ライフネット生命の意識調査で夫が働けなくなるリスクについてのものがあったけど、今時は失業→転職による収入減の方がコワイ
東洋経済ONLINEに以下のタイトルの記事があったので、ちょっとコメントしておく。
~ライフネット生命保険 主婦1,000人に聞いた、夫が働けなくなるリスクに関する意識調査~
取り敢えず、記事の具体的な内容は、さて置き、まあ、この点について、一瞬も考えたことがないという人は、ほぼいないだろう。で、自分はそれについて何を思ったか?
今時は失業→転職による収入減リスクの方が高い
特別な事情がなければ、結果的にほとんどの場合考える意味はないと。(考えても考えなくても一緒)だって、そうなる確率は相当低いのだから。かなりね。だから、極論すると全く考えず、生命保険とか一切対策もとらなかったとしても、「考えとくべきだった~(泣)」とは、通常ならずに、何事も無く老後を迎えると。特に死亡リスクは。
で、これはあくまで極論。なので、このテーマについて考える意味が全くないとまでは言わないが、気にするべきリスクは他にもあるという感じ。それで、この問題は、働けなくなるというより、収入が途絶えるというリスクなので、単に亡くなるとか、病気やケガで働けなくなるという以外に失業という問題が今時特にある。
で、もっと言うと、失業してずっと無職ということでは普通はないのだが、収入がグッとダウンするということは普通に有り得ることである。つまり、ゼロになるわけではなくても、以前まであった内の一部が無くなれば、額の違いであって、他のケースでの収入減と同じような話なのだ。
で、こちらのリスクの方が確率論で言えば高いだろうと。ただ、死亡だとか、病気・ケガにより働けないというものについては、通常、保険で対策はとれるのだが、失業による収入減リスクについて、直接的にカバーする保険ってないのよ。少なくとも自分は知らない。
ポイントは、環境に適応しやすい体制
なので、そこに備えたい人は直接的ではないけど、一定程度の預金とか金融資産とか、換金性の高い資産を持っておくということぐらいしかないだろう。ある程度あれば、そうなったときに考える時間も出来るし、冷静にじっくりと仕事を探すことができる。
ただ、基本的には、収入の範囲内で実力にあった暮らしをしていくしかないのである。なので、いずれの場合でも、もしもそうなった時に環境に適応しやすいような体制で臨むということがポイントになる。経営とか、投資的な感じで言うと、リスクを分散しておくみたいな話。
旦那さんの収入に依存しすぎるスタイルだから、「どうしよう…」という話になるのであって、極端な話、30箇所ぐらいに収入源が分散していたら、一つぐらいダメになったって、特に気になるほどでもないだろう。従って、家庭の場合、30分散とかって、現実的ではないが、出来るだけリスクの分散をするようにして、予め判っているリスクに備えればいいだけなのである。
収入が減った時にやめれるものは問題ではない
だから、各種の保険 も手段の一つだし、預金なんかも一つなんだけど、今のこの企業がいつどうなるか判らない状況を考えると、少ない生活費でも暮らしていけるようなスタイル、というのが、一番のポイントになる。極端な話、月5万とか10万もあれば普通に暮らしていけるのだったら、健康な人達ならこういった心配はないはずだ。最悪、健康じゃないなら生活保護を受ければいいわけだし。
しかし、月30万とか、50万とかないと暮らしていけないとなれば、これは一気にハードルが高くなる。だから、収入が減ったときに、やめれるものは別にやめればいいだけなのだから、問題ではないのだが、やめられないものが一番のネックなのだ。
そう、つまり、借金ね。借金は、簡単にはやめれないので。だから、結論を言うと、こういったリスクに備えたいのなら、借金をやめましょうよ!と。主に車と家だわね。で、どうしてもという場合は、1年の12回ローンまでなら、まあ、大分リスクは下がるので、そのぐらいならまあ、しょうがないのじゃないかと。出来ればやらないに越したことはないけど。
最後に
という感じの暮らしをしていれば、あとは、自分たちの実力に応じて楽しめばいいので、気楽です。収入少なくなったら、なったなりに、やめたり、減らしたりすればいいだけだからね。なので、保険云々も手段としては有効な場合もあるけど、この点はかなり重要。
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