面白かったのでご紹介!!「ようこそ、わが家へ / 池井戸潤」の感想
普段から、あまり小説は面白いと思うものになかなか出会えない自分なのですが、今回は久々楽しんで読むことが出来たので紹介してみます。
池井戸潤さんのこちら。
取り敢えず大まかなところをAmazonから引用。
内容紹介
恐怖のゲームがはじまった。真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。
花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。
執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。
一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていく。
直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編を電子化。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池井戸/潤
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年に『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年『鉄の骨』で第41回吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
まあ、取り敢えずこんな感じで。
自分から改めて、簡単にどんな話かを言うと、銀行から融資先に総務部長として出向している銀行マンの話です。池井戸さんの作品なので大体銀行絡みなのですが……。
で、主人公の倉田さんが、仕事でもプライベートでもトラブルを解決していく的な話。仕事の方は、トラブルに巻き込まれるというよりは、問題に気付いて、最終的に真相を暴く的な感じでしたが。
まあ、結構解りやすい話で、途中から大体真相の察しが付きましたが、それでも楽しく読むことができました。
あ、ただ最終的な主人公の所属と言うかについては、ちょっと予想外でした。
真相を暴き、尚且つ不良債権を回収できた実績などを評価され、出向先の社長との信頼関係が出来上がり、「これからもよろしく」みたいになるんだと思っていました。そして、最終的には出向ではなく、完全にそこの人間になり、社長および会社を支えていきましたとさ、オシマイ。みたいになるんだと思っていたら、そうでは無かったです(笑)
もう少し具体的に書こうかと思ったんですが、これから読もうかと思っている人のためにこのぐらいにしておきます。
面白く読めたんで、良かったら読んでみてくださいな。
コメント
コメントを投稿