交通事故で亡くなった場合などの損害賠償の算定基準が変更に
交通事故で亡くなった場合などの損害賠償額が今後これまでよりも多くなるようだ。理由は、法務省がいわゆる遺失利益(被害者が事故に遭わなければ将来得られるはずの給与や収入)の算定基準を変更するからだ。
で、もっと具体的に言うと、平均寿命まで生きていたと仮定したときに、生涯収入を運用して得られるはずの利息分を受取額から事前に差し引く割合を引き下げるらしい。
なので、被害者側としては、金額が増えることなので、それで事故がなかったことになるわけではないし、亡くなった人が生き返るわけでもないが、悪い話ではない。
ただし・・・、ただしがあるのよね物事なんでも。。。保険の制度、仕組みというものを考えれば、今回の件でどの程度影響があるのかは判らないが、損害保険会社の支払いが増えることになる。
保険制度は基本的な話、支払った金額とのバランスで保険料が決まる制度なので、出て行く方が増えたのに入って来る方は同じだとすれば、バランスが悪くなるので、今回の件でそれなりの影響があれば、それなりに保険料の値上げということは当然、避けられないだろう。
あと、これは亡くなった場合だけでなく、重度の後遺障害とかもだろうね。
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