どれも大抵経験に基づく話なので、深みがあるのですよねー。 今回のも良かったですよ。もう、深いなんてものじゃないですね。中でも特に印象に残ったところをご紹介したいと思いますが、それは、「体技心」というところです。 これはですね、良く心技体と言われますが、落合さん曰く、重要度という意味で、順序をつけるとすれば、 1.体 2.技 3.心 だということで、口で発した感じでしっくりくるのは、心技体だけれど、繰り返しますが重要度では、以上だと仰ってましたね。詳しいことは、本を読んでもらえればと思いますが、心と体はつながっているので、体力をしっかりつけて、そして体調を整える。 そして、技術があれば精神面をカバーできると思うので、次に技術をしっかり身に付け、最後にメンタルという考えなのだそうです。なるほどですね。わたしの考えでも、体力とか体調は重要だと考えますので、同意です。 体調悪いと集中力とか、機嫌とかなにかと悪い循環が出来やすくなりますのでね。疲れたら休むとか、調子悪い場合は、早めに休んで、できるだけ早めに整えるのは基本です。そうすれば、逆にいつも平均的に機嫌や集中力を保てますので、いい循環を作りやすくなりますので。 あとの点も仰る通りで、そうですよね。オススメなんで是非読んでみてくださーい。 魚系のスープでとてもサッパリ、スッキリまた食べたい味 先週の土曜日のことになりますが、息子が、泊まりで出かけていましたので、カミさんと2人で、会津方面に行って参りました。で、そのときに食べた喜多方らーめんが絶品でしたので、ご紹介します。 えー、では早速ですが、そのお店は、 はせ川 というお店です。美味いラーメン店のガイドブックやFBの投稿などでも以前から見ていましたので、実は、自分の中の以前から行ってみたいお店ランキングに入っていました。世間に対しての知名度も高いです。 お店の場所および立地については、街中の密集したところではなく、はずれの方で、駐車場もそれなりに完備されていました。詳しくは、以下の地図を御覧ください。 それとメニューです

妥当な額を見極めよう!確率的に低いものにタップリやっても勿体無いだけ

さて、実はですね、わたくしの自宅の火災保険が更新の時期になりまして、今更新後のプランを検討しているところなんですが・・・。 わたしが契約したのは、5年前ですから、2008年の12月だったわけですが、2010年に業界全体で大幅な制度変更が行われました。 それに伴って、安くなった人と、高くなった人がいたわけですが、わたくしの場合は、同水準で設計すると、5年分で20万⇒25万ぐらいになりました。約25%増しですね。内容は良くなっていますので、単純値上げではありませんし、繰り返しますが制度変更なので、安くなった人もいます。   どの程度やるか検討中 で、0か100かで考えると極端すぎますので、全く契約しないという選択肢は、基本的には考えていません。ですから、どの程度やるか考えているところです。 ちなみに、わたしは現職の保険代理店経営者なわけですけれど、沢山やっても確率的に考えるともったいないだけなので、最小限にしていますと言うと、なぜか、「えっ、保険の仕事しているのに?」と意外に思われることがあります。気持ちは分からなくはありませんが、それは全くの偏見です。   うちの火災保険を公開しちゃいます ということで、わたしのような立場の人間がどういった入り方をしているのか興味がある人は結構いるみたいなので、思い切って公開しちゃいます。(笑)どうぞご参考にしてください。 まずですね、補償の範囲を書きますと、結構なボリュームになりかねませんので、省略します。大抵のものは対象になるようになっているとだけ言っておきます。   【現在のわたしの自宅の火災保険】 事故時の支払い基準  : 新価・実損(ここが非常に重要。) 保険の対象  : 建物および家財 家族構成  : わたし、カミさん、息子(9歳)、愛犬 家  : 約100㎡の平屋   【保険金額(補償限度額)】 建物  : 2,000万円(地震保険1,000万円) 家財  : 200万円(地震保険100万円) 合計保険料 (5年分) : 約200,000円   まあ、こんな感じです。 かなり大雑把に書きましたので、細かい内容を知りたい方は、お問合せください。⇒(n.takahasi80@gmail.com) で、現在の内容でも全損など、最悪な状況になったときに保険金だけで全て元に戻すことができるぐらい入っているわけではありませんが、今回