東京海上、自動運転車に対応した自動車保険について検討開始
このところのGoogleなどについてのニュースなどを見ていると、近い将来、ハンドルもアクセルも何もない自動運転車が我々の主たる交通手段になる日もそう遠くはなさそうに感じる。
で、それに伴って早速、東京海上日動社で、次世代の車に対応した新たな自動車保険の在り方について本格的に検討を進めるため、専門チームを立ち上げたようだ。
今後の検討のポイントは次の点があるだろう。
・技術の進歩と普及で、交通事故の大幅な減少の可能性
・事故の時の責任の問題(これまでは運転については基本運転者だが、自動となれば、メーカー側の責任が重くなることは充分有り得る)
というわけで、技術が進歩し、性能が上がれば上がる程、運転者の責任は、ゼロに近づいていくことだろう。加えて、Googleの自動運転車の実験結果についての記事などを読んでいると確実に事故は減少する流れであることが想定される。
ただ、ある程度普及し、価格が下がるまでは、事故率が下がっても損害額自体は高額になり、直ぐには保険料がダウンしないかもしれない。つまり、事故の件数は少なくなっても、事故が発生した場合の修理代がとても高いということが普通にありそうだからだ。
しかし、この点もいずれ、普及とともに下がっていくと思うので、どのぐらいのペースでそうなるかは、現段階では読めないが、徐々に、保険料がダウンしていくことは、間違いないだろう。
というわけで、自動運転車が普及していくと、損害保険のマーケット規模などはもちろんのことだが、自動車業界や交通機関など様々なところで大きな影響がありそうだ。これは、革命的と言ってしまっても言い過ぎではないのではないだろうか。
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