車の物損事故は相手が車とは限らない 高額事例が紹介されていたので取り上げ てみる
【物損事故・高額賠償(3)】“事故原因”によって億単位の賠償も! 2つの高額判例とは?
自動車の物損事故による高額賠償事案が紹介されていたので、取り上げておく。
紹介されていたものは2つ。一つは、約3,000万。もう一つが、約1億1,000万である。
■整備不足でタイヤが脱落、複数車両を巻き込んだ事故――賠償金額3002万8797円
■過積載ダンプカーが踏切で列車と衝突――賠償金額1億1347万6892円
よく知らない一般の人は、自動車事故の物損事故の相手と言えば、車、という先入観や固定観念を持っている人が多い。しかし、実際には必ずしもそうではない。そして、車以外の方が高額なケースがあるものなのだ。
例えば、
・電柱の上の方についているトランスなんかだと、普通に2,000万とか行く場合があると聞く
・運送会社の大型トラックの積荷に損害を与えた場合
・事故が原因で、同トラックが予定通り、荷物を届けられなかったことによる損害
・建物を壊す
・上記にもあるように、電車を止める
・建物でも店などであれば、売上の賠償というケースも
というわけで、確率論から行けば、そこまで高額になるケースというのは、少ない。しかし、その分補償額を無制限など大きくしてもそれなりの保険料が設定されているので、実際は大して変わらないぐらいである。従って、今時は、無制限にしている人が大半だが、その必要性をこのエントリーを見て改めて認識するべきだろう。
それと、このように自分ではなかなか気付かないリスクというのは世の中あるものであるから、他のことについても担当者に助言を求めるなりして、良く検討するべきである。いざという時に後悔しないためにも。
コメント
コメントを投稿