生命保険で大きな勘違い、やり直しが利かない場合も普通に
はじめに
このエントリーでは、生命保険の良くある勘違いで、大変な損失を被る可能性について、実際に数多くあったノンフィクションの話も例に挙げながら書きました。生命保険で、「損はしたくない」、「失敗はしたくない」というあなたはご覧いただき参考にしてください。
1:意見を求められるので内容を聞くと
割りと日常業務の中であることなのですが、例えば自動車保険の更新のときに、たまたまその顧客が他社に契約している生命保険の話題になることがあります。そして、意見を求められたりするわけですけれど、そういうときは意見を言うにあたり、現在の保険期間や保障額、種類など要するにどのような内容で契約しているのか聞くわけです。
2:話を聞いていくと整合性がとれなくなってくる
そうするとはじめは、期間は「終身」ですとか、種類についても「終身」ですとかって結構言われます。しかし、話を聞いていきますとですね、どうにも整合性がとれなくなってくるのですよね。
3:例えば、こんな感じ
例えばですけれど、話を聞く限り、
保険期間 :終身
保険種類 :終身
保障額(死亡):5,000万円
医療特約 :入院1日1万円
月の保険料 :15,000円
とかって言われます。
4:そんなに安いはずはない
しかしですね、ありえないんですよ!!
何がかと言うと、どう考えても5,000万の終身保険で、月の保険料15,000円とかって、そんなに安いはずはありません。年齢にもよりますけれど、とんでもないが額になるはずなのです。
そうなると考えられることは、一つ。大きな勘違いをしているということでしょう。
5:大抵の場合、予測通り
そして、わたしはこう予測するわけです。
多分終身は100万とか少しで、あと定期保険が5,000万とか、医療特約も通常こういったケースでは、終身ではなく80歳とか90歳までで終わり。
顧客に話の整合性がとれないことを説明すると、大抵保険証券を出してきて、診て欲しいと頼まれます。
大抵の場合、内容を確認すると案の定予測したような感じです。というか、全てと言ってしまっても言い過ぎではないぐらいの確率でこれまでそうでした・・・。
6:大きな勘違い
中でも某大手生保で多いのが終身10万で、その他の保障が掛け捨ての10年とか15年更新型のやつですね。それは、終身保険は本当に少しで、保障のほとんどが掛け捨てのしかも更新型の定期なわけです。従って、終身保険に入っているという言い方は、実際に入っているのでウソではありません。しかし、その部分は本当も本当に少しで、大半が掛け捨てなわけですから、実態としては終身保険に入っているという言い方は大分実態と違いますね・・・。
丁寧に説明し、ほぼ100パーセント近く掛け捨てであることや更新型なので、更新の度にメチャ高くなるし、終身型ではないので、医療保障は、80歳とかで終了することを伝えると、相当ショックを受けるようです。それはそうですよね、そうだと思っていなかったのですから・・・。しかし、設計書や証券には普通にそう書いてあるのですが・・・。といか、高すぎて途中で更新が困難になり、医療保障がいつまでというよりもやめざるを得ない人も少なくないはず・・・。それから途中から分割が利かなくなるケースも・・・。
最後に:やり直しが利かない場合も普通にある
それでですね、こういうのは、多くの場合、N生命とかM生命とかの国内生保(昔から日本国内にある生保会社)に入っている人がほとんどなのです。
生命保険は、診査の問題と年齢ごとの値段の問題がありますので、やり直しが利かない場合も普通にあります。そうなる前に早めに確認をしましょう!
コメント
コメントを投稿