更新型の生命保険で実際にあった気の毒な話

他社に契約中の保険について意見を求められた

某日、それは、わたしが火災保険の依頼を受け、その依頼主の方に会い、相談からプラン作成、契約手続きと一通り終えた後のことでした。

割とあることではありますが、その時も他社に契約中の生命保険と自動車保険について、合理的な内容に設計されているかどうか、見て意見を言って欲しいと言われました。

で、結論から言いますと、どちらの保険もまず初めにそれぞれの保険証券や加入時の設計書などをみて、現在の内容について、大まかに確認をしたわけですが、どちらの内容とも、依頼主の方から、見直しを依頼されたのでした。

 

納得できるはずは無い!保険料いずれ月々10万円超えも

つまり、契約当時はどうかわかりませんが、少なくともその時について言えば契約内容に納得できないところがあったわけです。

で、それぞれにご自身が希望しないような特約がついていたりしたわけですが、中でも一番ショックを受けられたようだったのが、その方は、当時50代半ばぐらいだったのですが、まもなく、更新時期を向かえ更新時には、月の保険料が2万円ぐらいから、5万円ぐらいになるということで、さらには、そこからさらに10年経つと月々10万円を超えるということでした。

それで、わたしは意見を求められましたので、現状の内容と考えられるリスクを説明し、それに納得(満足)しているのなら、基本的にはそのままでいいと思うと伝えましたが、当然そんなはずはなく、どうにかして欲しいと依頼されたのでした。

 

診査も無事通り、めでたしめでたし

で、依頼されたのは、保障額や範囲、保険料が変わらない様にして欲しいことや、保障期間も医療保障や死亡時の葬儀関連の費用などは、一生涯(終身)続くようにして欲しいということでした。

現在の他社に加入中のものですと、死亡保障も医療保障もともに終身ではありませんし、保障額や範囲をキープすると更新時にありえないような値段になります。逆に保険料をキープする前提で考えますと、保障が小さくなります。加えて、医療保障は、一定時期に満期までの分(たしか、80歳か90歳までのぶんでしたので20年分とかだったと思います。)を一括で払わなければ医療保障は終了するような内容になっていましたので、現状のものでどうにかできるような感じではありませんでした。

というわけで、わたしの方で、プラン作成をし、ご本人が納得いくものが出来上がりまして、診査も無事に通り契約完了し、めでたしめでたしになりました。ちなみに、月の保険料は大分安くなり、2万ぐらいだったのが、9,000円ぐらいになり、ご本人も大分驚き、そして喜んでいました。(良かった。)

 

同じような内容でも保険料が高いのは経営効率が悪いから

昔から日本にあるような生命保険会社って高いんですよ!

 

純保険料

基本的に、保険料はそれぞれの事故の種類ごとの発生確率と支払った金額で、算定されます。

従って、そこの部分は、診査の厳しさによって若干の違いはあっても、どこの保険会社も極端には違わないはずなのです。

これが、純保険料といって、事故があったときに保険会社が保険金を支払うために積み立てているお金です。(責任準備金とも言います。)

 

付加保険料

それともう一つが付加保険料です。

これは、要するに収益の部分ですね。

そこからいろいろ経費の支払いをしたりして、残ったものが基本的には利益になるわけです。

ですから、普通の物を売っている商売で考えると、仕入れ値などの原価にいくらか儲けを乗せて売っているわけですが、同じような内容なのに保険料が高い保険会社というのは、儲けがタップリのっているのです。

今となっては経営効率が悪すぎて、そうなっているようですが・・・。

なので、燃費が悪い車みたいな感じで、運営していくために沢山お金がかかるのですよ。

 

大分頼まれなくなってきてる

ですが、昨今効率的な経営をする保険会社がいくつも出現したため、既存の保険会社は大分頼まれなくなってきたようです。

まあ、当たり前のことではありますが・・・。

それはそうですよね、増税すれば税収が増えるというわけではないのと同様に、保険料を高く設定したからといって、保険会社の収益が増えるわけではありません。

はい、というわけで、家電製品などとは違い、まだまだ生命保険は、保険会社によって大分値段の開きがありますからね!注意して契約しましょう!!

 

今回のポイント

あと、今回のポイントとしては、

 

1.診査が問題なく通ったという点

2.加入してから何年も経っていたわけですが、希望する値段で、希望する内容の保障を買うことが出来た。

 

という2点がポイントなんですね。

ですから、この辺が上手くいってなかったら、思うようには行きませんでしたよね。なので、タイトルは気の毒な話ですが、実際には、修正できたわけですから上手くいった話や危なかった話なのです。

 

最後に

生命保険は、年齢を増すごとに、データ上診査が通りにくくなりますし、値段も高くなります。60過ぎますと、2人に1人だか3人に1人は診査に通らないなんてことも言われていますので、見直しは早めにやった方がいいですよ!

とりあえず現状の確認だけでもしておきましょう。

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