生命保険の保険料比較情報を見たら、一番上と下の差がものすごかった件

日経新聞に保険料の比較をした情報がでていたのでご紹介。

高かろう悪かろう 保険会社選びのシンプルな事実 :日本経済新聞

でていたのは、生命保険について。

比較条件は、

・30歳男性

・契約期間:10年間

・補償内容:死亡

・保障額:3,000万円

という内容。

で、各社の保険料(料金)はというと、

・明治安田生命:月額8,010円(総額961,200円)

・東京海上日動あんしん生命:5,970円(同716,400円)

・ライフネット生命:3,190円(同382,800円)

・チューリッヒ生命:2,580円(同309,600円)※ 定期保険プレミアムで、非喫煙者で同社所定の血圧の基準値を満たした人に適用される保険料ということ。

こういう感じ。

一番上と下で3倍以上に!!

率直にスゴイと言わざるを得ませんな・・・。ネット生保がある程度安いのは、その仕組やサービス内容上理解できるでしょう。それでも、中位のところと比較しても倍ぐらい・・・。せいぜい1.5倍ぐらいかと思っていたが・・・、結構違う。

ただし、これは、中途で解約した場合の「解約返戻金」がどうなっているのか判らないので、単純に同じものを比較しているとは限りません。

自分のところとも比較したら意外な結果が

ちなみに、自分のところで取引のある生保で試しに上記の条件で、いくつか試算をしてみましたが、ライフネット生命とも充分勝負できるぐらいでした。

また、契約期間10年ではなく「30年、65歳まで、80歳まで」で比較をしたら、なんといい勝負どころか逆に「大分安いぐらいのケースも」かなりありました・・・。ちょっと驚き。笑

もう少し具体的に言うと、自分が試算したものは、たばこを吸う吸わないでも保険料が違うわけですが、さらにその中でも、計4パターン程あったわけです。従って、トータルでは、前述のように「30年、65歳まで、80歳まで」と3種類ですから、それぞれ4パターンで比較しますと、計12ラウンドの戦いがあったというわけです。

その結果言えることは、

・80歳まで:自分とこの方が完全勝利

・65歳まで:2勝2敗

・30年:2勝2敗

・トータル:自分とこの方が8勝4敗

となったのでした。月の保険料で「5,000円ぐらい」開いたケースにはかなり驚いたけど、他にも「1,000円ぐらい」以上開くケースが複数。というか、「80歳まで」のパターンが圧倒的だったので、それ4つと、他に2つで計6つは、1,000円ぐらい以上こちらの方が月々安かったです。

で、8勝の内の残り2つは、一つが660円ぐらいで、もう一つが200円ぐらいの開きという感じ。200円の方はほぼ同じとしても、660円の方だと、四捨五入すれば700円なので、これも上記に含めてもいいかどうかというぐらい、地味に結構開いている。

というわけで、ほぼ偶然比較することになったんだけど、自分とこで取引している生保もなかなかだということが改めて確認できた。笑 結構ランキングの上位には毎回入っているからね。

ネット系で安くないのは微妙

しかし・・・ネット生保であるライフネットさんよりも・・・こんなに安いとはかなり驚き。いい勝負の「ものも有る」ぐらいなら話は解るが、それどころの話ではなかったからね、これについては。これは、そこの生保でPRした方がいいんじゃないか?(露骨にはコンプラ上問題そうだが)

というか、自動車保険でもそうなんだけど、ネット系でも、契約の事務とかやる人は必要なわけで、そこまでベラボウに安くするのって限界があるんだと思う。自動車保険でも大して変わらなかったって声を多数聞いているし。

まあ、そもそも土俵が違うのだけど、それで、あまり変わらない、若しくは、こちらの方が、値段的に安いとなれば、ネット系は相当微妙だろう。余程ネットでやりたい人以外は。

それと、ネット系と比較してどうという話が主になってしまったが、「国内社がメチャ高い」ことは、今回改めてオープンになった。まあ、言うまでもないけど・・・。

というか、相互会社は無配当とかできないから、始めっから不利なんだよね。保険料的には。あと、無解約返戻金型、とかも出来ないんじゃないかな。確かめてないけど、たぶんそう。

しっかし、3倍以上とかって笑っちゃうぐらい高いな。だから、頼まれなくなっていく。ネットよりは高くても国内大手生保よりは大分安くて、コンサルがつくとこにやっぱ人気が集まると。

さいごに

日本人は、お金の話は、昔から結構タブー。加えて、保険みたいな話題は娯楽のように楽しい系の話題でもない。なので、情弱になり易い。従って、メチャ高い国内大手が助かる、もしくは、悪徳保険ショップが儲かる、と、こういう構図なんだよね。

それでいい人は、別にいいけど、普通はいいわけないんで。これが現実なのでみなさん参考にしてくださいね。

そうそう、あと、今回取り上げた記事に出ていたことで、保険を選ぶときに、保険会社のウェブサイトで、「保険料の試算ができるかどうか?」を一つの基準にする、という考え方が出ていました。

つまり、積極的に自社の商品価格をオープンにしているかどうかという話ですね。自分とこの商品の値段もサイトでオープンにしないようなところは、考えたほうが・・・という考え方でしょう。

ちなみに、「サイトで試算できるように」している保険会社は「保険料が安い」傾向にあるというコメントも出ていました。それは、ある程度納得感のある傾向ですね。

そして、生保協会のサイトから加盟生保(42社)を調べたところ、死亡・医療・がん・介護など、保障目的の保険に関して、手軽に保険料のシミュレーションができたのは、以下の18社だったそうです。

アクサ生命、アクサダイレクト生命、アフラック(アメリカンファミリー生命)、AIG富士生命、オリックス生命、かんぽ生命、住友生命、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命、太陽生命、チューリッヒ生命、東京海上日動あんしん生命、ネオファースト生命、三井住友海上あいおい生命、明治安田生命、メットライフ生命、メディケア生命、ライフネット生命、楽天生命

明治安田が入っていたのはやや意外。あと、あそこが入っていないんだ、という感じのとこも・・・。

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