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センサー作動せず2歳の子ども死亡で賠償命令、どうなるメーカー責任

今後、ますます出てきそうな事故のニュースがあったので、紹介しておこう。 車の“目”過信禁物 運転者に過失、賠償命令 #西日本新聞 事故の概要 このニュース何かって言うと、要は駐車場内で、車が子どもをひいたという事故。ただ、ポイントがあって、今話題の自動運転的なもの(衝突防止センサー)が絡んでいる事故なんです。ちなみに、そのひかれた2歳の男の子は、お亡くなりになったそうです。可哀想に。 で、センサーも作動しなかったし、ひいた感触もなかったので、ひいたこと自体が訴訟で争われたというもの。 結論は、運転手側の過失を9割認定し、4,800万円の倍賞を命じた。 今後注目したい点 この事故は、車と人の事故。なので、当然車の方は、自動車保険に入っている可能性が高い。従って、相手へは、その保険から賠償されるでしょう。 と、ここまでは普通の流れ。 ここで問題が出てくるのが、その作動しなかったと言われている「衝突防止センサー」。つまり、メーカー責任が生じてくるのかどうかが、今後注目の点であります。 相手への賠償金を支払う損害保険会社が、求償と言って、自動車メーカーを訴える(請求する)可能性があるんです。そうなった時に、今後の事故に対して、重要な意味を持つ裁判となるでしょう。 あとは、その車のなんとかセンサーが、どこまでカバーする。つまり、販売するにあたって、メーカーがどこまでの責任を引き受けている前提になっているのかという点が、非常に関係してくるところ。 加えて、その前提に対して、どういう判断を裁判所が下してくるのか。興味深い。なので、こういう言い方もどうか分かりませんが、是非、保険会社は、メーカーと裁判をして欲しいものです。 今後増えそうだな……。 最後に ていうか、この事故って、判決的には、車の方が90%悪いということで認定をされているが、子ども2歳だよ。これは、その子の親の方も普通に考えたら相当悪いね。ちゃんと見てるとか、初めに車に乗せるとかしなきゃ、そりゃー事故にもなるわな。

保険料が少しずつ高くなっていくのは避けられない理由

今回は、「昔は今よりも大分安かった……。気付けば随分上がったものだ……。」というコメントを、本日お会いした顧客に言われたときに説明したことを、書いてみます。 ちなみに、その顧客の契約は自動車保険です。 むしろ自然 保険料というのは、このブログでも繰り返し述べて来ているところでありますが、市場原理も関係しますが、保険の場合は基本的には要は、「保険金の支払いの量」で決まって来るわけです。 ですから、昔というのは、あの感じですと、それこそ20年とか30年とかぐらい(あるいはもっと)以上前のことを指しているような感じでしたが、それだけ「金額的な意味」で保険金を支払っているということになります。 というか、大きなスパンで見れば、上がっていく、これは高齢化とか関係なく当然の流れなんです。なんでかというと、「物価が上がっていく」からです。 ですから、貨幣価値が変わりますので、単に数字上での値段で見ても正しい比較にはならない。昔は、うどん一杯いくらだったのに高くなった……と言ってもしょうがないですよね。収入の相場だって全体的に違っているのですから、数字上は。 これは、ピケティさんとかいう経済学者の理論でもそうですが、資本主義経済をやっている国では、基本的には、物価は上がっていくと言うことなんだそうです。だから、ついでに言えば、株とか不動産などの資産に投資した方が基本的には得ということでした。なので、自分はますますそうすることにしたのですが。 ですので、例外的にデフレになることはありましょうが、普通の国では、中長期的には、いくらかずつは物価が上がっていきますから、保険料も当然上がっていくのです。 今後グッと安くなる日が来るかもしれない ですから、その人にも少しお話しましたが、PCや大型テレビなどは、安くなりました。というか、普及すれば普通は原則的に安くなるのです。が、車だけは安くなっていない。これは、参入障壁の問題ですね。車のエンジンというのは、大変なノウハウがいるものなんだそうです。 ですが、世界の流れは、EV(電気)ですから、いずれ、10万円ぐらいの車も登場するなんても言われています。ですから、そうなれば、保険料も一旦下がるということはあるでしょう。そして、そこから、また少しずつ上がっていく。の繰り返し。 まあ、車の場合は、自動運転→メーカー責任みたいな点もありますが……。あと、

家電量販店の延長補償は入る意味があるのか

家電量販店で家電を購入した場合に、自動的に延長補償みたいなのがつくところもあるけど、料金を支払うことで、延長となるところもある。 さて、今回はそれについてどう思うか書いてみます。 まあ、このブログをチョイチョイ読んでいる人は、自分がどんなことを書くのか、判りそうな感じもしますが……。   はい、改めまして。自分は、通常家電類は専らネット、もっと具体的にいうと、その97、8%ぐらいはAmazonで買うのだが、たまには、量販店で買うこともあります。 というのは、見に行ってみて、あまり値段の開きがないような場合(ネットと)は、その場で買って来てしまいます。見せてもらったということもありますし。 それで、店によっては、冒頭に書いたように、「延長補償はどうしますか?」と聞かれますが、結論は、原則というか完全に、 NO です。 理由を述べましょう。理由は、簡単で、合理性の観点から、損だからです。これは、考え方としては、保険のロジックと同じです。量販店では、それを主な収益事業としてやっているわけではないので、そこにどのぐらいの儲けを乗せているかは判りません。 もしかしたら、ほぼゼロとか、やや赤字ということも可能性としては有るかもしれません。が、どう考えても、延長補償を希望し、補償料を支払った人の大半が、得をするようなバランスにはなっていないでしょう。 例えば修理とかなると、物にもよりますが、部品代プラス、手間賃、あと送料、とかかるので、安くても何千円(それも一万円に近い方)、何万円とか。PCなんかであれば、十万円代ということも有り得ます。 で、延長補償料は、確かもちろん物にもよりますが、大したことないですよね。2、3,000円とかそういう程度の額だったと記憶をしています。つまり、それでもしもの修理などを賄うのですから、いかに修理が割合的に少ないか?ということなんですよ。 これは、額も含めて多くなれば、補償料も上がって行くはずです。事実例えば、SoftBankあたりでも、iPhoneの補償料は、以前よりも上がっていますよね。これは、端末の値段が新しくなるにつれて為替の関係なども含めて、上がってきているということが原因でしょうが。 いずれにしても、補償額が上がれば、補償料も上がるのです。ですから、やや違いますが、支払う額が多くなるということに関していえば、同様ですので、上述のように、

自動車保険を見直す場合、どの程度まで調整が可能か

たまに、自動車保険を見直したいというご希望を受けることがあります。ですので、今回は、その辺の見直す際のポイントについて書いていきます。 そんなに豊富には無いよ で、見直す場合なんですけどね、大体選べる選択肢ってそんなに豊富には無いんですよ。ある程度、事故があったときに、保険会社に一通り補償してもらいたいという前提の場合。 そうでないのなら、結構色々考えられるんだけど。なので、かなりバッサリとやりたいという場合は、実際じゃあ、「どれを諦めるのか?」という話。 それで、おおまかに言うと、自動車保険って、基本的には、3つの機能で構成されていて、もう少し細かく言うと4つなわけ。 ・相手 ・自分の方のケガ ・自分の方の車 こういう感じね。 で、相手は、人と物があるので、そうすると4つというわけ。 さて、それで実際問題としては、一般的なところで言えば、調整できるのは自分の車の補償(以下、車両保険)ぐらい。 一番カバー範囲が広いやつに入っている人は、「自損と当て逃げが無いタイプ」のにするか、あるいは、思い切って、「そこの部分の補償はやめてしまう」か、という、2つぐらいしか無い。 なので、元々車両保険はやっていない人は、実際ほぼ調整できるところは無いし、「自損と当て逃げが無いタイプ」でやっている人は、保険料安くしたいなら、車両保険やめちゃうかどうかぐらいしか無いんだよね。 結構違うもんです で、どんぐらい違うか。その車(型式)によっても違うので、大体ですが、一通りある程度無制限とかでやっている前提で、「車両保険がフルカバー型の場合を100」とした場合。 ・自損と当て逃げが無いタイプ:75ぐらい ・車両保険なし:50ぐらい ぐらいになります。つまりそれだけ、「自損、当て逃げ」で保険金を支払っているということに。 だから、年10万円の人は、75,000円とか5万円とかぐらいになるんだよ。月でもそう。1万払っている人は、7,500円とか5,000円とかぐらいになるの。 結構違うでしょ。 なので、基本的にはそういう感じになります。これ、顧客にも相談を受けた場合同じように説明します。 あとは、細かい話 あとは、枝葉の好みの話。対物とか車両保険とかに免責をつけるという選択肢もあります(つけていないような場合)が、つけます……?みたいな。あんまりススメないな、分かり難くなるし、事故って保険を使う

地震保険で、保険金が支払われるハードルってどのくらいなのか

この前、あるおじいさんから地震保険について質問を受けましたので、記事にしておきます。 質問内容は、「入っていても補償を受けられることはまず無いらしい」「家が潰れたりなど余程のことでなければ保険金はでないそうですね」というもの。あと、保険金の支払い方法も火災保険とは違いあまりでないとか、認定基準についてのこともありました。 ですので、その辺について書いていきますが、誰に聞いたんでしょうね。(笑) そんなことはありません。自分は、日本国内でも珍しい部類に入る、地震保険の保険金請求実務をかなりやった経験があります。件数で言うと、数えるほどではありませんね。なんせ、3.11のときにかなりの件数の立会やなんかをしましたので。 ですので、査定基準は、契約のしおりに少し出ていますが、さらに具体的なことは、モラルリスクなどの関係から非公開なんですが、調査員がやっているのを見たり聞いたりもかなりしましたので、大分解っています。 しかも、実際に調査にかけて、支払われた割合というのを考えると、ほぼ「100%近く」支払われています。全損になった人は、数えるほどでしたが、半損になった人は、結構いました。あとは、一部損ということで、5%の支払いです。 で、ここで気を付けたいのは、半損=単純に半分ぐらいの損害を受けているというわけでは、必ずしも無いということです。あくまでも、地震保険契約上、定義されている「半損」なわけですから。 具体的に言いましょう。地震保険契約上の半損というのは、現状、建物であれば、2割以上。家財であれば、3割以上の損害を受けた場合に該当するとなっています。従って、8割大丈夫な場合でも、2割損害があれば、それに該当し、半分支払われる、ということになるのです。(建物) ちなみに、最低の支払いだと、僅か3%(建物)、全損は5割以上(同)の損害の場合です。 ですから、結構支払いのハードルは低いんです。実務的な実感としてもかなり払われやすい制度という印象です。 家財についてもそうですね。自分の顧客では、半損になった人が続出でした。真面目な話。算出方法は、非公開ということなので、あまり具体的には言えませんが、やはり、災害の性質上、スピーディーさをかなり追求した制度となっています。 なので、支払い区分も3種類(全部、5割、5%)だけ。(ゼロもまぜると4種類ですが) あと、今度2017.1

地震保険の「値上げ時期」と「値上げ幅」、あと「値上げ回数」について

地震保険についてのニュースが出ていたので、久々ニュースの紹介をしてみます。 地震保険の値上げについては、先月別なエントリーで取り上げました。 これ: 地震保険が来秋にも◯~◯割程値上げへ そのときの表現では、「 来秋以降 、保険料を段階的に平均2~3割引き上げる方向で調整する。」となっていました。 さらに見出しでは、「地震保険料2~3割上げ 家庭向け、 来秋にも 政府、損保と調整 巨大地震の支払いに備え」となっていたので、自分もその頃なのかと思い込んでいたらしく、エントリーでも「値上げの時期は、 来秋 ということなので、 来年の秋となる模様 」と書いていました。 しかし、今見ると、来秋「以降」となっていて、今日の日経のニュースでは、「2017年 1月 から引き上げる方針を決めた」となっていました。以下、その記事を引用します。 政府と損害保険各社は家庭向け地震保険の保険料を2017年1月から引き上げる方針を決めた。値上げは2~3回に分け、最終的に全国平均で19%引き上げる。14年7月に全国平均15.5%引き上げたのに次ぐ値上げで、上げ幅はこれまでで最も大きい。巨大地震のリスクが高まっていることから、保険金の支払い余力を高める。 出典: 地震保険値上げ、17年から 政府・損保各社 2~3回で19% というわけで、値上げは、2017年ですから、今だと再来年の1月以降始期契約からということになりますね。「方針を決めた」なので、これは決定ということになりましょう。 なので、その直前辺りで、5年とかで契約してしまうのがお得、ということに。 さて、それとなんですが、上げ幅についてのニュースもありました。 こちらね: http://goo.gl/fMIw2B それによると、「上げ幅の上限を50%とする方向で調整していることが分かった」となっています。全国平均では、上の引用文にもあるように、「19%値上げの方向」とでていました。 前回のときは、上限3割としていたんだけど、今度は、5割を上限にするようです。 それから目に止まったのは、「最新の研究で地震の発生確率が高まった太平洋側の一部ではより上げ幅を大きくする必要があるとの判断だ」ってとこ。 つまり、どこだか判んないけど、その「太平洋側の一部」ってとこで、結構上げようとしているってことだ。 あと、「政府の地震調査研究推進本部は、昨年

自動車保険の対象となる運転者年齢を変更する場合に気を付けたいこと

自分のところではないのですが、ちょっと業者側としてもマヌケな話を聞きました。 自動車保険って、通常、補償対象のドライバーの条件を設定できますよね。で、具体的には、 ・年齢 ・間柄 を設定できるわけですが、例えば、「本人・配偶者限定」とか「家族限定」なんてものがあります。 で、あるケースでは、年齢条件の変更をしたいと申し出があったんだそうです。で、詳しいこと判りませんが、おそらく子どもが免許をとったからとか、ちょっと商売やっているような場合なら、若い人も運転するようになったからということだったのでしょう。 ちなみに、変更前は、「35歳以上補償」で尚且つ、「本人・配偶者限定」となっていたそうです。ですので、これまでは、メインに使っている人は、少なくとも35歳以上だったはずです。 あと、配偶者は、いなければ、当然自動的にそこは関係のない話になりますし、いても本人だけ対象になればいいということであれば、35歳未満の可能性はあります。 で、結論を言いますと、申し出内容は、年齢条件を「21歳以上」にしたい、ということだったそうです。そして、そのときどういう会話がなされたのかは不明ですが、そのまま、単純に年齢条件だけ変えた。 つまり、「21歳以上補償」「本人・配偶者限定」という風に。ですから、これだと、年齢の条件だけは変りましたが、引き続き「本人と配偶者」だけしか対象となっていないわけです……。 なので、その「本人」にあたる人に配偶者がいて、「21歳以上」としないと対象とならず、今までは運転しなかったので、これまでは「35歳以上」でよかったが、今度運転をするようになった、とか。 あるいは、独身だったのが、結婚したとかで、状況が変わった、ということで、要は、それでその人の希望を満たしているのなら、いいわけですが、実際はそうではなかったようです。 つまり、「本人・配偶者」ではない範囲の人が対象となるようにしたかったようなのです……。 これ、詳細判らないのでなんなんですけど、業者がバカで気が利かないのかどうかは、どういうやりとりをしたか次第なんですよね。具体的に、最終的に対象となる人を説明し、それでいいのか確認した上で手続きをしているのなら、基本的には非はないでしょう。法的にも道義的にも。(家族構成とかほとんど知らない前提ですが) ですが、ロクに確認をしなかったり、お客の方が、「今度◯

車検・修理などで代車を借りる際に絶対に注意すべきこと

普段から通勤や買物などは車を使って行うというみなさんは、車が日常生活の一部となっていますよね。なので、そういうみなさんは、定期的な車の車検。そんなに、しょっちゅうではないでしょうが、事故った場合の修理などのときに、その整備工場から、代車を借りることでしょう。 今回は、その際に、事前に理解しておくべきことや傾向について、実際にあった事例も取り上げながら紹介していきます。 基本的な責任関係 代車を借りた場合の借りた側の責任についてです。もしも、わざとではなくても代車を壊してしまった場合どうなのか。 これは、もちろん、通常、元通りにして返さなければなりません。あるいは、修理代相当額を支払うか。まあ、常識的には、元通りにして返すのが当たり前の感じもしますが、そこは、整備工場から借りたものなので、そこで修理を頼んで、代金を支払う(賠償)ということで問題はないでしょう。 で、これは、当然当て逃げのような、自分がその場にいなかったようなケースでもそうなのです。これについては、「えー」という声が聞こえてきそうな感じもしますが、借りたものをキチントした状態で返す義務が法的にもありますので、これは仕方がありません。 従って、特別責任をとらなくていいという約束(契約)を代車を借りる整備工場としているわけでも、なければこういう責任関係になります。 実際の代車の保険の傾向 で、責任関係という意味においてはそうなんです。が、というか、その代車に保険がしっかりかかっていて、何かあったときには、そこから補償が受けられる、という場合は特にそういったことに対する金銭的な問題は生じません。 これについては、要件を満たせば、自分の車の保険を使うことが出来るケースも有ります。しかし、そこについては、運転中でなければ対象外であるなど、当て逃げなどは基本免責となる点など制約がありますので、その点は今回これ以上触れません。 それでですね、一般的な傾向を言いますと、大体代車には、「相手に対して」は付いているんですが、「自分のケガはほんの少し」で、「車両保険はナシ」というケースが少なくありません。自分が頼んだところでは、ありませんでしたが、そこによっては「対人のみ」というケースも聞いたことがありました。 それは、本当、最低限、所有者責任を負った場合にしか備えていないんでしょうな……。ですから、それは論外としても車両保

火災保険は長期で入っておくべき理由

建物や家財などが、火事や自然災害などで、損害を受けた場合に補償する火災保険。今回はこれの契約期間についてのことを書いていきます。 で、いきなりですが、火災保険は長期で入っておく方が保険料コスト的に有利です。これは住宅用の火災保険については特にそうです。 そして、通常、「毎年とか毎月」という払い方ができるのは、「5年まで」なんです。くまなく調べたわけではありませんが、似たり寄ったりの業界ですから大概そうなのではないかと。 なので、それ以上の期間を契約したい場合は、一括で保険料を支払わなければなりません。まあ、現実問題として、いくら割安と言っても、5年を超える期間で契約をしたいという人はほとんどいないでしょうが。 しかも、この秋から最長10年までになるわけですし。 それで、たまにですが、1年で契約を希望する人がいます。が、これは大変もったいない。なぜかというと、少なくとも自分のところでは、住宅用は単に5年というだけで「10%程度」保険料が安くなっちゃうからです。 加えて、期間中に値上がりしようとも、5年は確定になるので、その影響を受けない。(上がらない) 手続きが5年に一度でいいので、面倒臭くない。 というわけです。 なので、今時は災害も多いですし、消費税も上がったり、物価も上がったりで、保険料は随時上がって行く傾向。従って、「1年で契約をするのは損」なのです。 じゃあ、逆に保険料が下がったら、1年とかの方が有利なのでは? と、思う人もいるでしょう。大丈夫です、その場合は、「そのタイミングで、契約し直せばいいだけ」ですから。まあ、おそらくその心配はかなりの確率で当面ないと思われますが。 火災保険って、そもそもとして、自動車保険みたいに「等級」のような仕組みはないですから、非常に単純なんですよ。それと、普通は途中で解約しても「月割」なので、区切のところで解約して、再契約をすれば、残りの月分は戻るので、ムダはないんです。 というわけなので、デメリッドは基本ないということなのです。なので、短い期間で契約をするのは単純に損なんですよ。まあ、先がもう短くてどう、とかいうようなケースとかでは気持ちは解らないでもないですがね……。 最後に火災保険を5年で契約した場合のポイントをまとめておきますので参考にしてください。 ・安く契約できる(主に住宅用の場合。一括ならどちらも) ・値上がり

車検の見積もりをしてみて、改めて自動車の「整備業界は闇が深い」と思ったと いう話(後編)

コスモ http://www.cosmo-oil.co.jp/ ここはですね、実は一番安い見積でした。実際、コバックさんは、やってみなけりゃ判んないので、そこを除くと、事前見積では、オートバックスさんが一番価格的には、低くなるのではないかと、事前に予想をしていたんです。 ですが、大番狂わせで、一番低いと予想したそこは、一番高かった。総合力としても高くないのに、値段も高いというのはかなり、驚いたの通り越して、面白かったですわ。何箇所か回ってみてホント良かったです。こうして、自分で言いますが、役立つコンテンツも提供できますし。 それで、コスモさん。スタンドのとこですね。ここは、予め、 「おすすめの内容で取り敢えず提示させていただくので、必ずしもやらなくてもいいものも入っています。」 「ですので、一つ一つ確認していくなかで、不要なものは言ってください」 みたいな感じのことを言ったうえで、初めは「16万円ちょい」でした。 オートバックスの件があったので、「フーンそうなんだ」ぐらいにしか思っていませんでしたが、内容としては、ボディーコーティング、云万円とか、そういうのもあり、ある程度次回車検まで安心して乗っていられる最低限のレベルということで、精査をしていきました。 あと、多少交換時期は来ていても現時点で当面大丈夫そうで、一気にはダメにならないような、後から必要に応じてやっても十分間に合うようなところも除外しました。 その結果ですね、「10万円」切りました。 94,000円ちょいです。 で、あと、マフラーの件とか聞いたんですけど、そこでは特に問題ないという判断でした。何だそりゃ!? なので、思わず、もう腐ってきてて、直ぐに交換するべきと、言われたんですが、と聞いてみました。しかし、そこでは「いや、大丈夫でしょ」というコメントなんですね。まあ、大丈夫なら、自分としてはその方がいいわけですが、わっけ解らないですね。 いや、 「交換は、直ぐにしないといけないレベルではないけど、傷んでは来ているので、いずれやる必要は出るかもしれない」 「なので、早めにやっておくというのも一つですよ!!」 という感じなら理解できるのですが、これでは、あまりにも差がありませんかね。なので、冒頭言ったように「闇が深いですね」とお店の人とも話したのでした。 うーんなので、結果的にみると、スズキさんが丁度では

車検の見積もりをしてみて、改めて自動車の「整備業界は闇が深い」と思ったと いう話(前編)

えーとですね、来月初めに車検の満了を迎える車を所有していまして、そろそろやらねばと思っていたところです。そして、本日少々時間がありましたので、ブログの取材なんかも兼ねて、生まれて初めて、車検の合見積もりをしてみました。 初めは、特徴の違う2箇所ほどをとってみようと、考えていたわけですが、途中で面白くなってきて、最終的には帰り道のところにも寄ったら、最終的に4箇所ほどになってしまいました。(笑) そしたらですね、かなり驚くべき結果が待ち受けていたので、思わず、 「いやー、闇が深いなぁ……」 と、思ってしまったのでした。というか、最後によった、ところの人にもそのまま言ってしまいました。(笑) そしたら、その人も共感というか、同意されていましたけど……。 で、家電とか、デジタルデバイスの商品レビューみたいなのって、ネットでは沢山ありますが、こういうののレビューって、見かけないので、きっと役立つのではないかなと思い、書いてみることにしました。事実、自分が知りたい類のことですし。 では、ただただありのままに事実をそれぞれ書いていきましょう。 コバック http://www.kobac.co.jp/ 頼んだことはありませんが、聞いたことはありました。なんか安くやってくれる雰囲気が漂っていましたので、持って行ってみました。ここは、30分車検とかあるんですよ。ただ、それについては、後にかなり否定的なコメントが、他の3社の中の1つでありましたが……。 「実際の車検の最低ライン」と、「ある程度まともな状態を保つための整備」には、かなり開きがあるため、30分では、後者をやるのは不可能という話でした。それについては、事前に想像していたものと同じだったわけですが、業界の人の口から聞くと、より確信が深まったのでした。 なので、新車で買って初めての車検とかで、全く壊れていないような場合や時間がなくて取り敢えず通して、あとで再度整備をやるなどの場合でもなければ、後々、修理が必要となり、面倒なことになりそうな選択肢です。 前置きが少し長くなりましたが、ここはですね、見積と言っても、事前にチェックして、大体の掛かりそうな金額を出してはくれないんですね。なので、わざわざ行くまでも無かったことが、その時に判明しました。それなら、何も電話で良かったと……。すげー微妙でしたわ……。 なので、他の3社との金額的

交通事故の過失割合の判断基準について

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いつもは、淡々と完了していくのですが、今現在時間がかかりそうな案件をかかえております。 その事故っていうのは、少し前にあった事故なんですけど、「太い道路を走っていた車」と、「細い路地からその太い道路に入ってきた車」との接触事故でした。 こういう事故の場合、モロモロの状況にも寄りますが、「2:8」、というのが基本的な責任(過失)の割合になります。なので、この件でも普通は、そこから当時の状況を考慮しながら、双方話し合って、合意(示談)まで持っていくというのが通常の流れとなるわけです。 しかし、今回に関しては、全く相手の人が話にならず、独自の持論といいますか、主観的な意見ばかりで、向こうの保険会社も手を焼いているようです。つまり、その相手の人の主張というのは、特に法的な根拠はなくて、キチンとした基準に基づいた話ではないのです。なので、単なるその人個人の私的な思いに過ぎないわけです。 まあ、言っていることも特に筋が通った感じでもなく、ひたすら、「自分は悪くない」「自分は悪くない」「自分は悪くない」「自分は悪くない」「自分は悪くない」「自分は悪くない」「……。」と永遠とそういった感情が渦巻いているように感じました。 しかし、言っていることとしては、自分の落ち度を自ら証明しているような発言が幾つか目立ちました。まあ、気付いてはいないのでしょうが。 で、今回は、日本という国での仕組みを理解されていない人に対して、少々言っておきたいと思います。 一個人の感想とかは実際全く関係ない 基本的には、日本というのは法治国家です。これは、普通のまともな国はみんなこうなわけですけど……。 従って、問題が起きた場合は、国の議会で決めたルール(法律(政令とか、省令とか条例とかも))を基に判断をしていくこととなります。ついでに言えば、それを最終的に判断をするのは、最高裁判所です。これは憲法に書いてあります。ですので、過去の判決(判例)、特に最高裁の出したものは非常に重要な意味を持ちます。 というか、それぞれの一個人の感想とかでやっていたら大変なことに・・・、なので、こうやってルールが必要なわけだけど・・・。 ですので、交通事故の場合も同様。交通事故の場合は、以前にも書きましたが、東京地裁の裁判官達が、過去の判例などを基にその基準を作っています。 別冊 判例タイムズ 38号 民事交通訴訟における過失相

【最近の事例紹介】スーパーで、目の前でぶつけられるも、堂々と図々しくその まま逃げられたという話

それはスーパーの駐車場でのことでした。いつも良く行くスーパー。そして、その駐車場。いつも通りに駐車場に車を停めようとしたら、丁度出て行く車があったので、それを直ぐそばで待っていたわけです。 ちなみに、スーパーの駐車場で事故が起きることは、特に珍しいことではなく、結構良くあることです。逆突とかね。 しかし、今回の事故は、普通のケースではありませんでした。それは、驚くべきことに、ぶつけられた「本人が車に乗って」、それもエンジンがかかっている状態での「当て逃げ」だったのです。 つまり、普通の当て逃げというのは、車をこういう駐車場などに停めておいて、「無人の状態」で、戻ってきたら、ヤられていた。というように、通常相手は既にいないケースが、普通なのです。 それが今回は、相手がいる状態で、トンヅラというわけです。しかも、車のナンバーなど、相手を特定するための情報もとれなかったという話。というわけで、その人は、諦めモードに入っていました。 うーん、とっさのこととは言え、追いかけることは出来なかったのでしょうか。最低でもナンバーなどが判ればね。 で、こういう時は、当て逃げも出るタイプの車両保険に入っていれば、自分の保険に請求することができます。しかし、その人は、入っていなかった。従って、どこにも請求することができず、ただただ涙を飲むしか無い始末なのでした。可哀想。さぞかし悔しいでしょう。 事故自体は、故意か過失かと、言えば過失でしょうが、逃げたのは自分の意思で逃げているはずですので、ある意味スリにでもあったような感じです。 あ、そう言えば、相当前ですけど、前にコンビニの駐車場で、ぶつけておいて、「大丈夫だー」と叫んで、そのまま逃走されたという人がいましたな。この時も相手が判らずで、回収不能に。ただ、その人は自分の保険に請求出来たので、仕方なくそうしたのですが。 ホントわっけ解らないですよね、こういう人達って。本当に悪質であります。 で、相手が判らないと警察に届けても、ほぼ無理なんですよね。常習性が高ければ、故意犯として、器物損壊あたりで、捜査するかもですが、普通は当て逃げだと基本民事ですから、そうはならない。 あと、道路交通法の報告義務は有りますが、キリがないからか、そんなに熱心にはならないのが通常です。しかも、このケースでは、公道じゃ有りませんしね……。 なので、そういうときも補

「損害保険トータルプランナー 髙橋 則彦のちょっと使えそうな話 平成27年6月 号(45)」

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※ このエントリーは、主にわたしの顧客に対して毎月月刊で発行しているニュースレターのWEB版です。ですので、そもそもは、わたしの顧客に向けて書いているもの。ですが、ネット上に普通に公開してあるものですので、誰でも見ることが可能です。ご希望の方はお気軽に御覧ください。 今号のラインナップ 1 はじめに 2 書評コーナー 3 健康管理に関するコーナー 4 わたしのオススメ家電 5 味は美味いが流石に1時間33分待ちはキツかったという話 6 おわりに 1 はじめに みなさんこんにちは。髙橋 則彦です。相変わらず毎日暑くて、溶けてしまいそうな今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。 自分はですね。アイスですね。アイス、アイス、アイス、アイス、アイス、・・・。と、とにかくアイスをよく食べますよね、やっぱり暑いと(笑) 多いと、一日3本ぐらい食べちゃいますもん。休みの日とか、朝まず出かけるときに車の中で食べて。あと昼ぐらいとかにも。そして夕方とか。場合によってはもっと食べれそうなぐらいです。ホントね、もう腹壊さないよう注意しないとなんですが。 あ、それで先日すごい発見をしました。息子がどうしても食べたいアイスがあるって言うんでですね、一回ぐらい食べてみるかと思ったわけです。で、それって、セブンイレブンで売っている「白くま」ってやつで、一個300円~350円ぐらいするんです。 コンビニのアイスにしては結構しますでしょ。ハーゲンダッツ超えてますもの。それで、取り敢えず2人で、一つ買って味見をしてみたんです。そしたらですね、フルーツも何種類か入ってたり、かき氷みたいなやつとか、普通のアイスとか、ソースみたいなやつとか、ホント凄かったわけですよ。ハーモニーみたいな感じで。 なんかですね、セブンとどっかで提携して出しているPB的な感じのようでしたよ。流石セブンは質がいいなぁと改めて思ったのでした。 というわけで、セブンの「白くま」是非一度食べてみてください。絶対(たぶん)ハマりますから。以来うちでは、結構よく食べています。 こういうやつ、 出典: https://goo.gl/1Z3OuI 2 書評コーナー マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (ヤングキングコミックス) こちらの本は、今流行り(?)の世界的に有名なアドラー心理学についての内容が書いてあるマンガです。ア

長期自動保険に実際に加入してみての感想

自分の自動車保険を長期契約にしてみての感想を述べてみます。今回は、業者としてではなく、あくまでも1ユーザーとしての感想です。 うちはですね、自分とカミさんの分で、一台ずつなので、計2台車を所有しています。で、昨年の今頃ですから、丁度1年が経過するわけですが、これまで1年契約でやっていたものを、3年契約にしたんですよ。 そもそも、長期がお得論者なので、それを実践した形です。 長期契約にすると色々とメリットが有るわけですが、一番実感しているところは、手間の面ですね。事故を起こした場合の金銭的なメリットも有るわけですが、しょっちゅう起こすものでもありませんので、そんなに常に実感を得られるものではありません。 あ、あと、保険料が毎年値上げだ、なんだと、コロコロ変わらないのは、実感できますから、非常にいいですね。 というか、なんせ楽なんですよ。日頃から仕事でやっているわけですが、これは人のものを引き受けているのでやっているわけで、自分のも同様にやることについて、同じかというと、全然同じではありません。 自分のは、実際、かなり面倒臭いです。しかし、ことの性質から、いい加減に済ませるわけにも行きませんので、毎回ある程度、確認・検討を行って、やってきたわけです。 その面倒臭さから開放されたことが、正直、一番嬉しく思うのです。 あと、長期自動車保険は、「保険会社によっても等級の規定とかが違う」ようなので、一律ではありません。ですから、あくまでも自分が入っている「損保ジャパン日本興亜」の長期自動車保険についてです。 というわけで、かなり楽になりますから、ヒマ持て余していて、毎年楽しみに更新をしている、という人以外は、長期にするべきです。ホント楽(笑) 毎年とかほんと煩わしいだけですがな。あそこが変わったここが変わったとか。保険料が◯◯の関係でどうなったとか……。 あ、あと途中で解約とか変更も普通にできますのでね。たまに、長期だと、途中で解約をすると、スマホみたいに解除料みたいなのがかかるのか心配をしている人がいますが、そんなものはないです。 だから、ホント1年で契約している場合と、その点は変わらないんです。1年だって、車買い替えたり、何か変更したくなったりということは普通にあります。あと、事情により、解約をしたくなったりとか。その場合は、手続きをするわけですから。 なので、そういう点は

【最近の事例紹介】保険会社と保険代理店は一体ではありません

えっとですね、この前もあったし、前にもありましたけど、たまに、「保険代理店と取引をしている保険会社=その保険代理店」みたいに思っちゃっている人がいます。 どういうことかといいますと、例えば、何か保険の依頼があったとします。その場合に、うちでは基本引き受けていないものもあるわけです。あと、個別に引受審査を行って、見送る(引受けない)場合もあります。これは、新規でも更新でもそうです。 あと、前者については、以前は受けていたけど、その後基本受けなくなって、満期をもって、うちでは受けないということも頻繁ではないですが、可能性としては当然あります。 なんか、微妙に前置き長くなりましたけど……。それで、前者でも後者でも理由はどうあれ、受けない場合に、一生懸命(?)我々が取引関係にある保険会社のサイトあたりを見てきて、「えー、ありましたけど」みたいなこと言う人がいるわけですよ。 「 うち では、お受けしていません」とか説明しても、そういう人いますから。笑 で、そう言う人には、この記事のタイトルのような説明を初めにして、あくまでも引受けについては、自分のところでの判断になることを伝えます。特に損害保険の場合については、契約締結に関する代理権があるので、そういう面が強いでしょう。 それでも理解が出来ない人には、どういう説明をするかというと、コンビニなどの小売店を例に出します。そして、そこのお店と取引があるメーカーについて例にとって、例えば、そのメーカーで作っている商品は、そのお店で絶対に売らなければならないということでは、ありませんよね、と説明します。 なんか、特別な契約でもしていなければ、普通はそうでしょう。なので、保険会社でもそうで、保険会社では商品として用意があっても、それを我々のメニューに載せるかどうかは、全くの別問題なんです。 と、こういう感じで説明をしますと、通常伝わります。というか、ダメだったことはこれまでには無かったですね。流石に。 あと、おもしろいのが、依頼を断れないみたいに思っているような人もたまにいます。保険会社は、公共性が高いので、そういう観点からは、断るのに合理的な理由がなければ難しい面があります。 要は、水道や電力会社が、普通に契約を断ってしまうと、生活に支障が出るので、ということと、同じようなことでしょう。 しかし、保険代理店は関係ありません。契約を引受

福島市の踏切で実際にあった「交通違反を覆した」話

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今回は、ドライブレコーダーの威力について、実際の成果をご紹介します。 これは、実際にニュースや新聞にもなった話だそうです。というのも、知人からこの前聞いた話なもので。しかし、かなり詳細に話を伺いましたので、間違いはないはずです。 さて、どいった内容のものだったのか。 それは、福島市の泉のあたりの踏切で起こったものでした。その当時、そこの踏切を車で通過しようとしていた一台の車がありました。そして、その車が、実際に踏切を通過しようとしたときに、その事件は起きたのです。 踏切を通過する時には、当然一時停止をしなければなりませんよね。そうです。警察の取締です。その事件というのは、踏切を渡る前に「一時停止をした、しない」が問題となったものです。 というか、警察ですから、個人差はあれど、大抵一方的に違反だと押し付けてきます。なので、その時も「一時停止をしなかった」ので、違反!と断定されたという話。 しかし、その人には客観的に反論するための、文明の力があった。ドライブレコーダー。 予めドライブレコーダーを車に設置しておいたため、その時も当然録画中。なので、その時の映像を確認してみたところ・・・。 停まってるじゃん(怒) ってことで、ドライブレコーダーの映像で、ちゃんと一時停止をしていたことが客観的に証明でき、違反の疑いは晴れたのでありました。あ、めでたし、めでたし~~~。 と、行きたいところですが、まだ続きます。 極めつけが、「警察は、しかし、それでも謝らなかった」ということでした。 それについては、変な話納得しちゃうんですけど、しかし、道徳的に見れば、一応でも、お詫びはするのが、まともな人の在り方でしょう。 やはり、その人の時間はもちろん、悪者呼ばわり的な面もありますし、少なからず嫌な思いをするわけですから、そうした精神的な苦痛、時間的な損害、というようなところで、「間違えました。スイマセンでした。今後気を付けます」ぐらいは、あって当たり前でしょう。 ま、警察は、基本そうはしないでしょうが。 ドライブレコーダー、凄いですね。自分もますますつけてみたくなりました。今時は、五千円とか一万円ぐらいでも、常時録画の良さそうなやつが買える時代ですからね。 Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: ドライブレコーダー ちなみに、この話を聞いた人も、自己防衛だと言ってつけていました。これ

既に発売済みの自動運転車の性能が既にかなりすごいらしい件について

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自動車の将来については、近い将来、ハンドルもペダルもない車がスタンダードになって、それこそ無人でその辺を走っている状態になるなんて言われています。また、Googleあたりが、広告で収益を上げるモデルで、タダでタクシーみたいに乗れる車も出現するだろうなんて話も耳にします。 ちなみに、既にGoogleはアメリカのカリフォルニア州で、当局から認可を取得済みだとかで、もう相当な段階に入ってきているようです。運転のレベルもかなり高いようですし。 あと、アメリカだったと思いましたが、起業家で有名なテスラモーターのCEOとかのイーロン・マスクさんあたりも、「いずれ車は自動運転が当たり前になり、人が運転する光景の方が珍しくなるだろう」とかってコメントしているのをこの前見ました。 これは、Googleもそういう感じのことを言っていて、「人間は運転は向かない」と言っているんですね。事故のほとんどは単純ミスみたいなのだから、機械の方が向いていると、そう言っています。 さて、前置きはこのぐらいにしましょう。 先日、キャスターの辛坊治郎さんの本を読みました。 これです。 ニュースで伝えられない この国の真実 (中経出版) この本、辛坊さんのメルマガのまとめ本らしいんですが、その中に自動運転についての内容があったのです。ちなみに、なんか面白そうだったので、 辛坊さんのメルマガ の購読も開始しました。月たったの300円ぐらいで、毎週金曜日に届くようです。まあ、「たったの」かどうかは内容とのバランスの問題ではありますが……。 さて、それでですね、今回紹介したい内容というのは、「既にかなり凄いらしい」という点です。辛坊さんの本の中でそのようなことが出ていました。しかも、過去のメルマガをまとめたやつということなので、今現在だとさらに凄くなっているかもしれませんね。 具体的には、ベンツとか、スバルと言ったところの名前が上がっていたのですが、この2つがなかなか凄いんだそうです。 「追突防止の自動ブレーキ機能」と「車線はみ出し防止機能」が、かなり優れているようでした。車線をはみ出しそうになると、強制的に自分の車線の中央に戻してくれるということなんです。 とくに、ベンツが凄いという話でしたが、スバルもなかなかだそうで、辛坊さんは、試乗しに行ってそのまま衝動買いをしてきたそうです。 従って、それらの機能があれば

自分や家族の車が増える場合に保険を安く契約する方法

今更かもしれませんが、知らない人もそれなりにいるであろうと思われるので、この記事はそうした方に向けて書いたものです。 さて、今回は、自動車をもう一台増やした場合の合理的に(場合によっては安く)保険を契約するためのテクニックをご紹介しちゃいます。これは、自分の車に限らず、子供などの家族に買ってあげる(家族が買った)場合なども含まれますので、参考にしてみてくださいね。 さて、改めまして、車をもう一台増やしました。その場合は、普通は、新たに新規という形で契約するのが、素直といいますか、特になんのテクニックも使わない場合です。 その場合は、要件を満たさない場合は、「6S等級」、満たす場合は、「7S等級」と、いくらか安く契約ができます。 そんで、「テクニックを使う場合」。 これはね、ズバリ「既存の契約に自動車を入れ替える」わけです。そして、「元々の車」を上述のように「新規で契約」をする。もう少し、解りやすく説明しますと、 【通常】 ・新しく買った車 → 新規で自動車保険を契約 【テクニックを使用する場合】 ・新しく買った車 → 既契約に入れ替えるよう変更をする(車両入替と言います) ・上記既契約で契約をしていた車 → 新規で契約 そうすることで、ケースによっては、「トータルの保険料に何万円もの差が出る場合がある」のです。これは、車種や契約者の年齢などが関係します。 ですので、もし、自動車をさらに買い足したような場合は、担当の人に、両方のパターンで保険料を計算して貰うよう依頼をしましょう。 で、このことって知っている人は知っているのですが、知らない人は意外に知らないんですよね。あと、気の利いたところでは、黙っていても損のないやり方をいろいろとアドバイスしてくれると思いますが、そうでないところも必ずあるでしょう。なので、合理的にやりたい人は、自分から積極的に依頼をすべきです。 じゃないと、損な方法で契約をするはめになるケースが出てくるでしょうから。 というわけで、ご参考にどうぞ。このやり方だと、サイフが別な場合で、自分の方が保険料上がりたくないという場合には、ダメなんですが、親子の場合に活用されているケースが多いですから、使い勝手はかなりあるでしょう。 それと、ケースによっては「普通に契約をした方が、合理的な場合もある」ので、「ポイントは、2パターンで」、保険料を計算をしてもらっ

【最近の事例紹介】自動車保険で顧客が変更の申出をするのを忘れて、トラブル に

それは、自動車保険の「運転者年齢条件」に関することでした。運転者年齢条件については、みなさんお解りですよね。あの、「◯◯歳以上」とかって限定条件を設定することで、その代わり保険料を抑えることができるあれです。 で、今回はそれにまつわることです。というかタイトルでは【最近の事例紹介】としましたが、少し前のことになります。ご了承ください。 一体どういうことがあったのかというと、ご存知のように、上述との繰り返しになりますが、自動車保険では、通常、運転者の「年齢条件」を設定できます。メリットは、上述の通り。 で、著しく差が出るのは、各社、そもそも、その年齢条件の設定可能なメニュー(各種年齢)自体がいくらか違う可能性がありますが、我々のところで言うと、今現在は、 ・なし(全年齢) ・21歳以上 ・26歳以上 ・35歳以上 の4種類です。(違うものもケースによってはありますが、個人で、乗用車など一般的なケースではこれです。) それで、極端に違うのは、 ・なし(全年齢)→21歳以上 ・21歳以上→26歳以上 という、2パターン。冗談抜きで、月で「何千円」とか違ってくることもザラにありますから・・・。 で、自分のところでは、「顧客に損をさせない」ことをモットーにやっています。 なので、日頃から、契約の時や契約変更の時などはもちろん、契約期間中にそれが可能になる場合は、そういった時に予め「年齢条件の変更の手続き」をすることで、今よりも大分(場合によっては)安い保険料にすることが可能です。そして、それには連絡(手続き)が必要なので、是非忘れずに連絡をください、と説明をしています。 ですので、その頃になると電話が来たりします。これはですね、上述の通り、それらのケースですと結構違いますので、是非忘れずにやっておくべきですね。それこそメモをしておきましょう。 また、極端には違わないケースでも、無駄に保険料を支払う必要はないわけですから、程度の差はあれど、いずれにしても忘れずにやっておきたいところです。 さて、そういうことで、連絡が「来る場合も」あります・・・。しかし、人間ですから、当然忘れる人もいるんです。で、当たり前ですが、忘れようと忘れまいと、自己責任ですから、忘れてしまった場合は、しかたのないことなんです。が、以前には騒いだ人がいました・・・。 その人が言うには、本音なのかどうかは判り

「自身の運転次第で保険料を抑えられるメリットがある自動車保険」についての 感想

昨今、地味にチョイチョイニュースなんかで話題に上る「テレマティクス保険」について思うことを書いてみる。 まず、「テレマティクス保険」については簡単に言うと、 自動車保険は、近い将来、通信システムを使って運転状況を収集・分析し、保険料を算出する「テレマティクス保険」が主流になるかもしれない。欧米ではすでに加入者が急増中で、5年後には3割を超す勢いだ。自身の運転次第で保険料を抑えられるメリットがあるため、日本での一般化も大いに期待できる。 出典: http://goo.gl/eLPaBt 、ていう感じ。 既にソニー損保とかでやっていますね。 ただ、どうだろう。確かに、「自身の運転次第で保険料を抑えられるメリットがある」ってことなので、一見合理的ではありそうだ。 しかし、逆に言うと、程度問題ということはあるので、その制度の設計次第で、調整はできるだろうけど、「運転次第ではかなり保険料が高くなってしまう」ということも言えるだろう。 従って、その方が緊張感があるので、全体の保険料としては安く抑えることが出来るでしょう。また、保険金の支払いの抑制にも繋がるでしょう。 昨今の新しい自動車保険の等級制度にしてもそうなんですが、事故って保険を使うと、極端に次回の保険料が上がる。大体5~6割ぐらい。それも通常一回の事故につき3年間・・・。 これってどうなんでしょうね、ユーザー目線で考えた場合。自分もその1人なわけですが、決して気持ちのいいものではありませんよ・・・。 逆にどうでしょうか、支出が増えてしょうがないと言われている日本の社会保障制度。健康保険とか、使っても使わなくても、みんな保険料同じですよね。制度上。 だから、増えるんだという話にもなるでしょうが、これ、みなさんは、どっちがいいでしょうか。 自分的には、後者の方が、制度としては、安心感がありますし、心地もいいです。ただし、丸っきりそれだと、緊張感なさすぎで、事故の多い人とほとんどやらない人との不公平感が出まくりなので、幾らかは、使うと負担が増えるような、多少緊張感があるような仕組みが必要でしょう。 じゃあ、今の自動車保険とかと何が違うの?と、言われそうなので、そこについて。ズバリ違いは、「程度」です。あとは基本同じ。なので、現行仕組みでも、そのテレマティクスでもなんでもいいのですが、あまり極端な差がつき過ぎないような程度にす

ぶつかってすらいなくても賠償(?)しなければならない?

はい、それは、自分の顧客Aさんが、普通に車で道路を走行している時のことでした。そこは陸橋でしたので、下り坂になっていて、丁度下りきったあたりに路地がありました。 そこを注意しながら普通に左折をして行ったときに悲劇は起きたのです。 完全に左折する前に、左方から勢い良く何者かがこちらに向かってくる気配を感じ取ったAさんは、当然左折を途中で中断し車をストップさせる。 程なくして、勢い良く数台の自転車がこちらに向かってくる。そうです、自転車だったのです。そして、その内のBさんは、運転を誤ったのか、急ブレーキをかけたせいか、Aさんの車の1.5m~2mぐらい手前の辺りで、転倒してしまいました。 従って、ぶつかってすらいないのですが、一応警察を読んで、届けをし、賠償についても話しあうことで、ことは進んでいきます。 で、一応ですが、ぶつかるのを回避するために、もっと近くで転倒ということなら解るのですが、今回のような、かなり離れたところでの転倒となると、賠償責任がそもそもあるのか?というところからのスタートとなります。 通常でしたら、取り敢えず、Aさんは、「過失は0」と主張してもいいでしょう。しかし、この件は、通常ではなかったのです。プライバシーの関係があるので、具体的には、書きませんが、Aさんは、ご商売をされていました。 それも運送関係の認可を運輸局から受けて。それと、運転免許の関係もいくらかあるでしょう。 で、先方のBさんの方からは、どこまで認識しての話なのかは判りませんが、転んだけれども大したことはないので、警察には、「人身事故の届けはしません」。 しかし、その代わりと言っちゃーなんだが、その時着ていた服と、持っていたバッグが、傷んだので、新しいものを買って欲しいと、提案(というんだか、要求?要望?的な)が。 で、その額は、トータルで「15,000円」も行かないくらい・・・。 自分は、Aさんの利益を最大限考え、頭には来るでしょうが、その15,000円を支払って手打ちにするのが得策でしょうと、提案しました。Aさんもそれに同意し、それにて一件落着となったのでした。 ただ、自分も車を運転しますし、自転車にも乗るので、両方の気持ちを想像することが可能ですが、とてもその状況で、Aさんに請求しようとは思わないね。ハッキリ言って、ユスリ、タカリの世界かと。 逆に、Aさんの立場なら、「えっ、な

地震保険の「値上げ幅」と「保険金の支払い区分」が改定へ

来年の秋に値上げが予定されている政府が運営する地震保険について、新たな情報が入ったので公開しよう。 ※ ちなみに、地震保険は、一応、「政府と損保会社で共同運営」となっていますが、制度設計などほとんど政府の方でやる(法律など公のルールで)ので、保険会社は、ただの窓口に過ぎず、「政府が運営している」と言ってしまっても、ほとんど言い過ぎではありません。なので、所謂、自賠責のような感じです。 地震保険料19%値上げへ 政府・損保各社、家庭向け4区分に 今回入ってきた情報は2つ。 地震保険料が全国平均で19%引き上げに 一つ目は、値上げ幅が具体的に決まったようです。「地震保険の保険料を全国平均で19%引き上げる方針を固めた」ということです。 当初は、引き上げ幅を平均で19%、24%、28%の3案で検討したようですが、「有識者からは家計の負担を考慮し、19%の上げにとどめるよう求める声が多く出た」ということ。その結果上述の平均19%の値上げでやることになったようです。 それと、ネットでは、値上げ=危険、と心配する声も有るようですが、今回の改定には、「南海トラフなど巨大地震の最新のリスク評価を織り込み、保険金の支払い余力を高める」となっているので、その辺も加味した保険料改定となっているようです。 損害区分が4区分へ 続いて、2つめについて。地震保険は今現在、予め決まった基準に基いて、損害の程度により、3種類の支払い区分があります。 【現在】 ・全損(全部(補償限度額一杯)) ・半損(半分) ・一部損(5%) という具合。 それが、今度の改定で、 ・全損(全部) ・大半損(60%) ・小半損(30%) ・一部損(5%) の4区分を設けるとしています。 従って、該当なし(ゼロ)を入れると、計5区分になるというわけです。 時期、その他について 「時期」については、「値上げは 早ければ 2016年秋に実施する見通し」となっています。従って、まだ、具体的には確定していないようです。 それと、「家計の負担軽減のため、政府と業界は再値上げを複数回に分けて段階的に実施する方向で調整する」ともなっていますので、今回の値上げで取り敢えず一段落するとも限らないようです。 さいごに 支払い区分が増えるという点については、一定の評価ができるところ。しかし、「100、60、30、5」、うーん、もう1歩2歩前

保険には、一体どのぐらいお金をかけるべきなのか

そんなにやたらめったらとはいないですけど、物凄く保険にお金をかけている人がいます。あと、結構真面目な感じの人で、もの凄くまでは行かないまでも、収入に対しては結構保険にお金をかけているであろう人も見かける時がありますね。 「なんか保険に入るために働いているみたいです」 的なことをポツンと言っていたりするんで判るんですよね。あと、 「こんなに保険に入らないと暮らしていけないって大変だな・・・」 みたいなこととかも。 で、そういうの見るとその人達には悪いんだけど、完全に滑稽だなと思うわけですよ。あと、お金に余裕がある人が、ガッツリ入っているものについても、基本的にはそうで、完全に趣味の世界ですね。 まあ、なので、後者の人は、好き好きで入っているということであれば、人の勝手なので、「ほっとけ」の世界ですから、まあ、ほっときましょう、という感じなんです。あくまで、「道楽」なわけですから。 で、前者の人について。これはね、「誰が決めたの?」という話です。 もう入らないと、「ダメだ!」と思い込んじゃっているんでしょうね。 自分ならどうするか。簡単です。 入らないwww もう少し厳密に言えば、予算とか、自分の考えの中で許す範囲で入る、ということです。ですから、その人達のように、嫌々入るような選択は絶対にしません。メリット、デメリットを総合的に判断した結果として、ある意味仕方なく入るということはあるでしょう。 しかし、それは、嫌々ではないのです。入らないともっと嫌なわけですから。あるいは、嫌なことになるかもしれません、ということ。 うーん、でもねそういう人達の場合は、大概もっと合理化する余地が残されているのに、考えるのが面倒くさいのか、合理化しないんですよね。 自分もそんな感じで、契約を依頼されても全然嬉しくないので、そういう時には、内容の圧縮を検討しましょうか?と言葉をかけるんです。しかし、多くの場合は、「いいです」とか、何かを手放すことが出来ないのです。 「何かを得たいなら、何かを手放す」 つまり、何かを手放すことが、新しい「何かを手に入れる」、「ステージに入る」、「展開を作る」ためのコツなんですけどね。というようなことが、以前読んだ本だったか有料メルマガだったかに書いてありました。 これは、全く正しいですよね。 しかし、本人にそういう気がないのならしかたがありません。自分として

自動車保険の「契約者」は、利便性を考えて設定しよう

保険の契約では、保険料を支払ったり、契約の手続きをしたりする人が「保険契約者」。保険の補償対象となる人が「被保険者」という位置付になります。ですので、それぞれは別々の立場です。 さて、今回は「保険契約者」はどういった人にするのがいいのか考えてみましょう。 上述の通り、契約者は、契約に関して手続きを行う立場です。従って、初めに契約をするときはもちろん、解約をするとき、途中で内容の変更をするときも、契約者以外の人では、契約の当事者ではないので、原則として、手続きをすることができません。 ですので、実際に割りとあることとしては、「契約者本人が仕事のため、奥さんや、場合によっては親御さんから代わりに連絡が来る」ということがあります。 しかし、その場合でもその人達は契約の当事者ではありませんので、「はい、分かりました」と契約内容の変更などに、原則として応じることが出来ないのです。なので、ご本人から連絡を貰うように告げるわけですが。 そして、一番問題になりやすいのが、自動車保険です。他の保険でしたら、そんなにしょっちゅうあることでもありませんので、そう苦にはならないかもしれません。 しかし、自動車保険ですと、「更新」はあるし、車を買い換えれば「入替え」。証券の再発行、その他内容の変更をしたいというケースは地味にあるものです。 ですので、忙しい人が契約者だと、これは本人が連絡をするのは大変ですから、「出来るだけ、時間的な余裕があって、連絡ができやすい人」が契約者となった方が、変更などをする際に楽なんです。 なんか、人によっては契約名義とかをお気にする人がいますが、「利便性を考えて」、契約者は設定しましょう。じゃないと、ホント面倒ですから。

事故ったときの整備工場選びが重要と考える理由

数年前に自動車保険の新等級制度に移行してからというもの、ますます重要度が増している昨今なんですが、その理由について、書いていきます。 新制度で何が変わったのか ハッキリ言って、自動車で、事故をやってしまった場合、自分の保険を使うと、通常ガッツリと更新の時に、保険料が上がるようになりました。従って、保険を使わないで、「自腹を切ったほうが得」なケースが「大幅に増えた」形です。 そうなると、どういったことが起きてくるのかというと、 ・出来るだけ修理費を抑えたい(自分) ・相手への賠償金額も出来るだけ抑えたい(相手) という、ようなニーズが増えてくるわけです。まあ、当たり前ですね。 そこはユーザーの満足の問題 で、相手に対してというのは、結構できることが限られちゃう。というか基本は好きなとこで修理してもらうしかないわけですし、例えば、「中古の部品使って」直してとかも、要求することは、まず無理なので、ほとんどできることはない。(そもそも損害額を認定するにあたってありえないことですので) なので、やりようがあるのは、自分の方ぐらいなんですよね。で、事故ったときの損害額の認定は、当然普通にやるわけですが、実際の修理は、出来るだけ安くやってもらうことは整備工場によっては可能なんです。 例えば、自分がいいと思っているところとかだと、可能な限り高めの額で、保険会社からの損害額の認定を取り付けます。そして、実際には、そこから修理代金の「サービス」をしてくれたりしますので、実質的に「手出しをする分が少なく」て済む。もしくは「ゼロ」で済んでしまうといったことが可能になるのです。 あとは、それでもどうという場合は、「中古部品」を使ってもらうとか、通常の「完璧な修理」ではなく、「あんまり目立たない程度」にしてもらって、その分「安く抑える」といったことも可能です。 つまり、キチントやると当然にかかる料金も、やり方によっては、予算内で満足できる仕上がりにできる場合も多々あるのです。 ある程度磨いて、目立たなくしたり、塗装も通常よりも仕上がりが良くなくても、「もう古いし、ある程度綺麗になっていれば・・・」というようなケースでは、ユーザーが満足していればそれで充分なのですから。予算内で満足できる仕上がりの方がユーザーとしてはいいわけで、そこはユーザーの満足の問題なのです。 修理先の選択は誠に重要 従って

【最近の事例紹介】依頼先はちゃんと選ばないとエライ目にあうことも

えっとですね、最近あった事例なんですけど、自動車の保険を他所に頼んでいた人から、ワケあってうちに依頼が来たんです。突然。 「ワケあって」のそのワケについて で、そのワケってのは、車を買い替えた際の保険の変更の手続きが、キチントとられていなかったってことで、信用出来ないということでした。で、どうやってそれに気付いたのかと言うと、満期近くなって案内が届いたときに、そこに現在の内容として、以前の車の詳細が表示されていて発覚したんだそうです・・・。 ま、あくまでご本人から聞いた話を一方的にそのまま書いただけなので、当時どういうやりとりが交わされたのか。あるいは、そもそもやりとり自体があったのかという疑問は可能性としては、残りますが。 ただしかし、そこって車屋なんですよ。だから、そこで買って、保険もそこだとすれば、仮に、入替えの手続きの依頼を具体的に受けていなかったとしても、業者側の責任はかなり重大でしょう。 ここからが本番です で、それで、うちの方で更新後の手続きをとって完了となる予定だったわけですが、まだあるんです。というか、むしろここからが本番。 他所に頼んでいた人からの依頼でも、既にある契約に対しての更新の場合は、手続き上、保険会社へ車検証の写の提出は、不要なんです。要件にはなっていない。 従って、その場合は、保険会社に対しての手続き的には、ユーザーから車検証を出して貰わなくてもOKなんですが、通常の場合一応確認の意味で出して貰っています。 変なことになっていないとも限らないので、後々発覚して、面倒なことになるよりも、はじめの段階でキチンとしておくためです。 で、今回もそれをやりました。しかも、初めて依頼を受ける顧客だったので。そしたらそしたら。あーーーーーーー、みたいなのが出てきたわけですよ。 具体的に言うと、原則として、自動車保険の割引(等級)の適用要件を満たさない形での車両所有者で契約がされていたことが判ったのです。ただし、要件を満たす車両所有者が実質的な所有実態があり、やむを得ないと判断できるような場合に限り、形式上はそういった形になっていても可能なケースはあります。 かなり迷惑な話ですね しかしですね、どうやらそういうケースでもないようなんですよ。長くなりますので、これ以上詳しくは書きませんが、99.9%、本来払うべき保険料よりも安い保険料で「違法に」契約を