ネット生保の限界 というか、ネット生保じゃないよねもう

いわゆる、ネット生保の、地方銀行や保険ショップとの提携が相次いでいると日経新聞が報じている。

インターネットを通じて生保商品を販売する生命保険会社が、相次ぎ地方銀行や保険ショップと販売で提携している。対面サービスを充実させ、ネット契約の販路を広げる狙いがある。地銀は顧客に示せる保険商品の品ぞろえが増え、手数料収入も見込める。今後も提携が広がりそうだ。

アクサダイレクト生命保険は終身保険や医療保険の販売で地銀との提携を加速している。2014年1月に提携した福岡銀行や石川県の北国銀行に続き、…

引用元:ネット生保、実店舗に活路 地銀・代理店と相次ぎ提携

この手の話題は、昨年から何度も見かけていて、ライフネットなど数社は思い浮かぶ。というか、もう既に純粋ネット生保ではないよね。ネットでも窓口でも申し込める生保。

これって、損保系とかも郵送とか既に相当前からやってきていること。なので、ネットのみで完結するわけではないにせよ、通販型という枠組みで見れば、同じ枠の中に入ってくるだろう。

というわけで、ネット生保の通常の生保化が進んでいるということである。飲食店あたりで言えば、来店専門だったのが、宅配もやるようになったりみたいに、販売方法を増やした格好だ。

スマホの普及率は上がってきている昨今だが、保険や不動産、車などの特に高額商材の購入に、ネットを利用したいというユーザーは、割合的にはそんなに多くはないと思われる。

生命保険事業のように、小口の顧客をできるだけ多く集めるようなビジネスで、且つ、

・解りにくいもの

・で、それなりの金額を支払うもの

・もしものリスクをカバーするためのもの

・なので、特に失敗が許されない(したくない)もの

は、人間の心情として、

・顔の見える担当者と

・よく打ち合わせをして

・丁寧に説明・提案をして貰ったうえで

・あと、ユーザー側も納得するまで(気の済むまで)質問や確認を行って

入るのに向いているものなのである。

が、ネットで申し込みたいという層は一定程度はいるはずなので、その層に対しては、商売になるが、ある程度やり尽くすと、限界に達する。なので、こうなってきたということだろう。

しかも、上場とかしていると尚更こうなるよね。まあまあ、利益も出ているし、別にそんなに伸びなくてもいいや・・・みたいなことは難しい。

自分の感覚でも、余程慣れているわけでなければ、ネットで申し込むという発想にはならない。保険は、電化製品や本などのように、

◯×△保険=◯◯◯◯◯

みたいに、具体的な内容まで確定しているものでは無いので、価格の比較がし辛いのだ。

あとは、その保険会社の財政状況。つまり、保険金の支払い能力についての不安もあるだろう。ある程度の知識があり、且つ信用できる人間から、保険会社は免許制で、厳しい基準をクリアしていることや、保護制度(生命保険契約者保護機構)もあることについて、説明を受ければ、随分安心感は違うかもしれない。

が、世の中の大半の人がそんなことは知らないわけだし、知る機会にも普通はなかなか恵まれない。なので、無難を好む日本人は特に、ネットで保険を!という発想には大半がならないのである。これは、欧米辺りにしてもそうの傾向のうようだが・・・。

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