震災から丸7年地震保険についての本音を語ってみる
震災から丸7年。明後日にはそうなる。当然のように保険会社ではそれ系のインタビュー動画を用意していた。知っている人もその中にあったので折角だから見てみたら、案の定な感じで仕上がっていた。で、結局他のも全部(3本)見てしまったんだが。
結局どれも同じようなテイストだった。やっぱりね、という感じ。まあ、人それぞれですが。
折角なんで自分も本音を語ってみたい。まあ、いつも本音なんだけど・・・。
↑のは地震保険についてのものだったので自分もそれについて。
ハッキリ言って全否定はしないが、テイスト的には賛同できないものだった。いかにも宗教家のような片寄ったテイスト。
当時を振り返り、とても感謝された。良かった的な。なので、今後も全力で普及に務める的な。中には、嘘つきと言われても、オオカミ少年と言われても構わないので、普及に力を注ぐと言っていた人がいた。凄いねほんと。
悪いけど全く理解できない。この商売をやっていく上では凄まじいモチベーションにはなりそうだが、全くもって宗教の人みたいな感じで、全然ロジカルではない。納得感がない。
単細胞と言ったら怒られそうだが、結果的なものに対して言っているだけの話でしか無いのが事実であり本質。この前の地震っていうのは、千年だか何百年だかに一度の地震って話よあくまで。
で、もっと言えば、保険というのはあくまで賭けの仕組みなのです。競馬のような。
従って、言い換えると、たまたま買っていた万馬券が当たった。買い続けていたら当たった。で、その金を、壊れている家の建て替え費用や修理費用、あるいは、生活費の一部に充てることが出来助かった、というような話に過ぎないわけで、宝くじでもいいけど。
従って、確率論から言えば、そうなる可能生は超スーパー低い。じゃなけりゃ、そんな年間1万円だとか、補償額にもよるが、五千円とか、2万とかそんなもんで補償できるはずがないわけで。
つまり、そういうことなのだよ。なので、それなのにもかかわらず、大げさじゃないか、というのが自分の感想。あと、入るのが正義みたいな感じも微妙。あくまで商売なんだし損をする可能性が圧倒的に高い賭け、というのが本質なのだから。にもかかわらず、どの立場で喋っているのか変な感じがした。何者なのか。
しかも、積極的に案内をするとかしないとか言っていたが、あれほどの震災があったんだから、積極的も何もなくね?と思うわけ。あれだけのことがあって、興味がないような人は、そもそも興味がないわけで、必要ないでしょ。リスクを説明する必要が。分かりきっているんだからみんな。あんな繰り返しマスコミでもやって。今更何を、というね。
なので、別に自分は、普通に新規とかなら希望を初めに確認する程度です。飲食店の店員のようなくらいの感じで。それ以上の案内はしない。興味ある人はあるなりの返答をするからね。値段を取り敢えず知りたいとか、付けてほしいとか。
で、そもそもリスクマネジメントとということを考えるのなら、保険以前に、お宝をどのくらい持つか、というところから考える必要が。
極端な話、何も困りゃしないって人なら、全然地震保険とか考える必要はない。大きな地震が来たらどうするんですか?別に大丈夫みたいなね。
なので、家所有して無ければそう悩む問題ではないんだよね。ある程度金があるとか。換金性の高い資産とか。
なので、家所有する際も程々のサイズとかにしたほうが、そういうリスクマネジメントにかかる費用は少なめで済む。
あとはなぁ、結局予算に応じて入るしか無いのよね。従って、家持っている人が、保険ゼロでは極端すぎるので、要はどの程度入るか?というのが検討すべきところだろう。ただ、確率論で言えば、無しが一番合理的なんだろうけど。。。そこは判断だね。
この前も新規の依頼があったけど、地震保険はどうします?って聞いたら、即答で不要という回答が来た。そういう人もいるわけだから。
逆に言うと、実際に体験した経験でも、そうね築30年とかくらいまでの家は、大したことはなかった。ほとんど。で、すごくなっていたのは、地盤が弱そうなとこに建っていた建物。なので、ある程度名のあるとこに頼んで作った建物なら、ちゃんと地盤調査して、基礎もガッチリ安全性高めでやるから実際は、心配は結構少なめなんだろうな、とは思う。
逆に、あれほどのでも大丈夫だったんだから、大丈夫だろ、という論理展開の人もいるくらい。なるほどな、確かにそれはそうだよね、とも思う。
で、自分。一応少し入っています。ゼロは極端なので少し。あと変なことになっても諦めがつく。きりがなくて、保険にそんなにコストをかけるのは。しかも、うち、鋼管杭ガッチリ、基礎ガッチリ、平屋、なので、おそらくうちが変なことになれば、周辺はもうメタメタだと思われるレベル。しかも、全損とかそうはしないので、半損でもうちの場合可能性は超低めと考えているが、仮にそれでも、ある程度の修繕は、可能なぐらいではあると思われる。何つっても平屋だしなぁ・・・。
ということで、所詮はこんな感じだよ。もう少し冷静に論理的に考えて、入るならどの程度入るのか?ということが考えるべきことと考えます。
自分が、お客さんから意見を求められたら、「絶対に」入るべきとか、絶対に言わない。それこそ。インタビューの人は言ってそうだが・・・。
あと、みっちり入るべき論を展開していた人もいたが、それも違うと考えるので、相談を受けた際はそういうことは言わない。
糸目はつけないので、入れるだけ入りたい。損得抜きというオーダーなら、そういう内容を提案するけど・・・。普通は違うでしょ。
こういうことを考えられなくて、無難に無難に選択していくことで、保険料を払うのが大変な人もちょくちょくいる。そういう人は保険料払うために人生やっているみたい、なんて言う人もいるぐらい。したら、少しでも負担を軽くするための発想と言うか合理的な話をしてあげたいじゃないですか。そんな苦痛に感じて保険料を払ってほしくはない。
まあ、アドバイスをしても、考えは変わらないケースもあるけどね。もちろん。
このぐらいにしとくか取り敢えず。良く、全体を見ないで結果論だけでものを言う人がいるんだよな。何度もこのブログで言ってきてるけど、タダじゃないんだよ。タダならいいけどね。
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