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9月, 2015の投稿を表示しています

【火災保険】木造の人は、契約時に要注意!間違えると倍以上の保険料になる

先日あったケースなんですが、その人はずっと自宅の保険(共済)を某共済に入っていたそうです。家は木造。 が、いずれの時点で判明したのか知らないけど、やたら保険料が高いと気付いたんだそう。それもかなりだったということで、最終的には、いろいろ検討した結果自分のところにご依頼をいただいたのでした。 で、引き受けの審査をした結果、自分のところでお引き受けする運びになったわけですが、その時思ったのは、 「そんなに高いというのはどうもおかしい」 という点。特に積立型とかでもなく、補償額は、自分の方で引き受けた内容のほうが多くなったぐらい。 「なんせメチャクチャ高いので、直ぐにでも他で契約をしたいんです」 と言っていたんですね。 ??? なんでかなぁ……。そんなことはあり得ないんだけどなぁ普通は……。 と考えました。 そしたらね、ある有力な結論に達したわけです。 なので、日本全国では同じようなケースが、保険・共済全体であり得るはずですので、取り敢えず記事にしておきます。運良くこの記事に辿り着いた人は、直ちに行動を開始しましょう。 じゃないと、ただただ勿体無いだけです。安くなって、浮いたお金で何か旨いものでも食べたほうが完全にいいです(笑)   それでは、その結論に参りましょう。   そのケースは、どうやら「普通」じゃなかったんです。手続き的にはキチントなされたものなら、基本的には顧客側の問題となってしまいますが、いずれにしても、本来の保険料よりも高い保険料を支払っていた、というのがかなり有力であると考えます。 火災保険では、住宅の場合で、一軒家の場合、基本的には、構造による保険料のパターンは、2種類です。ややマニアックですが、要件を満たす場合、経過措置料率というものもありますが。 で、気をつけたいのは、特に「木造」。 実は今回も相談の段階で、お住いは、普通の木造ですか?極普通の一般的な在来工法ですか?省令準耐火とかそういうのになっていますか? とか、いろいろ聞いたんです。そしたら、その段階では、 「いえいえ、普通の木造です」 という話。 あ、そうですかと打ち合わせをして保険料を計算したら、他社で見積してもらったという値段と比較したら、とんでもない差が。どう調整をしても開きがかなり。 何かおかしいなぁ~と思い、相談者に何かがおかしい、と伝えました。補償額だとか、そもそもの構造の設定だ

弁護士案件が増えることで今後ますます保険料が高騰する

この頃交通事故の解決を弁護士に依頼するケースが増えてきています。これは、その費用が保険から出るようになっているケースが多いことが主な理由でしょう。 それと、前よりも一般的になったということもあるでしょう。 それで、今回は何を言いたいのかというと、ますます保険料が上がっていく要因になる、ということです。 弁護士のサービスを手軽に利用できるようになった、というのは選択肢が増えることですから、ないよりはいいことでしょう。 しかし、それによりどういう影響があるのか。 弁護士に解決を依頼をし、訴訟などで解決をした場合、賠償金の額は、話し合いで解決をした場合よりも通常高めになります。一般的には、裁判基準とか弁護士会基準とかって言われています。(人身事故の場合) これは、徹底的に時間とエネルギーを使って最大限に賠償額を追求していくので、こうなるわけです。そして、裁判所が決定を出す。 反対に、示談による解決だと、スピーデイーに解決を図る分少なめになる。示談による解決というのは、そもそもそういうものです。歩み寄ると。 あと、任意保険会社も商売ですから、出来るだけ最小限に抑える意向も働くので、そうなる傾向もあるでしょう。 ですから、どちらもメリット・デメリットはあるわけですが、確実に言えることは、弁護士の案件が増えているわけですから、交通事故の平均的な賠償額は上がっていくでしょう。つまり、損害保険会社の支払う保険金の額が増えていく要因になる、というわけなのです。 そうなると、どういうことが言えるか。支払い保険金が増えれば、当然「顧客の支払う保険料も上がっていく」のです。これは、個々の顧客ではなく全体という意味です。 そう考えると、弁護士を雇って、徹底的にやりあう、というのも一つの選択ではありますが、それにより全体の保険料が上がることに繋がるので、デメリットもある、ということを知っておくべきでしょう。 まあ、ただそうは言っても、同じ人がしょっちゅう交通事故を起こしたり、遭ったりばかりするわけではありませんので、いざ自分の番になったときに、そんなことを考える人は、まずいないでしょうから、基本的には、この流れは強まっていくでしょうが。

火災保険にムダのない入り方をするためのポイント

先日、火災保険の相談を受けた時に、補償額の設定にあたってアドバイスをしたわけですが、そのアドバイス内容を話したのが、久々だったんです。 そう言えば、偶然にもなんか久々……、みたいな感じで、改めて、ムダのない保険の入り方をするためには、重要なポイントだと感じましたので、記事にしておきます。 本当、こういう考え方に基いて、見直したら、真面目な話で、みんな保険料大分安くなるのでは……と思う次第です。それこそ、国内の保険マーケットが小さくなるでしょうwww   なんか保険に入る時って、なーんか思い込んで入る人が多いんですよね。特に、火災保険とか生命保険とか。あと、他は性質上そういう感じにはなり難いですね。 先日なども、その人は初めは結構ガッツリ入ろうとしていたんです。火災保険だったんですけど。で、いろいろと打ち合わせをしていくうちに、結構減らしまして、大分保険料的にも少なくて済んだ、というわけです。 これ、その辺を理解した上で、それでもお金が余っていて、使う所がないから……、とかいう場合は別次元なので、それは大いにやってもらっていいんですよwww ただ、それならもっと他にあると思いますけどね……。寄付するとか。事業などやる気のある若者に投資をするとか。いくらでももっといい使い方があるでしょう。 それで、そのポイントってなんなのか?ということであるが、 ・確率的には相当低い ・必ずしもたくさんの補償が必要とは限らない という点です。 一つ目が非常に大きい。逆に言うと、そんな大事故ばかり、起きているのなら、そんな今みたいな保険料で引き受けることは不可能ですから……。それこそ、宝くじとかそんなレベル。 たしかに、世の中には、火事だ水害だ、雪だと、悲惨な目にあっている人はいます。しかしね、それはたくさん人口がいる中でのことなので、なので、結構あるかのうように思いがちですが、それは、分母に対する割合から行けば、本当に一部も一部にすぎないのです。 ですが、確率はゼロではないので、ここが悩ましい……。 なので、ゼロなのか、100なのかみたいに考えると極端なんです。もちろん、いろいろなリスクや可能性を考えた結果、0という判断も人によってはあり得るでしょう。 なので、あくまで「人によって」なのです。ですから、答えは一つではないんですね。 まあ、でも流石に、全く入らないのは極端だと思うので、じ

【火災保険・H27/10改定関係】なんか平均で数%の値上げとか言われているけど、 建物の構造によっては、安くなるのがほとんどな件

10月まで約1週間となりますが、地味ーに駆け込み需要を感じている今日この頃です。 で、大分改定後の保険料について誤解があるようなので、その辺について書いておきたいと思います。 と言ってももう10月だけど……。 たしか今回の改定では、「平均で3.5%の値上げ」と報道されていますし、実際にそうなんですよね。 ですが、中身については、かなりいろいろなんです。 今現在建物については、住宅は3種類。厳密には、経過措置もあるので、もう1種類で計4種類です。 そして、火災保険は都道府県別に保険料が設定されます。ですから、例えば、北海道の人と沖縄の人では基本となる保険料率(レート)が違うんです。 それで今回ですね、地域別の表があったので、見てみました。そしたら、驚くべきことが判りました。 所謂一般の木造について 47都道府県中値上がりは15箇所だけでした。なので、逆に言えば32箇所は値下がり。実に7割近くが安くなっているわけです。 ※ 保険料は各社それぞれで設定するので、あくまで全社の話ではなく、大体の傾向と理解してください。しかし、根子の数値は基本的に同じものを使っていますので、似たようなものと思われます。 で、その中で、高くなっているのは、九州の方が主です。そして、その上がり方が、中には4割ぐらい上がっているところも何箇所か見受けられました(驚) 逆に安くなっているところでは、2~3割程度安くなっていたりと、真逆のところもあるのです。 ですから、そんな中で平均がどうとか言ってみたところで、全然意味がなく、実際の実態を知るための参考情報とはなりません。 鉄骨や一部の鉄骨と同等の木造について こちらは、流石に値上がりしている地域の方が多いです。が、それでも値下がりしているところも9箇所ほどありました。なので、やはり、10月以降は値上がり、と決めつけるのは、実態と違います。 最後に 今回、上がっている地域って九州の方なんですよね。九州の方はどの構造でも基本的に上がっていました。そして、上がり幅も凄いところがほとんど……。 昨今の自然災害の凄まじさを考えると、今後も保険料の変動はありそうですね。 あと、平均で3.5とか言ってもこういう感じなので、実際は、ちゃんと比較してみないと、改定前が安いとか高いとかっては、一概に言えません。良く比較してから契約するようにしましょう。これは、改定前に

特に火災保険は、出来るだけシンプルで解りやすい内容を推奨する理由

これは、基本的なこととして、他の自動車保険や生命保険など各種の保険全般で言えることではあるんですけど、ハッキリ言って、保険って、良く解らないものですよね。 言葉にしてみると、非常にシンプルではありますが。 「保険料を支払うことで、該当するケースが発生したら、保険会社が保険金を支払ってくれる」 「補償をしてくれる」 要は、料金を払うと、保険会社が補償をしてくれる、というもの。 ただしかし、実際に契約する場合は、いろいろと、補償の範囲や上限その他もろもろなど、結構選択の幅があります。 加えて、火災保険なんかで言えば、特になんだけど、時価だとか新価だとかっていう、ややこしい問題もある。この問題は、火災保険に限ったことではないが、特に火災保険が問題になりやすいだろう。 ただ、いずれの場合でも、保険会社は、契約上該当するのかどうか。その場合は、計算すると保険金はいくらになるのか。と、こういうシンプルな話だけなんです。基本的には。 なので、もしも、あなたが保険金を請求してみたときに、思ったよりも出なかったとか、出たとか。間に合わなかったとか、多めだったとか、思っていたのと違っていた場合は、おそらくそれは、予めどういう払われ方をする契約なのかを理解していなかったから、という可能性が高い。 しかしである。そうは言っても、顧客の満足。利用しやすいサービスと言うことを考えたときに、そういう判り難いようなことでは、満足はされないんですね。 保険金が思ったよりも多めだったなら、まあそれは文句はほぼ出ないだろうけど、少なかった場合で、しかも足りなかった場合には、やはり、「えっ、なぜ」「困る」という話になり、満足とはならないはずだ。 実際、なんだかんだ理由を付けて、ボッタクられているような印象を受ける人もいるだろう。 なので、自分から言わせると、そんなクソサービスではダメなんですね。要するに、そんな難しいことなく、むしろ簡単に、安心して利用できるサービスでなきゃ。気持ちいいぐらいでないと。満足させてなんぼなわけですから。 その気持ち良さ(満足)の度合を競う話(競技)なんですよ、本来は。 なもんで、自分のところでは、出来るだけシンプルに解りやすい内容で「しか」、基本的に提案しないんです。そういう内容で入っていれば、事故が起きた時も気持よく出るわけなんですね。保険会社も気持ち良く払える。 みんない

【火災保険】保険金を請求するにあたって損害があった「現物」の写真がないと 絶対に請求不可能なのか?

今回は、実際の経験も踏まえながら、書いてみます。 保険金を請求する場合というのは、基本的には、損害があったことを、請求者側が証明しなければなりません。これは、契約上もそうだし、常識的に考えてもそうならざるを得ないでしょう。 もちろん、それに対しての協力というのは有る程度業者側でもするわけですが。 なので、例えば、雷で、電話が壊れた、とか。雪でテラスの屋根がダメになった、という場合は、壊れた状態の写真が必要となります。 ですので、もしも写真を撮らないで、処分をしてしまうと、保険金を請求しても、保険会社でも「確認のしようがない」ですので、払われない可能性がかなり高くなります。 なので、必ず写真と見積をキチント撮ってから、処分をするようにしましょう。そして、写真は、そのものが出来るだけ特定できるように、家電とかなら型番とかも撮った方がいいですね。じゃないと、判別しづらくなりますから。 という話なんですが、ここからが今回の本題。   保険金を請求するためには、「確認のしようがない」のでは、実際請求しても払ってもらえない可能性が高い、と上述しました。なので、要するに、逆に言えば確認できれば、普通は払ってもらえるわけです。 ですから、現物がなくても「100%保険金の請求が無理というわけではない」んです。 以前の経験について書きましょう。   そのケースでは、雪でテラスがやられたんです。 自分のところにその連絡が来たのは、完全にテラスの修理が完了してから。 「請求をしたいのですが、何が必要ですか?」 みたいなメールが自分のところへ届きました。 で、色々聞いてみたら……、既に工事完了ということだったんです。 写真はない。工事業者も撮っていない。 用意できるのは見積ぐらい。 ……。 いくら、こちらの落ち度ではないとはいえ、そういう問題ではなく、折角入っているものについては、キチント、保険金を受け取ってもらいたい。請求してもらいたい。そして、いくらでも入っている保険に対して満足をして欲しいものです。 なので、取り敢えず、やれるだけのことはやってみることにしました。 というわけで、 ・見積 ・工事完了後の写真 ・その他必要書類 を顧客と自分で準備し、保険会社へ提出。 そしたらですね、ある程度客観的に確認できるので、保険金通常通りOKとなったんです。 いや、本当に良かったですよ。もしも、払

【火災保険】保険金請求時に見積を取る業者を選ぶ際の注意点

先日、このブログを見て、電話で相談が来たんですけど、あんまり酷い話だったんで、他で同じ悲劇を生まないためにも記事にして共有したいと思います。 相談の内容および経緯 さて、まず内容からなんですが、その相談者の人は、カーポートが災害かなんかで壊れたそうで、かけていた火災保険に請求をしたんだそうです。 で、その時に損害を証明するために損害保険会社から要求された見積書などを提出するために、業者に見積り依頼をしたと。ここまでは普通だったんです。 で、保険会社と相談者の間では、もう入金になるということでしたから、それで完了をしていた話だったわけですが、実際にそのカーポートを復旧する工事を、見積を依頼した業者にやってもらおうと考えていたようです。 が、しかし、当初約束をしていた辺りの時期を過ぎても、待てど暮らせど、一向に連絡はない。だもんで、いつまでも待ってもいられませんから、相談者の方からその業者へ電話をしてみた、というんです。 そしたら、なんか知らんけど、クソミソ(?)文句を言われ、挙句の果てに、「損害保険会社に電話をし、見積を取り下げるから」覚悟しとけ(?)みたいなことを言われたと。 クソミソか分からないけど、すごく怒られたと言っていました。あと、他にもなんか恫喝みたいなことを言われたとか。何言っているのか良くわからなかったそうですが……。 それで、その相談者は何か保険会社に対して、自分は問題が生じるのかみたいなことが心配になって、自分に相談が来たというわけなんです。 自分の回答 の前に、まずは一言言いましょう。笑笑笑笑笑笑。全くもって、その業者がアホすぎて笑いますわwwwwww ホント、アホとしか言いようが無いですね。 話聞いてみるとね、なんーーーーーーーーにも悪くないんですよ、この人(相談者)は。しかも、特にまだ何か具体的な契約をしたわけでもなく、単なる見積依頼しかしていないと。 で、いついつ頃には連絡をくれるって言うから待っていただけで、いつまでも全然連絡がないので、「いつ頃になりそうですか?」的なことを電話して聞いたら、メチャクチャ言われたって、そういう変な話なの……。 だから、かなり相談者は普通なんですよ。だって、これで怒られてもね、何を反省していいのか、人として何を改善すべきなのか判りませんよね。ていうか、無いでしょ!!何も……。 しいて言えば、業者の選択。でも

改定になるからと言って超格安の火災保険を解約してまで契約し直すのは、良く 検討すべき

結構ネットやテレビなんかで改定の情報を見て、見直しを検討する人がいます。中には、 ものすごく割安な 火災保険に入っているのに、改定前に契約の見直しをしようと考える人も。 で、ここで言っている「ものすごく割安な火災保険」というのは、中身がスカスカだから安いのではなく、もちろん中身はまともな標準的なものです。 それについてもう少し具体的に解説しましょう。   今はもうありませんが、所謂「住宅金融公庫」というものがその昔ありました。で、そこからお金を借りた人が使える特典として、 住宅金融公庫特約火災保険 という制度があったわけです。 で、それって言うのは、 一般的な火災保険料の半値 ぐらいの保険料で入れたわけです。今も住宅金融支援機構特約火災保険に名を変えてあるようなので、これも同様に半値ぐらいなのかもしれませんが、ちょっと定かでは有りません。 ですので、それに入っている人はとても安いのです。 数十年分を一括で入っている人など余計に安いことでしょう。ただでさえ長期で割安なのですが、昔の相場で入っているわけなので、今は随分値上がりしましたからね。 ですから、先日もそういった相談があったんです。残り数年間あるのだけど、解約して、改定前に36年で入ってしまった方が得ではないだろうか、と。ちなみに、来月から、最長10年までしか原則として契約できなくなるので、そこを見越しての話です。 で、いろいろと試算を行った結果、早期に解約をして長期で契約をし直さずに、今の割安な保険の満期まで待って、その後検討するという判断になったのでした。   それでね、これ最初はもう、ご本人は36年で直ぐに契約をし直す気満々だったんですね。だから、こちらで何も言わなければ、そうなった可能性がかなり高いんですよ。まあ、感じ的にもなっただろうなぁ……。36年分の保険料って言ったら、それなりのボリュームがありますからね。しかも普通の木造だし。 でも、良いカッコしたいわけじゃないけど、いろいろな可能性があることを知っている自分としては、ちょっとその辺について言ってあげた方がいいだろうな、と思うわけですよ。 しかも、そんな感じで契約になって、利益が出ても全然嬉しくないですし。むしろ、嫌な感じです。 もちろん、オーダー通りにやれば違法性は無いですけど、自分としては、完全に騙していなくても、部分的でも騙している感じが嫌だ

【火災保険】制度改定前に見直す場合の注意点

我々の世界って、本当に駆け込み需要みたいなものが皆無な世界なんですが、今回は珍しく何件か、そんな感じの動きを感じている今日このごろです。 というのは、この10月から各社火災保険の改定をするわけです。で、概ね全体では数%の値上げとなるでしょう。あと、契約期間が最長でも10年と、これまでは36年とか大丈夫だったものが、各社グッと短くなると思われます。 なので、「改定前に、36年で契約しちまえ!!」的な動きや「値上げ前に、見直そう」という動きが出てきているんです。 ただしかし、実際は注意が必要。 いずれの場合でも結論を言うと、試算した結果、そのケースではお得ではありませんでした。そのケースに関して言えば、改定後の方が安かったのです。 単純に考えれば、10年契約よりも36年契約のほうが年辺りの保険料が安くなるはずなんですが、そうじゃなかったんです。もちろん、今後値上がりが続けば、状況は変わる可能性はありますが、そこはその時にならないと判らないことなので。 それと、普通に見直すケースでも、そのケースでは改定後の方が安かったので、そのように助言をしました。 ケースによる、ということは逆に言えば、改定前に見直した方が、特になるケースも確かに存在はするのですが、構造や地域なんかでも違うので、見直しを検討する際には、「改定の前と後両方で保険料を計算」してもらうようにしましょう。

「損害保険トータルプランナー 髙橋 則彦のちょっと使えそうな話 平成27年9月 号(48)」

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※ このエントリーは、主にわたしの顧客に対して毎月月刊で発行しているニュースレターのWEB版です。ですので、そもそもは、わたしの顧客に向けて書いているものですが、ネット上に普通に公開してあるわけですので、誰でもお気軽に御覧ください。 今号のラインナップ 1 近況について 2 書評コーナー 3 美味かった店コーナー 4 わたしのオススメ家電 5 料理コーナー 6 おわりに 1 近況について どうもみなさんこんにちは、髙橋則彦です。散々暑かったと思ったら、お盆過ぎたら、今度はアッホみたいに涼しくなっちゃって、ビックリしちゃいますね。ちょっと日によっては寒いぐらいですものね。慌てて長袖長ズボンを引っ張り出してきて着ていますwww さて、最近はと言うとですね、少し前になりますが、丁度お盆の一週間ちょっとぐらい前から、自分の家の近くのセブンでも、「セブンカフェ ドーナツ」が買えるようになりましたもんですから、もうそれが美味いの美味くないのって、大絶賛でしょっちゅう家族で食べてたりしている次第です。 セブンカフェ ドーナツ  (リンク切れのため) もちろん、セブンのアイスコーヒーも一緒に。単独でももちろんいいんですが、この組み合わせが、コスパも含めてホント最高です。間違いなく、ミスドの売上に影響を与えてしまうことでしょう。 というか、話はやや変わりますが、ミスドって経営厳しいみたいですね。前にネットのニュースで見て知りました。人気はあるんでしょうけど、間に合うぐらいの売上はないってことなんでしょうね……。ちょっと意外でした。なので、ますます……。 話を戻します。で、そのセブンのドーナツ。前に偶然見つけて食べた時には、結構モサモサとそこまでのクオリティーは感じなかったんです。それから、何ヶ月経ったでしょうか。 かなり改善されましたね。大体、一つ百円とかなんですけど、もう何回も食べましたよ。休日に出かけたときの移動途中や、外食に行った帰りなどで、良くドーナツとコーヒーを買って食べますもの。 それだけ、自分の中で価値が認められて、満足している、ということなのでしょう。なんか人ごと風になりましたが……。 というわけで、まだの人は、一度食べてみてくださいね。セブンだとサクッと買うことができるので何かと便利なんですよねwww 2 書評コーナー やりたい事をすべてやる方法 須藤元気さんの本を

【自動車保険】事故の相手がガンガン要求してくる場合はどうすればいいのか

まあ、そんなにあることじゃないですが、たまに心配をして、質問をされることがあるので書いておきましょう。 主にどういった時のことかというと、車で事故って保険会社を介して、解決に向けた話をしているときに、なかなか合意に至らないケースがあります。 その場合、人によっては、直接相手へ電話をして来るケースがあるんです。或いは、そうなったらどうしようと心配をするとか。 そうなると、顧客から「どうしたらいいですか?」と、相談が来たりするというわけです。 で、その場合にどういうアドバイスをしているのかというと、まあ、もちろんケース毎に検討しなくてはなりませんが、大抵は、 ・ナンバーディスプレイなんかの場合だと、電話に出ないでください ・保険会社に任せているので、そちらと話てください ・スイマセンけど保険会社に任せているので、詳しいことはちょっと、わからない ・同任せているので、お話できることはない と言ったところです。 まあ、事実なんですよね、普通は。 あと、保険を使う場合は保険会社が払うわけなので、払う人と喋って貰うしかない、というのもこれも実際そうなんです。これは、金額的に小さいので、保険を使わないほうが得だとなって、最終的に保険を使わないケースでもその直前までは同様です。 こういう風に書くと、事故状況によっては、無責任だと不満に思う人もいるでしょう。が、それは状況にもよりますし、自分の主張通りに合意できないからといって、そこは違います。それとこれとは別問題なんです。 あと、極端な例では、 恐喝的 なものを心配する人もいます。 上記のように明確に言っているのにもかかわらず、何度も、しかも取り敢えず いくら払え みたいな要求をしつこくしてくるようなことです。 これは、普通に 犯罪 ですから、警察に通報して逮捕させればいいでしょう。というか、毅然とした態度で応対して、しつこい場合は、そうする所存であるいことを告げれば、普通は寄越さなくなるでしょう。 普通、逮捕とかされたくないですからね……。 ちなみに、そういうことをすればそうなるリスクが有ることは、ある程度のレベルの人なら解りますので、そんなことをする人というのは、ちょっとアレな人でしょう。 というわけで、こういうケースでお悩みの人は参考にしてください。

高齢者の事故が増加、間違いが起きないうちに止めるのも家族の務め

最近本当に感じるのは、高齢者がらみの事故が増えたな、ということです。自分ぐらいの規模のところでもそう感じるわけですから、全体で見るとかなり多いのでしょう。 しかもですね、結構キツイ感じの内容だったりするんです。どういうことかといいますと、高齢者特有な感じなわけです。 もちろん、偶然ということもありますが、しかし、……どうなんだろ、と思ってしまうケースがしばしば……。 具体的なケースをあげましょう。 例えば、 ・車同士の交差点での事故。 双方とも青信号 だったと主張。 ・丁字路交差点を曲がるときに、なぜか、 道路のど真ん中で停止 。(反対車線の) ・事故の時の状況の 記憶が殆ど無い 。 ・ ブレーキとアクセルを間違えて 店に突っ込む。 そう言えば、先日もニュースで、ありましたね。 自動車販売店の建物に軽乗用車が突っ込み、展示車と衝突 | レスポンス この事故なんか、店の目の前に止めていたとかではなく、離れたところからそうなったようですからね……。恐ろしい……。 これ、人が死んでいても不思議はないんですよね。そうなっていたら、騒ぎのレベルも種類もかなり変わってくる話。 ただこれは、あくまでも運良く、そうならなかったに過ぎないので、今後そういうケースが出てくるのも時間の問題でしょう。 ですから、免許を出す側も当然出し方を考えねばなりませんが、免許を受ける側も考えるべきなんです。 とはいえ、必ずと言っていいぐらい「おれは大丈夫だー!!!」という人がいますから、やはりその周りの家族なども考える必要があります。 「おれは酔ってねー」みたいなねwww じゃないと、本当いろいろな所に迷惑がかかる。人を死なせるなんてのは、当然そうだし。 例えば、事故った場合に、勘違いをしていて、そのまま主張することで、本来の適正な形での賠償が行われない。加えて、示談もスムーズにまとまらず、時間が不必要にかかるとか。 記憶が無いなんて場合だと、もう相手とか本当困っちゃうよね。解決のサポートをするこちらも相当に困る。 もう、その時点で限界ってことなんだろう。 というわけで、日本の文化だと、年上の人には言いづらいんだろうけど、やっぱりこういうことは、最終的には子供とかが言うしか無いから、そこは、間違いが起きる前に、キッチリ子供とかが説得をするしかない。 便利なものを手放す決断というのは、どうしてもしづらい

昨今流行りの「ロードバイク」は、通常の自転車同様、自転車保険で対象になる のか?

今回は、最近あった問合せに回答するために調べた内容を、折角調べたので記事にしておきます。 同じような疑問をお持ちの方は、ご参考にどうぞ。 ただし、あくまでも「自分が調べた保険会社については」、ということになります。ですので、世の中の「全ての保険会社が同様とは限りません」ので予めご注意ください。   今回調べたのは、所謂日常生活上での損害賠償責任について補償する「個人賠償保険(特約含む)」についてです。 これは、昨今自転車の賠償事案で高額判決が相次いでいますので、結構ニュースなんかでも話題に上ることが増えたものです。ちなみに、条例で加入を義務付け(努力義務)た自治体も有るぐらい。 というわけで、「日常生活上」ですから、個人賠償保険のカバー範囲は結構広いわけですが、その中でも「日常の自転車事故」もカバーされるわけです。   で、今回何を調べたのかと言いますと、自転車の「契約上の定義」について。 もっと言うと、最近(?)流行りの「ロードバイク」という、スポーツタイプの自転車ありますよね。あの競輪みたいなやつ。 それについても、通常のママチャリ同様にカバーされるのか?というご質問をいただいたんです。 たしかにねぇ……。同列というのも結構違和感のある感じはするんですよねぇ……。   というわけで調べました。 そしたら、約款には、それが対象外となるような、記述は特に見当たりませんでした。 一応、保険会社にも確認をしました。 やはり、保険会社も同じで、特に明文には出ていないので、ママチャリなどと同様に、ロードバイクも自転車の枠内という解釈をとる、ということが確認できました。 あとですね、ついでだったので、「電動アシスト自転車」についても確認をしました。そしたら、これもOKということで確認できました。 というわけで、 ・ロードバイク ・電動アシスト自転車 も、通常の一般的な自転車同様に、個人賠償保険の対象ということが確認できたのでした。   ただし、個人賠償保険というよりは、示談交渉の時に、ちょっと予め「注意をしたいポイント」があります。 やった、やられたの一方的な事故なら、一方的に、個人賠償保険から相手へ賠償金を払って終わりなので、特に問題は起きません。 が、お互いに悪い事故の場合に問題が起きる可能性があります。 どういうことか。ロードバイクって、ブレーキついてない奴も有るらしい

保険会社は傭兵みたいなものなので、神様仏様では決してない

えー、たまになんか誤解をしているような人がいるので、ちょっと書いておきます。 既にタイトルを見れば判るように、これって弁護士なんかも同じなんですけど、金で雇われているだけなんですよね。 ですから、保険会社で代表的なものは、交通事故ですが、この場合も当然、契約者の立場(契約者寄り)で相手と喋ることになるのは当然です。ですし、そうならざるを得ません。 逆にそうでなかったら、むしろ可笑しいぐらいの話です。経営者は、株主の利益のために働きます。スポーツ選手だって、その所属チームの勝利のため観客の満足のためにプレイします。 なので、こういったことは極々当然の話しなんです。 ですが、保険会社に関して言うと、スポーツをしているわけではありませんので、ちょっと勘違いをしてしまう人がいると。 特に一方的な事故だと、被害者は、被害者という認識ですから、人によっては、より、場合によっては過剰にそういう扱いを当然と考えているわけです。 しかし、加害者側の保険会社は必ずしも満足の行く対応では無かったりすると、とても不満に思う、とこういうことになるわけです。 ただね、そこは、ある程度は仕方がない。だって、立場が違いますから。みんな立場立場で、発言や行動が違くなるんです。もちろん、常識的に考えて、暴力的な感じだったり、雑な感じだったり、騙したりというのでは、いただけませんが。 だから、初めから期待をしてはダメなところなんですね。 なので、そういうのが嫌なんだったら、自分の方の保険に請求をするなりすればいいわけです。そして、その保険会社が相手保険会社から回収すると。 加えて言えば、保険会社は普通の民間会社です。ただそれを商売でやっているだけで、保険会社が車を運転し、事故を起こした張本人でも、その家族でもなんでもありません。 たまたま、その人と保険の契約をしていたので、契約内容に則って、それを実行している、ということにすぎないのです。もっと言えば、保険会社は、保険金を払う方がメインで、事故の解決の方は順序的にはサブなんですよね。ついでと言ってしまっても間違いではないでしょう。 現実的には、交通事故解決会社みたいな面がかなりありますが、本来は、そっちはメインではないのです。 だから、保険会社に感情的になってもしょうがないです。なので、そういう前提でいれば、被害者であっても、そこまでイライラしなくて済む

自動車保険の契約更新するにあたっての注意点

自動車保険の契約は、生命保険みたいに終身型というのはありませんので、一定期間で更新が必要になります。 また、自動更新特約が自動的に付いているケースもありますので、その意味では、どちらか一方から、契約しない旨の意思表示をしていなければ、「気付いたら契約が切れていた」とはならないでしょう。 今回は、「自動更新特約が付いていないケース」や付いていても「更新しない旨を申し出ていた場合」について書きます。 一定期間内に更新の手続きをしないと等級は使えなくなる 2つあるうちの1つ目です。 所謂、「等級」ってありますよね、みなさん。あの無事故だと増えていく割引のことです。 これなんですけど、規定がありましてね、のんびりしていると場合によっては、折角、何年もかけて増えてきた割引が使えなくなっちゃうんですよ。 その場合は、原則として「初めから」になります。なので、当然高くなりますから、勿体な過ぎです。 で、その規定について。通常、満期から「一週間」を超えるとアウトになります。ですので、普通は、満期の時にあわせて切れ目無くやりますから、心配いらないんです。 ですけど、例えば、他に頼もうと思っていて、取り敢えず、更新前に契約していたところには、他所に頼む旨伝えて満期を持って終わることで話がついていたとしましょう。 で、「忘れず」にちゃんと、新たな所に手続きを依頼すればいいですが「忘れていた場合」は、そういう風になる可能性があるんですよね。 そして、更新しない旨を伝えてしまうと、その後については、当然案内も来なくなってしまいますからね……。 もちろん、しょっちゅうは有りませんが、たまーにあるケース。なので、全国レベルでは、まあまあな数有るんじゃないでしょうか……。 保険は自分のためのものですので、忘れずに更新を依頼するようにしましょう。 当たり前ですけど契約切れたら補償は無くなります 2つ目です。 当然過ぎるんですけど、全然理解をしていない人も中にはいると思われますので、何かあるといけませんから書いておきます。 例えば、「1月の15日(午後4時)」に満期を迎えたとしましょう。 それで、更新を忘れていた場合でも、上述の通り、通常「1週間以内」であれば、等級(割引)は「引き続き使えます」。ですから、保険料面での問題は起きません。 しかし、満期にあわせて更新せず「数日間空いてから」更新をした場合

【自動車保険】事故現場で相手と「文書」で約束をしてしまった場合どうなるの か

事故現場シリーズも今回で続けて3回めになります。 今回は、「文書」つまり、紙に書いて約束をした場合についてです。   紙だと、請求根拠としてかなり強力です。客観的に示せるからです。ですので、強引に書かせられたとかではなく、まともな内容を、ある程度具体的にちゃんと書いた場合は、基本的には、その内容を実行しなければなりません。 ですが、ちゃんと具体的に書いてあるのかどうかや書いた状況なんかも検討する余地はあるでしょう。そして、約束をした内容についても。   では、ここからは現実的な話をしましょう。 いずれにしても、権利を行使する側の方が「現実的には大変」なんですよ。実は。 これは、道徳的な話ではなく、実際の現実の話です。ですから、どちらか寄りの話をしているわけではありません。 しかも、事故の状況は様々です。一方的な事故も有れば、どちらもいくらかずつ悪い事故もあります。加えて言えば、一般の素人の人では、フタを開けてみるまでは、実際のところどちらがどの程度の責任を負うのが妥当なのかは判明しません。 なので、尚更簡単には約束をすることは危険なのです。トラブルのもとでしかありません。 さて、それでは改めまして現実の話を。 もしも、きちんと契約をしたものは、全て、ある意味自動的に実現するのであれば、銀行の不良債権はでません。企業が売掛金を回収するのに苦労することもありません。友達にお金を貸して、返してもらえない、というような問題も起きません。 何を言いたいのか。 払う側よりも、回収する側の方が圧倒的に大変なのが現実!! ということです。 例えば、口頭でも紙でもいいですが、相手と約束した事実があったとしましょう。 しかし、これは相手に応じてもらえなければ、強引にむしりとって来るということは、法的には認められていません。というか、それは「犯罪」です。 なので、法律などのルールを守ってやるしかありませんが、最終的には、裁判なりをして、判決をとって(というか、口頭の約束では無理でしょうが)、それでも応じてもらえなければ、どうにかして調べて、相手の預金や給料などの財産を差し押さえるしか無いんです。 ですから、逆に言えば、差し押さえをかけるにも、どこに何があるのか判らなければ、「回収不能」となります。 なので、理不尽かもしれませんが、キチント約束をしようが何をしようが、相手に応じてもらえない

【自動車保険】事故現場で相手と「口頭」で約束をしてしまった場合どうなるの か

前回こんなエントリーを書きました。まあ、内容はタイトルを見れば大体判ると思います。興味があったら、読んでみてください。 【自動車保険】事故現場で相手と話す際の注意点 それで、前回は、要するに「事故現場で相手と補償の約束はしてはダメ!!」と、書いたわけですが、今回は、「口頭」でしてしまった場合について。 では、早速。   契約は、口頭で成立します。ですから、基本的にはその内容で補償する義務を負います。 ただし、どういうニュアンスで言ったかとか、相手の態度などにもよるので、直ちにそうとも限りません。それと、その約束の内容にもよります。 例えば、脅されて約束したとか。結構ボンヤリとした感じで、言ったとか。とすれば、必ずしも応じる必要があるとは限りません。 そして、「理論上は口頭で成立します」が、それを客観的に証明するには、録音でも取っていなければ不可能です。なので、普通、契約は文書とかでやるんですよね。 そういう意味では、相手がいくら約束をしたと言っても、もう一方がそれを認めないことには、どちらの言っていることが本当なのかすら判りませんから、実際意味は無いです……。 繰り返しますが、権利を行使したくても、 ・その権利があるということを客観的に示せない ・相手も認めない ということでは、そんなものは、ただ勝手に言っているにすぎないのです。   ですので、もちろん道徳的には、ちゃんと約束したものについては守るべきでしょう。が、現実的には、相手があることですから、ある意味相手の協力(?)無しには、この場合実現することは出来ないわけです。 そういうことですので、口頭での約束なんていうのは、もしあったとしても、実際問題としていい悪い別にしても、いくらでも無かったことに出来るし、無かったことにされる、ということです。 なので、大事な約束は、ちゃんと文書などで具体的に形にしましょう。

【自動車保険】事故現場で相手と話す際の注意点

過去にあった、現場で賠償の約束をしてしまったケースについて書きます。 そうですね、もう何年も前になりますが、自動車同士の事故で、当時事故現場で、その顧客は、自分が全部悪いものだと、思い込み、そして、その場で「一切の費用を払います」みたいな感じのニュアンスで、相手に言っちゃったらしいんです。 で、後から自分に相談がありまして、「大した事故じゃないので、金額も大したこと無いと思うから、保険からは出ないんでしょ?」と質問をされたんです。そこで、自分は、金額の大小は関係ありませんし、免責も設定されていませんでしたので、「そんなことないですよ」と答えました。 そして、事故の内容を聞き、相手との上述の件も聞いた自分は、お互いの過失について、取り敢えず調べてみました。 そしたらですね、むしろ被害者だったんですよ!!こちらが……。 だもんで、その辺りを顧客に説明をしたら、やはり、 ええええええええええええっっっっっっ!? っとなりますよねやっぱり……。 それで、結末は、通常通りお互いに責任を取り合いました。 顧客に、法的に妥当な範囲を超えて、「自分が悪くない分も任意に支払う」という意味で言ったのか、聞いたら「そうではない。当然、悪い分についてのみ。」ということでしたから、先方へその旨を説明し、ちょっと揉めましたが、そうしたのでした。 ということで、事故現場では、曖昧な表現であっても、相手に誤解を与えるような言葉は避けるべきです。後々、不必要に揉めることにもなり、スムーズな解決と逆行することになりますから。誰もいいことはないです。   じゃあ、なんて言えばいいか。 そうですね。 「保険会社を通して対応させてもらいます」 とか。 「保険で対応します」(うーん、場合によっては誤解を与えるかも……。) 「保険会社に連絡させます」 「保険会社と相談して、連絡させます」 「保険会社と相談して対応させてもらいます」 とか、そういう感じでいいんじゃないでしょうか。まあ、事故の状況によりますけどね。 とにかく、余計なことは言わない。 となると、大体のケースで無難なのは、 「あと、保険会社から連絡させますので」 か 「あと、保険会社から連絡行くようにしますので」 が、無難でしょうね。 パンフレットなんか見ると「保険会社と相談したうえで後ほどご連絡します」とか、ありますけど、まあ、ちょっと長いんで、上記

生命保険のプラニングは、なぜやたらと、あれも必要これも必要と死亡保障が積 み上げられるのか?

今回は、この疑問にお答えしてみましょう。 生命保険の相談をして、プランを作ってもらう際のことなんですけど、「子どもの教育費はいくらで」「人数は何人で」「結婚費用はいくらで」「○○はいくらで」「✕✕はいくらで」っていう感じで、必要な保障額を算出して行って、 「じゃあ、これだけ保障が必要ですね!!」 「そうすると、保険料が○○,○○○円になりまーすw」 みたいな感じの経験をしたことがある人は、世の中少なく無いでしょう。 これは、一見正しそうな感じもするよね。しかし、かなり矛盾に満ちているのです。 なぜか。大体こういうプランの作り方をしちゃうと、それこそ膨大な保障額の保険に入る必要が出ます。 しかし、良く考えてください。もしも。というか、そうなる可能性の方がかなりの確率で、もしもなので、普通はそうなりません。 で、加えて、そんなに膨大な保障額が必要ってことは、大半のケースで、旦那さんなりが、早く死なないと、計画が狂うことになってしまうんですよ。経済的に。 だって、そうじゃないですか?みんな普通は働いた収入の範囲で、暮らしていくわけですよ。したら、何が必要、かにが必要といったところで、予算がなければ使うことはできません。 ローンを組むという選択肢もあるでしょう。しかし、その場合でも返済はしていくわけですから、少なくとも返済出来る範囲で、組むわけです。 ということは、生命保険に入る場合も、「その収入での生活レベルを超えない範囲で設定する」のが正しいんです。 じゃないと、繰り返しますが、死んだ方が、というか死なないと予定が狂うことになるのです。 もちろん、そういう話ではなく、「宝くじ」的な感覚で、入るのなら全く次元の違った話ですので、人の勝手ですが。しかし、その場合でも確率的には相当低いので、あまり頭のいい投資とは言えないでしょう。むしろ、あまりどころか頭の悪いやり方ですね。   で、なぜ、そういうプラニングの仕方をする人(業者)がいるのかについて。 これは理解してやっている人と、会社の指導で理解せずにやっている人の二通りいるでしょう。まあ、後者の場合でも会社は解っているはずですので、どちらも、誰かは理解をしていることにはなりますが。 で、これは、単純なことなんです。保障額がガーーーーーーっと積み上がって、大きくなった方が、単価が大きくなり、ビジネスとしての効率がいいからです。

【最近の事例紹介】両者共「信号は青だった」と主張した事故の決着の付き方に ついて

結構前にあった事故が、少し前にようやく先方と合意が出来まして、示談に至ったわけですが、この事故は、なんと両者とも「青信号で、走って行ったらぶつかった」と主張していた事故だったんです。 で、問題点が一つありました。 何かと言うと、両者ともあるのは、「記憶だけ」ということです。そうです、つまり、客観的にその事実の根拠を示すことがどちらもできなかったんです。 ですので、当初から「こりゃー、無理だな」と思っていました。 だって、そうなんですよ。お互いに思いは一緒ですから。なんか調整するにしても調整するだけの根拠もないしね。 なので、自分は顧客に早い段階から、その旨を説明した上で、解決のためには、ある程度歩み寄らざるを得ない、ことを伝えていました。で、顧客的には、自分に一任な感じだったので、シナリオとしては、そういうことも普通に有り得るので、理解しておいてください、と話していました。 まあ、いくら時間がかかってもいいのなら、歩み寄らずに、放置しておくみたいな選択肢も、選択肢としてはあろうかもしれませんが、ずっと解決にならないのもストレスだということで、早く解決する方向で検討していったわけです。 それがこちらの方の感じ。   で、相手はというと……。かなり、感情論な感じだったようであります。会社なんですけどね……。ドライな感じなのかな、とも思っていたらとんでもなかったよう……。 しかも、担当の代理店も一緒になって感情的になっていたというんだから驚きです。普通考えたって、無理なの判ってたら、感情的になってもしょうがないことを進言すべきでしょう。 それが、こともあろうに、一緒になって……なんと、訴訟まで検討していたんだとか。しかも、弁護士特約はなかったらしいので、自費で。 どう考えても、損害額的にも常軌を逸しています。どうするか決めるまでにも結構な時間がかかっていましたしね。しかも、訴訟するにしてもwwwどうやって、立証するの?という感じでしかありません。 ていうか、こんなの瞬時に判断できると思うんだけど……。じゃなくても、そんなにかからずに。それを一緒になって騒いでいた(?)ってんだから、笑っちゃいますよ。だから、相手も担当の代理店も、そういうレベルだったんでしょうね……。 ということで、時間はかかりましたが、相手としても検討の結果、自分たちの主張を客観的に示すことができないので

保険の仕事の受注も住んでる場所が離れているとか、関係ないんだなぁと思った 件

ありがたいことに、このブログを経由しての仕事の依頼がチョイチョイ来ているわたくしですが、今回は、その辺のことについて実際に「経験」をしてみて感じたことを書いてみたいと思います。 実際の話しとして、このブログは第一の目的として、完全に仕事を受けるために、つまり集客のために書いています。その結果、社会貢献的な、世の中の役に立っている面はあるでしょうが、自分の目的としては、そうなんです。 まあ、結果誰かの役に立つというのはいいことなので、それはついででもなんでもいいことなんですけど。 さて、そいうわけで、チョイチョイ仕事がブログ経由でやってきてくれます。 ただ、これまでの実績で言えば、自分の地元はおろか、県内というのも一つもありませんでした。Google Analytics を見てもアクセスの殆どは、東京とか大阪とかですし。まあ、人口多いですからね。 だもんで、九州の方とか関東の方とか、関西の方とかからの、相談・問合せが多いんですよね。 なので、そこから契約になる場合でも、普通に遠くなんですよwww   で、思ったことが一つ。自分が、訪問して会いに行く場合は、せいぜい遠くても1時間以内ぐらいが、距離的にいいところなんですよ。 そう考えると、例えば、郡山でも会津でも、北海道でも青森でも沖縄でも東京でも一定以上の距離のところは基本、会いに行くのは難しいですから、基本的には同じ話なわけです。 ただ、いずれの場合でも、今は通信手段も発達していますし、保険会社的にも全国規模ですから、基本的には不便をかけることはほぼ無いでしょう。 だから、あとは顧客の「好み」なんですよね。やっぱり中には、遠くに引っ越すということで、担当者は、「会える距離」がいいと言う人はいます。 何か相談するときには、会って顔を見て話がしたいと。だから、そこは好みなんです。 ですが、そういう感じの人って、今までは、ほとんどいなかったです。   というわけで、距離は遠くても気にしない人って結構いるのだと実感をしたのでした。 だって、元々取引関係にあって、その後転勤とかで遠くになって、その後も取引が続く、というのなら、割りと無い話ではなさそうな感じが、イメージ的にはありますが、まったく取引関係になかった人から、新規に相談が来て、最終的に契約まで行くわけですからね。 これは、前者と後者では大分感じが違いますよね。 ドンド

保険に付いている、各方面に無料で相談できるサービスが、結構使い勝手があり そう

先日、火災保険のパンフレットを見ていて思ったのですが、今は、火災保険にしても他の保険にしても、「無料のサービス」が結構ついていたりすることがあります。 例えば、自分の所にある火災保険で言えば、無料で、24時間365日使える、カギや水回りの応急処置をしに来てくれるサービスが、付いています。 そんなにしょっちゅう有ることでもありませんが、夜遅くとかだと、普通は業者を手配するのが難しかったりするので、いざという時は結構便利でしょう。しかも、タダだし。 車で言うところの「JAF」みたいなジャンルのサービスですね。しかも、実際に以前相当役に立ったケースが出ています。夜遅くの水浸し事件でした……。 さて、それでですね、その他にもいろいろと付いていたりします。 例えば、 ・弁護士に法律相談をするサービス ・税理士に税務相談 ・防犯機能アップについて ・住宅相談 ・健康・医療 ・介護 という具合にかなり豊富にあるんですね。で、実際に仕事を依頼する場合は、もちろん有料となりますが、相談をしてアドバイスをしてもらう程度は無料だったりしますので、実際使い勝手はあるんじゃないでしょうか。 いや、良いかかりつけみたいな所がある人はいいですよ、それは。しかし、そんなにいろいろなジャンルでかかりつけがあるという人ばかりではなく、むしろ、そういう人は、数的には少数でしょう。 なので、誰に相談していいか分からない。相談はしたいが、適当に選んで変な人とかにあたっても嫌だし……。と、言うケースは結構多いんじゃないでしょうか。 自分に置き換えてみても、ちょっと思うことがあって、誰かに依頼しようかな、みたいなことがあります。しかしね、誰に頼んでいいか分からんのですよ。ある程度ググって、取り敢えず頼んでみるしかないんですよね。じゃなければ、知り合いに紹介してもらうか。 で、こういうサービスのいいところは、大手がやっているってところ。 何かと言うと、言い方はどうか分からないけど、大手は、行政やユーザーなどの監視の目が強いわけですよ。しかも、上場企業だったりと。 そうなると、そう変なところは紹介してこない可能性が強い、と見ることができますね。 あとは、その保険会社なりが紹介する業者自体も、その保険会社との関係を大事に思う可能性はそれなりにありますから、その点から見ても、真面目に仕事をする可能性が強まるでしょう。仕

改定で料率が下がったので火災保険を見直したら安くなった件

今年の10月以降に補償がスタートする契約からなので、もう間もなくですね。 で、全体的には何%かアップと言われていた火災保険ですが、自分の地域についての一般の木造に関しては、料率が下がったようでしたので、これを機に自分の家の契約も見直してみることにしました。 同じ品物なら当然安い方はいいですからね。 それでは、まず結論から入りましょう。 見直し前は、建物と家財の補償合わせて、月の料金が「2,060円」でした。 それが、今回見直したことで、「1,450円」となりました。 なので、「610円」ほど安くなったのです。(月々) で、今回は、冒頭に書いた通り、そもそも保険料自体が下がったのですが、規定の改定もあったので、補償範囲や免責なども少し変更をしています。 むしろ、以前は僅かですが、免責を設定していましたが、今回の変更でゼロにしたので、その点は、補償内容を良くしたわけです。 あとは、まず該当する可能性は無いだろうと思うところを削除しています。 そういう、細かな設定が以前よりも可能になったというのも、今回見直すことで得られた結果の理由です。 ですので、単に補償をグッと下げたとかではないんですよ。むしろ、余計なところを削除したり、他をシンプルに分かりやすく変えたことで、よりいいものになりました。あと、補償の限度額は、同じままです。 まあ、安くなったと言っても、額的にはショボイかもですが、割合的に見ると3割ぐらい安くなりましたので、結構大したもんなんじゃないでしょうか。と言っても、「年間では7,320円」だから、まあそれなりにまとまった金額だな……。 内容も良くなったところもあるわけだし。 みなさんも今回の改定により、同じように安くなる可能性があります。どうぞ、参考にしてください。 あ、ただ地震保険料自体は、見直し前よりも上がっているので、それで今回ぐらいトータルで安くなったわけですから、それだけ、火災保険の部分が安くなったということになりますね。

国内生保は相談を受けても提案をするものが無くて、もはや意味がなくなってい る件

以前から国内生保については、割高だ割高だ、とこのブログにも書いてきました。まあ、事実なので。 診査や商品的な意味で、そこにピッタリ来るケースは、いいわけですが、現在の環境からするとそういうケースってほとんどありません。 しいて言えば、うちで言うと一時払終身ぐらいでしょうか。 なので、通常のケースではほぼ、顧客の希望に対して提案するのにふさわしいものって、無いんですよね……。 だもんで(笑)、うちで取引のある国内生保の会社から来る、毎月の手数料は、もう笑っちゃうぐらいの額になりましたwwwwww だって、ほぼ、そことは契約がないですからねwww あっても、何年か前に契約になったもの。その当時は、まだ今よりは、提案する際の候補になることがチョイチョイあったのですが……。 しかし、ドンドン他も進化をしてきます。そしたら、あっという間に現状のようになってしまったんです。 そこの保険会社の人からは「よろしくお願いします。」と言われますが、そう言われてもね……。その顧客に最適と思わないものを提案はできませんから。 なので、そういうとこのを積極的にやっているところは、他の意図でやっているんです。売ることありきで。売るためにやっていると。 じゃなかったら、そういう風になりませんから。ちなみにですが、うちと取引のあるその国内生保ですが、ある損害保険会社と提携をしています。 なので、そこからも、よろしくと、言われることがあります。でもね、笑っちゃうのが、「じゃあ、あなたもそこに入ったらいいじゃないのwww」とか、「高いし、いい保険がない、なんかいいのないの?どれがいい保険だと思う?」みたいなことを言うと「いや、・・・・・・・・。」みたいに黙りますからねwww まったく、意地悪ですね笑笑笑 まあ、でもそれが実態なんですよね。だから、彼ら、彼女らも仕事上仕方なく、よろしくと、言ってくるだけなんです。 なので、もうそろそろ、そことも取引を解消してしまうのがいいかと考えている昨今です。 取引関係にあると、契約はあまりなくても、何かと面倒があるのがこの業界。年に一度、監査もありますし。それ系のやつを日頃からキチンとしておかなければなので。 ならば、どうせなら自分がいいと思う保険会社と「だけ」取引をした方がいいわけです。無駄な労力にならないように。 オリックスとかいいかな。何かと合理化されてそうだ

専門職などの賠償保険が話題に

仕事上のトラブルで訴えられるかも?! さまざまな専門職業の賠償責任保険とそのニーズとは 専門職等の賠償保険についての記事が、出ていたので紹介してみよう。 賠償保険の代表格と言えば、やはり一般の人の場合だと、自動車保険だろう。いきなり自動車保険が賠償保険の代表格と言われてもピンと来ない人は多いかもしれない。 まあただそれも無理はない。自動車保険は所謂詰め合わせセットのようになっているので、賠償保険だけ契約しているという人は、ほとんどいないからだ。 だから、そういった認識が無いのも無理はないのである。ちなみにだが、自動車保険で言うと、「相手への」物やケガなどについての補償がそれにあたる。所謂、対人(賠償)○○○○万円や無制限とか、対物○○○○万円や無制限といった部分だ。 これの、教師用とか公務員用とか、いろいろあるのです。ちなみに保険代理店用もあります。 それから、昔からあるのは、 ・医者 ・建設業者 ・飲食店 ・テナントビルなどのオーナー向け ・美容師向け あと、弁護士のもあるよね。それから、企業などの役員向け。あと、最近では管理職向け、とかもあります。 それから、医者なんかは正にそうですが、他の業種でも、その法人だけではなく、担当者など個人の責任も追求される可能性があるんです。 まあ、だからこういう保険が話題になると。 それだけ日本も変わってきたのでしょう。というわけなので、「自分は、関係ない」と思っている人でも、ただ思い込んでいるや気付いていない、知らない、というだけで、実際はそうでもないこともあります。 一般の人ですら、日常生活上で高額のトラブルに発展しているケースも少ないとはいえあるんですから。例えば、昨今相次いで高額の賠償判決が、自転車と人の事故で、出てますね。 なので、これも昔からですが、一般の人の日常生活用の賠償保険があるんですよ。 結構こういう情報を得やすい、そして、保険を検討する機会を得やすい人は、いいんです。情報が入りやすければそんなには心配はいらない。 しかし、自分が心配だと思うのは、こういう情報を「得辛い環境にある人」です。 ある日突然、普通に仕事をしていたら、食中毒だなんだとか。あるいは、部下がどうしたとか。それで、一巻の終わりとなることだって無い話しではありません。 もちろん、可能性は低いでしょう。しかし、それは当たり前なんです。普通は注意