保険代理店の再委託問題、金融庁約一年で是正させる方針
こちらのエントリー(金融庁からの突然のXmasプレゼントで保険業界激震!!!あなたの担当者も変わるかも)で書いた、いわゆる保険代理店の再委託について、昨年末に金融庁が保険業法違反にあたると判断し、今後その再委託を禁止することとする件について、具体的な期限についてのニュースが発表されました。
時事ドットコム:14年度末までの是正を要求=保険代理店の販売再委託-金融庁
金融庁は10日、保険代理店による販売の再委託の実態を2015年3月末までに保険業界に是正させる方針を固めた。保険会社への監督指針を改正し、禁止を明確化する。保険会社や代理店による教育や指導が行き届かない再委託先の募集人が、販売手数料の高い保険を薦めるなどの不適切な販売を防ぐ。
今月15日にも生命保険と損害保険各社に対し、保険業法に基づく報告命令を出し、改善状況を是正後に提出するよう求める。(2014/01/11-00:11)
是正期限は一年
ニュース記事によれば、2015年の3月末までということなので、要するに年度で言うと2014年度中ですから、金融庁は約一年で何とかさせる考えのようです。
散々このやり方が使われてきた
なんせですね、全国的にこの再委託(業務委託契約)というやり方でもって、組織を拡大してきたところ(保険代理店)もありますし、保険会社サイドもこのやり方でもって、業務の効率化、人件費の削減、代理店の統廃合等々を進めてきた経緯がありますのでね、そういった人達は、かなりイヤな感じだろうし、相当面倒臭いと思っていることでしょう。
また、このやり方が使えなくなると、今後の計算といいますか、やり方も変わってくることは間違いないです。
最後に
というわけで、1年間で、どうにかするしかなくなりそうなわけなので、これからの一年良くも悪くもいろいろとありそうです。
これが吉と出るか凶と出るかは、判りませんが、注意深く今後を見ていきたいと思います。
コメント
コメントを投稿