住友生命がネット生保に参入へ
住友生命が保険商品のネット販売に参入するとSankeiBizが報じている。大手生保が「ネット生保」を扱うのは業界で初めてだとか。子会社のメディケア生命が7月にも販売を開始し、保険料は、一般的な医療保険より2~3割安いそうだ。
しかし、以前に見たニュースでは、いわゆるダイレクト系が伸び悩み銀行窓販に委託するというニュースも流れている。
こういったことを考えると、どうなのか。住友生命の他にも今後ネット系に参入するとこや検討中のところがあると言われているが、時期既に遅しになる可能性もあるだろう。
現在、ネット生保は8社だが、年内にSBIホールディングスが再参入する予定。また、第一生命保険も参入を検討しており、住生の参入により大手の追随が相次ぐ可能性がある。
※.太字は、自分が手を加えました。
最後に
自分として思うことは、安さというのは、デフレなど不況の時には魅力的に見えるものだが、デフレが続いた昨今でもさほどシェアは伸ばせなかった。加えて、この頃インフレ気味になってきたことを考えると、ユーザーにとってこれまでよりも魅力的に見えるとは到底考え難く、万が一のための保険という性質を考えると、ネット販売はあまりなじまないのではというのが率直な印象。
こういった点は、保険商品の作り方やホームページの商品説明の解り易さでカバーできる面もあるだろうけれど、それでも間に合わない部分がかなりありそうだ。やはりネットは、内容が確定しているような製品(例えば、家電や本など)向きなんだろう。あと、価格。これらは、実店舗に見に行くこともできるし。
その意味で保険は、なかなか難しい面が多い。加えて、景気が良くなれば、多少の値段の差なら頼りになりそうな保険代理店に相談した方が、楽だし、失敗するリスクも軽減できるので、良いと考える人も多くなるだろう。
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