そんなに細かく生保のプランとかライフプランとか考えても意味がない理由
生命保険のプラニングとかするときって、長期的にやるのが基本(?)というか定番なんですけど、なんかもはや今時はそれ自体が、意味不明というか無意味な感じすらしてきました。
いや、全然無意味とは言いません。
が、しかし、結局予定通りなんて行きませんからね……。断言してしまってもいいいぐらいに。
多い少ないで言えば、予定通り行かないケースが圧倒的でしょう。
おそらく、30年後なんてのはもちろんですが、それどころか、3年後だって怪しいものです。
今流行っているものが3年前に誰が流行ると予想できたでしょうか。
東芝にしてもシャープにしてもこうなることは誰も判っていなかった。
つまり、今ってもの凄く変化のスピードが速いわけです。
20年だか30年だか前の企業の平均寿命って30年とかぐらいだったと聞きますが、今は5年とかそんなもんだそうです。ん?たしかそんなもの、いずれにしても極端に短くなったことはたしか。
ブームにしても直ぐに終わり、また新しいものが。そしてまた次のものがと次々に。
LINEだって、こんなに使われるようになるとは、数年前は不明だったわけです。
なので、今の収入って、満足している人も不満な人も色々でしょうが、単に途中経過にすぎないわけで、いつ、その反対とかになるかは判らないわけです。少なくとも誰でもその可能性を秘めいているのです。その点は多くの有識者も指摘している点です。
それと、実際の実務をやっていても、途中で解約になったりもするので、こんななら、そんなに細かくプラン作るにあたって考える必要もなかったかもな、と思えることがあるんですよね。
自分にしてもそうですが。
将来の物価や経済の状況なんかも不明ですし。なので、時代の流れが、今よりもずっと緩やかで、そして、経済も安定しているような時代なら、長期的な計画に意味もあるでしょうが(結果的に)今の時代においては、ただのムダ、となる可能性はとても高いでしょう。
じゃあ、どうすればいいのか。
うーーーーーん、自分ならある程度大まかに検討して、そして、最低限の感じで控えめにやるでしょう。あとは、随時見直しは必要でしょう。
ドンドンドンドン変わっていきますからねぇ。
おそらくですが、人間の歴史というのは、自動化、機械化の歴史です。インターネットの登場で、中間マージンみたいなものがかからなくなりました。つまり、その分コストダウンするので、ユーザーは、安く購入、利用ができるようになります。
つまり、暮らしていくのに金がドンドンかからなくなっている。
そう考えると、ドンドン、保険に加入する必要のある額も減っていくわけです。
あとは、葬式も時代とともにシンプルなのがスタンダードになっています。これも金がかからなくなる要因。
あと、女性も働いて収入を得るのが普通の時代。むしろ、専業主婦のほうが少数派です。
と、いうことは、家計としてみれば、収益の内訳としては分散されているということに。昔であれば、収益は旦那のみ。つまり、収入源は一つです。が、今は、カミさんもあるので2つ。その意味ではリスクヘッジになっているわけですが。
なので、旦那がどうにかなる=収入が……。ということでは以前ほどではなく、減ることは間違いないにしても、そこまで極端でも無くなったと。これは、家計の経営、リスク分散という意味ではいいことだと思いますね。この点では。
となると、もしも、旦那がどうにかなっても結構影響は小さいんですよね。遺族年金はあるし、旦那がいなくなれば、その分かかる生活費などは、2~3割は少なくて済むし、通常。
逆に、生命保険ってなぜ必要なのかと問われれば、入っていないことには困ったことになるから、という話で、しかし、間に合うぐらいの経済力がある場合は、必ずしもそうではない。
これって理想的だと思いますね。
それぞれが、間に合うぐらいの経済力を持っていれば、不要なんですよね、保険。
・健康保険
・高額療養費制度
・遺族年金
・母子手当
・生活保護
など、各種の国のセーフティーネットも結構充実していますし。
・子供は、通常医療費かからない
・高校までの授業料も無償(公立)
・子ども手当
今後ますます、教育費はかからない方向に行くでしょう。おそらく、保育所や幼稚園から大学まで基本的にはかからなくなる流れかと。奨学金なんかも返済不要の流れが出来つつありますし。
まあ、そんなわけで、かなり充実もしているし、多くの家計の状況として、結構そんなに心配いらない感じではあるんです。しかも、心配して生命保険にタップリ入っても、状況は刻一刻と、変わっていく。
まあ、なので、生保のプランでもライフプランでもそうですが、まあ、ゆる~く考えると良いと思いますよ。大雑把に。それは、プランというよりも、希望みたいなものですが。どうせ予定通り行かないのでwww
もはや、人間の想像は及びません。その時その時で軌道修正を繰り返す以外ないのです。プランを検討する際には、是非、
・国の社会保障などが充実していること
・配偶者の経済力
・一方が亡くなることで減る支出
・そうなることの確率が極めて通常低いこと
などをご検討ください。
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