生保も損保も首位交代に 日本生命は早く株式会社にしないと、第一生命に離さ れる一方かもな

長年業界の第一位に君臨してきた日本生命が、上期に一般の業種で言う所の売上高を第一生命に抜かれた。そのことについて、ダイヤモンド・オンラインに出ていたので、紹介する。

生損保の“絶対王者”が陥落 保険業界で蠢く地殻変動の真実

抜かれた主な理由

記事によると、

ガリバー日生が、第一の後塵を拝した理由は何か。答えは単純明快。第一の子会社である第一フロンティア生命保険が、みずほ銀行を中心に、外貨建て個人年金保険を売りまくったからだ。

ということで、いわゆる銀行窓販での、第一生命の子会社生保の商品(保険)の売れ行きが、日生から見ると大分好調だったと。

具体的には以下の通り。

第一の銀行窓販での売上高は約1兆円に上るが、日生のそれは、約2200億円と第一の4分の1以下でしかない。

海外でM&Aもやっている

第一生命と言えば、何年か前に会社形態を相互会社→株式会社に変更した。それ以来、結構海外での活動をニュースなどで耳にする。

で、まだ、数字には反映されていないようだが、昨年の大型のM&A(米プロテクティブ生命)の分の数字も時期に乗っかってくると、上期だけではなく、通期で完全に第一が日生を抜く可能性もあるようである。

第一には昨年、買収した米プロテクティブ生命保険の売上高約4000億円も、じきに上乗せされてくる。そうなれば、年間を通して第一が日生を上回る可能性もあるわけで、これぞまさに看過できない事態となるだろう。

相互会社の限界

生命保険会社特有の会社形態で相互会社ってのがある。第一も以前はそうだった。で、日生は今でもそれなんだが、要は、株式会社からみると、資金調達とかの面が不利だし、あと、たしか海外での活動なんかも制限されるということだったはずだ。

なので、要するに企業としての活動の自由度が低くなってしまうのだ。だから、今後ガンガン第一が海外でのM&Aを決めていけば、日生をドンドン突き離す展開になることも現実として、普通に有り得る話。

つまり、イメージ的に言うと、昨今、SoftBankが一気に躍進したのは、まだ記憶に新しい所。あれも結局、アメリカのスプリントっていう携帯電話会社の買収なわけだからね。

実は、損保も順位が変わった

こちらは、国内での合併によるものだが、昨年、損保ジャパンと日本興亜が合併したことで、グループとしてではなく法人としては、これも長年、首位だった東京海上を抜きトップに。ちなみに、グループとしてなら、三井住友の方が、たしか多かったはずである。

最後に

というわけで、生保も損保も、大きいところは独禁法の関係もあるから、戦場はもう完全に海外になっている。なので、日生も少し抜かれて騒いでいるのなら、さっさと株式会社にして、ガンガンやっていかないと、離される一方だろう。

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