27.1~高額療養費制度が変更に これにより一層生命保険への加入の必要度がダ ウンするなぁ
日本には、高額療養費制度という制度があるが、これが平成27年の1月から変わる。従って、もうまもなくで、その新しい内容に変わるので、どう変わり、どういう影響がありそうなのかを、書いておく。
高額療養費制度とは、
簡単に言うと、病院で治療をしてもらってかかった医療費が、一定以上の額(所定の計算式に基づいて算出)がかからない(戻ってくる)制度。詳しくはこちらを。
現在の制度
現在はこんな風になっている。
※ ↓の画像は協会けんぽさんからお借りしました。(以下、同)
27.1以降の制度
で、今後はこんな感じ。
具体的には、
なので、現在だと、収入が普通ぐらいの人は、8万円位+αを超えた医療費は、かからないと。※ 制度の対象となる治療費が前提(以下、略)
あと、収入がちょっと多めの人は、15万+αを超えた医療費は、かからない。
それが、27.1からは、上記のように区分が増えるためこれまでよりも、負担が少なくて済む人と、多くなる人がでるということに。ちなみに、これは70差未満の人の話。なので、70歳以上75歳未満の人は、また違って、現在は以下。
で、書いてあるように、70歳以上75歳未満の人は今回変更はないということだ。あと、75歳以上の人は、後期高齢者医療制度なので、制度としては区別されているようであるが、制度の中身としては、ざっと見たところ、75歳未満とそう変りはないようだった。たぶんこちらも変更は無さそうだ。
計算例
医療費が単純に100万円かかった場合。計算式に当てはめて計算すると、
こういう感じですわ。余程高額にならなければ、一番左の金額ぐらいで済むということですな。あと、入院が長期間になり、多数該当に該当すれば、さらに低い額で済む。
最後に
これまでは、収入があまりない人などは、C。普通ぐらいの人は、B。多めの人はA。という3区分だったのが、間ぐらいのと、さらに上のが加わった形。なので、普通の収入の人は、より一層、医療費の心配が少なくなるわけである。
つまり、生命保険の必要度が少し下がると。それと、以前と同様だけど、自治体により違うようだが、収入が一定以下など要件を満たせば一番下のやつだからね。(例えば東京都23区だと年収が100万円までは非課税ということのようなので、一番下ということに)
ただ、気を付けたいのは、差額ベット代や食事代など、あと、制度対象外の治療をした場合の治療費は、別に負担という点だ。よく保険会社の医療保険のパンフレットには、こんな感じで入院費用の内訳がでている。
※ ↓は、年末調整で、名前が長くて困ったと話題になった損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社さんからお借りしました。笑
で、この治療費の根拠については、サイトの下の方の※1に出ているが、高額療養費制度適用時の負担分である。
あと、メシ代は、収入などにより、1食100~260円が別にかかると。従って、一日にすると、300~780円。安っ・・・。(驚)あ、でも今後上がる方向みたいだけど。まあ、でも、そこは、そこまでの額ではないのでとりあえずここでは、置いとくことに・・・。
で、さらに、差額ベット代。ここが額的に一番のポイントだけど、これは以前調べて、エントリーを書いている。結論を言うと、0円~20万円とかまでいろいろ。ただ、言えることは、いろいろな病院のサイトを見た感じでは、必ずしも上記にある約6,000円程度でもなく、安い部屋もそれなりにあるという印象だった。
ちなみに、制度(たしか法律)上、その病院全体のベッド数ベースで、原則、最低半分は差額ベッド代が発生しないベットがある。
ま、なので、そうなった時にどの部屋が開いているのか判らないのは事実ではあるが、その前提で考えると、必ずかかるのは、メシ代と治療費の自己負担分ということに。
それと、上記の治療費は、現在で言うとBが前提になっているので、収入によっては、一日あたり1,180円(C、オ)、それに加え、27.1からは、1,920円(エ)程度という前提で考えることが出来るケースもある。あと、当然収入の多い人は、アとかイが前提に。
と、いうようなことを踏まえたうえで、医療保険を検討するときは、判断すると、合理的な判断が出来る。なので、人とベッドによっては、ホントかからないことになるんだよね。
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