日本生命、僅か2ヶ月で一時払い終身保険をまた値上げへ
日本生命が2月に一時払い終身保険の値上げを行った点については、以前に取り上げているところであるが、幾らもしないうちにまたまた値上げが報じられている。
再値上げの時期および理由について
日生が、一時払い終身保険の保険料を再度値上げするのは4月1日の契約分からということ。
これは、2月の時と同様で、政府・日銀のとっている金融政策の影響から、長期金利が低下し、国債での運用益が思うように確保できなくなっているためだ。
予定利率0.95→0.85へ
予定利率は、銀行の預金金利みたいなものとは違うのだが、将来の運用利回りを予測し、保険料を設定するにあたり、予めその分を保険料から差し引く際の率。それを、今回0.95→0.85に引き下げるということ。記事には。予定利率とは出ていないが、おそらくそのことを言っているのだろう。
従って、将来の運用利回りを少なく予想するという話で、つまり、同様の保険料を支払ってもこれまでよりも保障額や解約返戻金が少なくなる。
ちなみに、具体例が出ていたので、紹介する。通常一時払いタイプの場合、保険料をいくら払うか決めて→保険金額はいくらという流れが普通だが、例では、保険金額ベースになっていた。
◎例
契約年齢:50歳
死亡保険金額:500万円
保険料(男性):425万1000円(11万5450円増)
保険料(女性):410万3100円(13万2800円増)
最後に
2月に上げたばかりなのに、僅か2ヶ月でまた値上げ。日生としてはかなり予想外の展開だったのだろう。今後もどうなるのか分らなそうだ。契約したい人は早めにしておいた方がいいね。
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