生命保険は契約期間が長いのが普通 トータルで比較すれば、少しの差が直ぐに それなりの差に
たまーになんだけど、生命保険で◯◯社と××社では、◯◯◯万円も保険料に差がある!というようなサイトの記事だとか、雑誌の記事だとかを見かける。実は先程も……。PR記事だったのかもしれないな。にしても、客観的に見てそこまで差がないものを、無理やり差があるかのように書くのはどうだろうか……。
で、何を言いたいかというと、トータルで比較すれば、僅かな差でも、それなりの金額に見えるという話。もちろん、わざわざ、高い保険会社を選ぶ必要はないけど、あんまり、神経質になりすぎても、もっと本来重要なものを見失いかねない。あと、率直に面倒だし、入ったあとから出たやつに、一喜一憂するのも疲れるだけだ。
もっと具体的に言おう。例えば、生命保険の場合、30歳で加入して、65歳まで払うとすると、軽く払込期間が35年とかになる。なので、トータルで◯◯◯万円も差がある!とか言うけれど、35年とかでみれば、直ぐに少しの差がそれなりの差に見えてくる。
いくつかの金額のトータルを見てみよう。
・月々100円の差の場合
100円×12ヶ月×35年=42,000円
・月々300円の差の場合
300円×12ヶ月×35年=126,000円
・月々500円の差の場合
500円×12ヶ月×35年=210,000円
・月々700円の差の場合
700円×12ヶ月×35年=294,000円
・月々900円の差の場合
900円×12ヶ月×35年=378,000円
というような結果が出た。つまり、月々1,000円以下の差でも、トータルで見れば数十万円ぐらいの差には直ぐになってしまうのである。ちなみに、いつぞや見かけた記事では、「トータルで10万円も違う!!!」とかやってたけど、完全に・・・という感じだね。既に示したように、例えば35年なら、月300円も行かないぐらいで、変わってくる金額なのだ。
月300円とか言ったら、ちょっとした保障内容の違いで、ホント直ぐに変わる金額なので、そこはホント誤差の範囲ということで、一喜一憂する意味はないだろう。
最後に
いかがだっただろうか?最終的に、じゃあ、いくらぐらいなら?というのは、それぞれの価値観の問題もあるので、各自判断すればいい。しかし、内容的なメリット・デメリットを良く理解したうえで、変えるなら変えないと、生命保険は診査もあるし、契約年齢で保険料が変わるので、後から、やっぱり前のやつの方が良かったとなっても、思うようには行かないことも普通に有り得る。
なので、加入後に目先の僅かな保険料の差で、あっちにホイホイ、こっちにホイホイということは避けたいところ。やるならば、ドンと腰を据えて冷静に良く内容を検討したうえでやるべきである。
あと、他のエントリーでも何度も言及してきたように、国内社と他の生保を比較すれば、メチャクチャ保険料に差が出るのが普通なので、国内社に入っている人については、一度検討すべきだろう。
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