2015年10月以降始期の自動車保険の傾向について判ったこと【契約内容編】
前回は、「保険料」についてやりました。
2015年10月以降始期の自動車保険の傾向について判ったこと【保険料編】で、今回は「契約の内容」について、抑えておきたいポイントについてやります。
いいですか、これは、全ての契約について該当するものではありません。が、個人の契約ではほとんど該当するでしょう。なので、そういうことで。
ちなみに保険会社は、「損保ジャパン日本興亜」についてです。
さて、それでは早速行きましょう。
ここで前提となっているものは、今年ですから2015年の10月以降始期の自動車保険です。
それがどうしたのかというと、約款などの改定があります。従って、「前回と同じでお願いします!!」と、希望したところで、全く1ミリの違いもなく同じというものが無くなってしまう関係から、厳密な意味での「同じ」というものが選択出来なくなります。
まあ、1ミリぐらいならいいんでしょうが……。
それで、今回取り上げるのは、「前回と同等の条件をオーダーした際に、気をつけたいこと」です。
ちゃんと、丁寧な説明をしてくれる担当者ばかりなら心配はありませんが、世の中いろいろな人がいますから、必ずしもそうではありません。なので、ワケがわからない内に、希望しているものとは違う不本意な結果になっている可能性は充分有り得るのです。
まあ、そもそも保険なんてワケ判らないようなもの、という面が少なからず有りますから、大体大まかな内容と値段を見て判断をしているって人が大半なんでしょうが。
じゃー、引っ張りすぎてもナンですから、そろそろ言いますね。
ズバリ、10月以降はこれです。
もれなく、自動的に「代車特約」が付いてくる(ケースがかなりある)。
どういうことかと言うと、現在は、遠くで事故った際の、宿泊費や交通費が、少し出る、というものがあるわけです。個人用の契約には通常自動的に希望するしなに関係なく盛り込まれるものです。
それが、次回から、自動ではなく一つのセットになって任意メニューに変わっているんです。
で、そのセット内容が、その「宿泊費と交通費のやつ」と「代車費用のやつ」、「その他」というものなので、前年と同等以下にならないように設定すると、もれなくこのセットでついてきてしまうという話。
ちなみに、この代車費用のやつは、走行不能でレッカー移動した場合という前提のものですので、機能するのは多少限定的となりますが。
なので、何を言いたいのかというと、「その分保険料がいくらか高めになる」ということなんです。
だから、その1万円だとか2万円だとかの宿泊費・交通費が出たいがために、もれなく「希望していないもの」までついてきて、いくらか「高くなっても」構わないのか?
そんなことなら、そのセット丸ごといらないということなのか?
という話なんです。
もちろん、それぞれの価値観や好み、状況に応じての判断なので、答えはそれぞれということにはなりますが、大概は、「いらん」という判断になるのではないかなぁ、と。
だって、宿泊費とか交通費の1万2万のために保険かけてるわけではないですよね。普通は。しかも、有れば有ったでいいと思っている人でも、別に無くたって、人生に対する影響は皆無と言ってしまっても全く構わないぐらい、微々たる話なのですから。
というわけで、10月以降に更新を迎える人には、この説明を一件一件やらなければいけないことになってしまったのでした……。実に迷惑。
ホント、保険会社ってこういうの常套手段というか、別に深い意味はないのかも判りませんが、面倒臭くすることって結構あるんですよね。
なんか、余計なものまでもれなく、的な……。
少なくともユーザーからも我々からも好感は持たれないので、是非こういうことはやめてもらいたいものであります。
はい、というわけですので、余計な保険料は払いたくない、という人で、「損保ジャパン日本興亜」と自動車保険を契約している人は、更新の際はご注意ください。
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