『第一生命、3年ごとに給付金が受けとれる「なないろSkip」を新発売』一見よ りどりみどりな感じはするが、しかし考えたほうがいいな……

第一生命、3年ごとに給付金が受けとれる「なないろSkip」を新発売 | 保険市場タイムズ

3年ごとにお金がもらえちゃうそうです。一見良さそうですよね。なので、こういう商品は今も昔も一定の需要はあるもんなんです。失礼ながら申し上げれば、リテラシー低めの層でしょうけど。

いや、だって考えてみてください。

そんな都合のいいものあるとお思いですか?ないですよね。しかも、民間会社ですよ。商売でやっているわけです。

もし、この手の商品に興味を持った際には、是非面倒でも一度計算をしてみてください。

 

つまり、もう少し具体的に言うと、この例で行くと、三年ごとにお金を受け取るために、一体いくら払うことになるのか?

もし、それがなくて、単に同等の保障のみの場合、保険料はいくらなのか?差額ですね。

その差額を単に貯蓄していったら、三年ごとにいくらぐらいになるのか?

考えてみてください。

普通は得ではないです。しかも更新型で、途中でめちゃ高くなっていくので、そこも考えたほうが・・

 

以上考えると、これまでにもこういうタイプを希望した人がいましたが、合理性から考えた場合、到底おすすめできるものではありません。

ただし、別次元のケースもあります。何かというと、メリット、デメリットを完全に理解し、合理的ではない。保障は保障だけでやって、別途浮いた分を貯蓄した方が、通常得だという事情を理解した上でも、「なんか、こっちの方がいいな」という得とか損とか関係のない方は、そうすればいいです。

別に損得関係ないわけですから…

特に利便性が極めて高いとかも特に思いませんので、もう好み?というか、感じ的なものを優先されているのだろうとしか思えませんが……。

なので、過去には少ないですけど、いらっしゃいましたね、そういう人。

 

まあ、選択するのはご本人なので、事情を理解したうえでの選択ならいいというか、勝手だと思いますが、自分には全く理解できませんが……。

なんか、気持ちがいい、みたいなのは確かにあるでしょうけどね。ただ、それって、中身がちゃんと判明するまでなんですよね(自分は)。判明後は、印象変わりますからね。「やっぱりね」と。

たしかに、あれもあるこれもあると、ジャパネットの説明みたいでよさ気な気分にはなってきますよね。

例えば、冒頭の記事ですが、この辺、

「なないろSkip」は、3大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)による所定の状態および要介護状態、身体障がい状態、高度障がい状態、死亡といった7つのリスクへの保障と貯蓄性を兼ね備えたハイブリッド型の保険だ。

同商品には、死亡・高度障がい状態への備えとしての主契約に加え、3大疾病などに備える「アシストセブン」と、上皮内がんなど「アシストセブン」の支払事由に該当しないケースにも備える「アシストセブンプラス」、および保険料払込免除特約が付加されているのが特徴だ。

 

例えば、3大疾病による所定の状態、要介護状態、身体障がい状態に該当した場合には、「アシストセブン」「アシストセブンプラス」からの保険金を受け取ることができるうえに、主契約の保障が継続されるため、生存している限り3年ごとの生存給付金も引き続き受け取ることができる。

また、保険料払込免除特約により以後の保険料については負担する必要がなくなる。

上皮内がんの診断を受けた場合や、公的介護保険制度における「要介護1」の認定を受けた場合には、「アシストセブンプラス」より保険金が支払われ、その他の保障は継続される。

とか読んでると、本当に、キラキラと感じが良い。

もう何でもかんでもカバーされ、3年ごとにお金も貰えちゃう。ケースに該当すれば保険料が免除にもなる。しかし免除後も変わらず3年ごとの給付金は引き続き貰えちゃうようですね。

ど~ですかお客さん的なwww

 

商売うまいんだろうな。凄くいい感じの印象を受けるもの。たぶん、やんないけど、こんなんして、顧客に案内したら、結構入りたいという人いそうだもの。

 

……。でもね、それを単にやっちゃー自分が今まで、ただただ正直に、相手の利益を考えてアドバイスなりプラン作成なりをしてきた意味がなくなるんですよね。

なので、そんな上手いこと言って、半分だました感じで儲けるようなことはしません。

が、でも確実に需要はあると思う。損だとも知らずにね……。

 

結局のところ、お金に色はない、と言うのがポイントなんですよね。これが例えば。食べ物とか。スマホとかであれば、スペックとか同等でも、デザインがちょっととか。色がとか。メーカーが。OSの操作性や相性が、とかいろいろ「好み」が分かれるんですが。

お金の場合は、好みもヘチマもないですからね。数字だけで比較されてしまう。

そこが、保険のある意味悲しいような、そして、比較しやすいところなんです。

まあ、あと財務状況とか保険金の支払いスピードとか、診査の厳しさとか。各種手続きが楽とか、そういったところでの選択もあるでしょうが、でも、そこは各社そんなにやたらと注意するほどの違いはないと思われますからね。社長がどうとかも関係ないでしょうし。

というと、やはり、基本的には、同等で比較した場合の、保険料、ということになってしまうでしょうね。

というわけで、昔から「うまい話には◯◯がある」みたいに言いますのでね。「お、!?」と思ったときは、一旦立ち止まって考えてみてください。保障内容もやたらベタベタと色々ありすぎるのも注意のケースありますよ。ポイントは、タダじゃないので。この記事、

『がんが心配。どんながん保険に入ればいいですか?』確率、金額、公的制度、等々を考えると絶対ではないな

なんかでも書いていますが、こういう具体的に数字で考えると見えてきます。しょっちゅう大病する前提で考えるべきなのか、その逆なのか、というね。公的制度も有るし。そして、そもそもユーザーには普通は損な仕組みですから、ホント必要最小限にすべきです。

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