近頃の学資保険の現状についてチェックしてみた
先日、学資保険についてのニュースを見かけたのを思い出しましたので、今回は、久々に学資保険について書いてみたいと思います。
で、見かけたニュースっていうのはこれ。
すごいですね~、かんぽさん。何か好調みたいです。新商品がヒットしているらしく、全体の2/3を獲得したそうですよ。「戻り」を良くしたんだとか。
まあ、理由は、民主党→安倍自民党政権になったことが大きいでしょうね。印象的なところで言えば、なんか前よりもやたら、妊婦さん見る気しますもの。あと、収入増えた人も確実いるでしょうし、社会全体のムードが良くなったことは事実。
なので、かんぽさんも頑張っているのでしょうが、マーケット全体が大きくなったのは、政治・経済とかそういうことでしょう。ていうか、上述の点なんて、正に以下の記事(一部)が示しているよね。
子どもの教育資金を積み立てる「学資保険」の新規契約が急増している。2014年度は前年度の1・8倍の101万4千件で、比べられる1998年度以降で最多だった。
学資保険自体は、少子化などの影響で13年度まで3年連続で前年割れだった。
出典:上のリンクに同じ。
しかしさー、みんな大人気だよね。良く入るよなーと思って。で、最近の学資保険はどんななのかと思って少しチェックしてみました。
そしたら、今どきはホント色々出てきますね。
かんぽさんの新商品の「はじめのかんぽ」についても分析しているサイトがあり、非常によくわかりました。大体返戻率は入り方により「102%~111%」と言ったところのようです。
で、この記事的には、悪くはないけど、そんなに騒ぐほどではなく、他社の方がいいとこはあるというコメントでした。
この学資保険の返戻率は決して悪くはありません。
リニューアル前のかんぽ生命の学資保険は、返戻率が元本割れをしていたため、それに比べれば十分頑張っています。しかし、それでも他の保険会社の方が返戻率は上です。
唯一選ぶとすれば、「大学入学時+在学時の学資金準備コース」の12歳払込み完了の場合です。
このコースであれば、返戻率111.4%と高めとなっています。
しかし、それ以外のコースでは、返戻率が110%を切ってしまっており、他社に比べるとそこまで高いとは言えません。
で、他にも色々見たところ、「ソニーの114.1%」が最高みたいでした。大体ですね、いいとこ一割増ぐらいなんですね。それで、トップクラスなわけですからね。まあ、元本割れからみれば大変素晴らしいわけですけど……。
ただ、それでも一割程度。ソニーだと14とか……。
やっぱり、保険会社も客から金を預かって、運用して多少なり儲けを出すんだから、その辺が限界でしょう。
でも、学資保険って、入り方にもよるけど、なんだかんだで、20年ぐらい払っていくわけじゃないですか。そしたら、それでトータルで、1割とかってやっぱり少なすぎますよ。
よく入るなー。それだけ未だに、そういうことがよく解らずに入ってしまう人が多いということなのだろう。1割でも14でもいいけど、それを単純に20で割ると、年辺り0.5とか0.7とかになるでしょ。
普通、複利のようになっていくわけだから、そう考えると、年辺り0.5や0.7もないわけだからね……。面倒だから、計算しないけど、きっと大分下がるはず……。
20年って言ったら結構な時間なわけだから、ホントよく考えて、お金も時間も使いましょうね。
勿体無いだけです。
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