保険業法改正で、乗合保険代理店は規制強化へ

↑週刊ダイヤモンドさんからお借りしました(Photo by Hirshi Tanaka)

改正保険業法の中身が判明 代理店を襲う淘汰の波|inside|ダイヤモンド・オンライン 

一年前ぐらいから言われている、フランチャイズなどの保険ショップなど、いわゆる保険の乗合代理店に対する規制がいよいよもって強化(法改正)される模様だ。

で、具体的な中身だが、週刊ダイヤモンドさんの記事によれば、

今年3月中旬に国会に提出される改正保険業法案の詳細が週刊ダイヤモンドの取材でわかった。ここ最近、急速に影響力を増し、その販売手法が問題になっている保険の乗り合い代理店に対して、大きな改革を迫る厳しいものとなっている。

ということらしい。

ポイントは大きく三つ

意向把握義務 → 顧客の意向を把握して、保険商品の提案、説明を行う義務(契約更新時や変更時も含む)

これまでも代理店側は顧客の意向を把握した上で保険提案を行ってきたが、法改正後は、提案から契約に至るプロセスまでも詳細に記録し、後で確認できるようにしなければならなくなる

情報提供義務 → 複数の保険会社の商品を取り扱うには、比較可能な商品の全容を明示した上で推奨理由をわかりやすく説明しなければならない義務

理由は、保険会社からの手数料が多い商品を提案するところが少なくないかららしい。。。

報告義務 → いつ何を販売したかを報告する義務(WGの議論の時点では)

保険会社の手数料キャンペーンで薦める商品が変わることに歯止めをかけるねらいのようだ。

銀行窓販にとっても痛い話

これは実のところ、代理店だけではなく、銀行窓販にとっても痛い話だという。「保険代理店ばかりが批判されているが、銀行窓販こそ手数料の多寡で、販売する商品がコロコロ変わる」(大手生命保険幹部)ためだ。

なんか表現がおかしいな。要するに、通常の保険専門の乗合保険代理店だけではなく、保険代理店業務を行っている銀行もと言いたいのだろうけど、専業か兼業かの違いだけで、どちらも保険会社と委託契約をしている保険代理店である。どうでもいいけど。。。

それと、フランチャイズの場合は、フランチャイズ先に対して、フランチャイズ元は、指導義務が課され、教育、指導、管理を法律で徹底させる模様だ。そして、今後は金融当局が保険代理店に直接検査に入る時代となるとか。。。ちなみに、改正保険業法の施行はあと2年位。(16年4月以降)

ダイヤモンドさんの記事を見ると、という話なんだけど、今でも普通に当局は直接検査に入れるわけだし、銀行窓販が手数料の額で提案方針が決まるみたいなことだって、みんな株式会社なんだから割りと当たり前。そもそも銀行は金貸しなんだから、要するに投資家なわけ。儲かりそうなとこを見つけて、投資をして、リターンを得る。それで喰ってるところなんだから、今更何いってんの!?的な感じが普通にする。

というか、銀行以外でも企業経営者は株主の資産運用代理人なんだから、その手法はどう判断するかだけど、人によっては当然、目先の利益重視で考える人もいるだろう。そうなれば、以上のようなことになるケースは普通にあることは容易に想定できるわけだから、そこまで騒ぐ必要があるのかと思うところ。ユーザーだってある程度は理解しているだろうし、ユーザーから見て、供給側が悪事を働けば、評判が悪くなり頼まれなくなるだけ。しかも、今時はネットで直ぐ話題になるわけだし。。。

そんなわけで、規制が強化されるようだが(義務と言ってもどの程度の義務かは分からないが)、もう少し市場原理に任せてみてはいかがだろうか。。。

 

ところで、この本は以前読んだのだけど、誰でも一度は読んでおいた方がいいと感じた。世の中には、知らなくても生きていけるけど、知っていた方が何かと良いこと(プラスになること)が結構ある。ちなみに、このシリーズはほぼ全てに目を通している。

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