【最近の事例紹介】保険会社と保険代理店は一体ではありません
えっとですね、この前もあったし、前にもありましたけど、たまに、「保険代理店と取引をしている保険会社=その保険代理店」みたいに思っちゃっている人がいます。
どういうことかといいますと、例えば、何か保険の依頼があったとします。その場合に、うちでは基本引き受けていないものもあるわけです。あと、個別に引受審査を行って、見送る(引受けない)場合もあります。これは、新規でも更新でもそうです。
あと、前者については、以前は受けていたけど、その後基本受けなくなって、満期をもって、うちでは受けないということも頻繁ではないですが、可能性としては当然あります。
なんか、微妙に前置き長くなりましたけど……。それで、前者でも後者でも理由はどうあれ、受けない場合に、一生懸命(?)我々が取引関係にある保険会社のサイトあたりを見てきて、「えー、ありましたけど」みたいなこと言う人がいるわけですよ。
「うちでは、お受けしていません」とか説明しても、そういう人いますから。笑
で、そう言う人には、この記事のタイトルのような説明を初めにして、あくまでも引受けについては、自分のところでの判断になることを伝えます。特に損害保険の場合については、契約締結に関する代理権があるので、そういう面が強いでしょう。
それでも理解が出来ない人には、どういう説明をするかというと、コンビニなどの小売店を例に出します。そして、そこのお店と取引があるメーカーについて例にとって、例えば、そのメーカーで作っている商品は、そのお店で絶対に売らなければならないということでは、ありませんよね、と説明します。
なんか、特別な契約でもしていなければ、普通はそうでしょう。なので、保険会社でもそうで、保険会社では商品として用意があっても、それを我々のメニューに載せるかどうかは、全くの別問題なんです。
と、こういう感じで説明をしますと、通常伝わります。というか、ダメだったことはこれまでには無かったですね。流石に。
あと、おもしろいのが、依頼を断れないみたいに思っているような人もたまにいます。保険会社は、公共性が高いので、そういう観点からは、断るのに合理的な理由がなければ難しい面があります。
要は、水道や電力会社が、普通に契約を断ってしまうと、生活に支障が出るので、ということと、同じようなことでしょう。
しかし、保険代理店は関係ありません。契約を引受ける自由も、断る自由もあるのです。これは法的には、特に理由は必要ありません。ですから、その自由度で言えば、お客となんら変わらないのです。しいて言えば、どちらがそれに積極的かという点ぐらいでしょう。
なので、保険会社の責任者の人と以前に話したときも、「微妙な人はドンドン断ってください♪」と言っていたぐらいです。保険会社としても、普通の人はいいでしょうが、微妙な人は引き受けてこられても、後々対処が面倒になることがあるからです。
それと、この点について、自分のコメントを信用できないというような人は、こちらをどうぞ。弁護士ドットコムにもありましたので、紹介しておきます。
契約自由の原則の下で、すべての契約がなされます。保険代理店でも契約を締結する自由もあれば、断る自由もあります。
と、言うわけで、そういうこと言う人は、このブログとか見ないかもだけど、そういうことなんです。
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