最近話題の手数料開示問題、勘違いされてもちょっとアレだと思ったんで少々
最近大手銀の生保手数料の開示に関する見出しを多く見る。これは、金融庁の要請に地銀が反対し、んで、これが逆効果となり、ならばと自主開示に踏み切った経緯であるが、近い将来オープンになったときに、もしや、みんな同じように思われる可能性もあるなぁ、と思ったので、それはちょっとアレなので少々書くことに。
一般的な話を言うと、保険の手数料は生命保険と損害保険ではやや違う。損害保険の方が細かいです。決定方法が。
ただ、大まかに言えば、沢山数字が上がるところは、その率が多くなるようなルールに設計されている保険会社が多い。
従って、保険料、つまり、同一保険会社の同一保険商品の同一内容に対する値段は、基本「どこでも同じ」だが、その契約を担当する保険代理店(銀行等含む)の取り分になる手数料は、同じではない。
なので、基本的な話として、大組織ほど手数料率は高く、少組織ほど、低い傾向にあります。
だから、言いたいのは、これから大手行が一部保険商品の開示をしますよ。手数料ね。
主に、投資信託っぽい性質のやつとかね。
で、今ニュース等で言われているのは、投資信託の手数料が、2~3%なのに対し、それらは、7~8だとか、場合によっては10だとかとも言われている。
なので、おそらくは、オープンになれば、そんな感じの事実が公になってくるかと思う。
その時に、市場の反応として、「そんなにあるのか。儲け多いから大したいいものでもないものを、いい商品ですとかって、勧めてきたのか、貴様!!(怒)」「そんなに手数料、多過ぎだろう!!!」みたいな論調が巻き起こってくるかもしれない。
あるいは、そこまで激しくなくても、静かでも「へー、そんなに」みたいに思うかもしれない。
まあ、しかし、そこはいずれにしても、自由主義経済の国なのでね。企業としては自由なんだが。まあ、ユーザーとしては、色々思うことはあるだろう。
ただね、取り敢えず言っておきたいのは、既に述べたように、
みんな同じではないから。
おおまかな話として、生命保険でも損害保険でも、大きいところは高いですよそりゃ。手数料ね。
かかる手間は同じなんだが、大きいとこは手数料高いの。そういう仕組に保険会社はしているから。
なので、銀行やディーラー、大手フランチャイズ型保険ショップ、とか。おそらく全てMAXですよ。そう聞いたこともあるし。なので、メチャメチャ高い。
なので、我々みたいなとこは、そういうとこみたいには取り分多くないんで念のため。
それこそ、政府が言っている「同一労働同一賃金」実現するのかどうか判らないが、我々労働者ではないけど、自分らの方もそんな感じになると助かるなぁ、とは思う。
全く横一列まで行かなくても緩やかな違いぐらいだとね、みたいな。
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