近頃の保険ショップでは、ろくに根拠もなく適当に提案してるところがかなり多 いらしい
えー、今日は保険ショップ等々について。
この記事読みましたら、最近のショップの傾向みたいなのが出ていました。
保険ショップに広がる「重大な問題点」…顧客にとって不適切な生保商品提案も | ビジネスジャーナル
何かというと、近頃は、保険ショップでは、生保の提案をするときに、大して計算もせずに適当に提案をしている傾向が強いようです。
記事には、適当にとは書いてなかったが、「必要保障額の計算をした形跡がなかった」となっているので、その前提で行けば、要は適当ということになるだろう。あるいは、そう言われても仕方がない、と。
で、ちょっと考えたんだけど、口頭でヒヤリングして、ある程度計算するなどして設定している可能性もあるかもとかも、一瞬思ったりもしたが、いや、それなら、相談した人も、かくかくしかじかでと言うと思うので、形跡がない、とはならないはず。加えて、提案の際に、提案根拠の説明を受ければ、そういう印象には成り得ない。
だから、マジで適当なのかもなぁと。記事読めば判るけど、その人も初め、たまたまというか、全般的な傾向かは不明と考えていたそうで、しかし、その後に得た情報で、可能性が確信に変わった模様。
↓がその部分ね。
保険ショップのセカンドオピニオン相談をしていて、実はこのところ気になっていたことがある。死亡したときの遺族保障として必要な金額、つまり生命保険の「必要保障額」の計算を保険ショップが行った形跡がないお客様が、以前より増えているのである。しかし、実際にその数を数えて検証まではしておらず、私の相談客は横浜市内在住が8割超と偏ってもいる。これが広く確実に起こっている変化なのかは確信を持てずにいた。
ところが先日、ある雑誌の記事で保険ショップに関する取材を受け、同時期にさまざまな保険ショップに調査員が相談した7つの事例の詳細を読む機会があった。そして、すべての事例で必要保障額の計算をした形跡がなかったのである。やはり最近では、必要保障額の計算をしないことも増えているとみて間違いなさそうである。
うーーーーん、でもどうなんだろうね、そもそも国内社の人なんかだと、結構適当に提案してたりという話も普通に聞くけど。何年か前に関係者と喋る機会があり、その時に、実際の話としても、聞いたことがあった。なので、未だにそういうことは普通にあるんだと。
まあ、結構片手間にやっているような人もいるような業界だからね……。で、客のほうでも値段見て納得して、「じゃあそれで」となることは全然普通にあるだろう。
それがいいとか悪いとかって話は置いておくとしても……。
というか、保険ショップは法規制が厳しくなって、取り敢えず、調整というか様子見中なんじゃないかな。
いろいろな義務付けがなされて、慣れるまでは余計なことをして変な事にならないようにしないとだろうから。変なことして、問題になるよりは、取り敢えず無難にやる、という作戦なんじゃないだろうか。
加えて、ああいう所謂ショップって、フランチャイズがほとんどだから、なんかの企業が新事業として、フランチャイズに加盟して、進出しているケースも多い。
なので、昔からやっていて、そこで働く担当者も層が厚くて、グルグルと新陳代謝があってみたいな感じではないんだよな。いや普通に考えて、その可能性超濃厚。
フランチャイズに加盟するメリットは、研修制度だとか、仕事する環境の提供とかそういうのだと聞く。つまりは、やる方は、金を出す、人を集めて、研修会とかに送り込む、とかそういうのだから、だから、そんな熟練の職人みたいな感じの人はほとんどいないんだと思われる。
そう考えると、そんな改正法が施行されて、いろいろ増えた義務、とかに慣れるまでは、取り敢えず無難に無難にやるようにはなるんだろうと思うよ。
マネジメントする方でも大変だと思うもの。デカいとこは特に。いろいろ、役所への定期的な報告とか、あと、記録を残したりもあったような……。うちは、全然デカくないので関係ないのだけど。
要は、保険ショップをメインとした法改正だったわけだからね。だから、そっちが負担が増えるのは当たり前と言えば当たり前なのだ……。
で、毎度思うことなんだけど、仕組み的に無理があるんだよね。昨今の銀行窓販の手数料開示の問題についてもそうなんだけど、
そこの売上ってどうやって入ってくるの?
どうやると増えるの?
という辺りを考えると、保険料が高い方が売上が増えるわけだから。
保険料×手数料率(%)=売上(手数料)
なわけだから、直接的には、そこに力が注がれて行き易くなるよね、やはり。
で、働いている人の報酬も、売上にたくさん貢献した人が沢山もらえる仕組みになっていれば尚更そうなわけで。
まあ、そういうとこは多いだろうな、というかほとんどだろうから……。
もちろん、長期的には良心的にやったほうが、受注できる仕事の量は増え、売上に繋がっていくだろうけど、世の中、そんな風に構えているところばかりではない。
むしろ、ショップだの銀行だのって言うようなところは、短期間に結果を出すことを求められるだろうから、仕事している連中は長期とかで考えてはいられない。だから、ユーザー目線よりも売上中心の提案になりやすい。
なので、ユーザー利益=自分の利益という仕組みでなければ、これはずっとついてまわる問題だよ。例えば、弁護士とかみたく、相手から回収した額の何割、というような形なら、=だから、こういった保険ショップとか銀行みたいな問題にはならないけど。
プロ野球選手とかも、良いプレイをすれば、評価されるわけだしね。
だから、今は、保険会社がクライアントで、弁護士的に言うと、お客が回収相手みたいな感じになっちゃってるんだからね。これはもう、なるなる。
なので、相談料とか提案料とか払って、保険に入るようにすればいいんだけど、そこまでの選択をするような、そういう需要ってかなり少ないんだと思う、ということで。
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