「下町ロケット / 池井戸潤」を読んだ感想
またまた池井戸作品です。つい最近も、池井戸さんの「ようこそ、わが家へ」を読んで、しかもこのブログで紹介したばかりですが、引き続き池井戸さんの作品の紹介をします。
この本は、以前から読みたいと思っていたのですが、紙のものしかなかったんですね。しかし、最近Kindle版が発売となることが偶然判りましたので、早速読んでみましたので、早速感想も含めて紹介しますね。
池井戸作品なので、いつも通り銀行は出てきますが、ただ通常程ではなく、そこまでネットリと出続ける感じでもありません(笑)
さて、ストーリーはと言うとですね、とある中小企業の話です。そこの社長は、元ロケットの開発の研究者。
大まかなところで言えば、物語のポイントは、3つからなります。
・大口の取引先との関係による仕事減に伴う、資金繰りの問題
・特許権侵害についての訴訟問題
・特許権に絡むロケットの部品の供給云々
と言ったところ。
まあ、最後はいい感じに終わるんですけど、なかなか夢のあるいい話ですよ。
デフレが長かったせいもあると思われますが、金ー金と、やたらと目先の金にばかり、執着する人が目立ちますが、そうした中で、人生を面白くやっていくためにもっと大事なポイントについて描かれています。
というか、儲けは大事でしょうが、儲かりさえすれば何でもいいというものではありません。儲け方だって考える必要があるのてす。その辺を理解していないと、仕事でもプライベートでも、台無しになり、折角の人生が日々つまらないものとなります。
本当そういう風に考え始めた瞬間から、つまらない、最悪な気分になってきますからね……。まあ、金が儲かればさえ、気持ち良く、他のことはどうだっていいような類の人種の人は別にして。
しかし、自分にとってはそういう感覚というのは一生というか、向こう500年どころか1,000年は軽く理解できないでしよう。
なぜならそれは、金そのものに価値があるわけではないからです。
それなりのボリュームはありますが、面白かったんで読んでみてくださーい。
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