えっ、保険の約款は契約前に読んどかないとマズイ?
『えっ、契約前に読んでないの!? 超重要な保険の「約款」』という記事があったんで、自分の意見を書いてみます。
ちなみに、その記事内容は、見出しで想像できるような感じのことが書いてあります。その人は大変熱心な人で、契約前に「隅から隅まで」読んだんだそうですよ。なので、ちゃんと、契約前に読むべき!!みたいなことが書いてあるわけです。
保険の約款については、これまでにも書いてきていますが、
改めて、「契約前に読むべきか?」という辺りについて、書いてみます。
好きにしましょう
ハッキリいいましょう。読まなくてもほぼ困るとはないでしょう。
理由
・保険に関して言えば、消費者保護の法整備がされているから
・保険の約款は通常、認可制
・保険会社は通常大手など一定規模のところが多い
・保険事業自体が免許制で、お金の意味でも参入障壁が高い
・公共性が高いこともあってか保険会社は法律でしっかりと縛られている
・行政の監視体制も強い
というような感じなんですね。従って、余程のケースでない限りは、約款を読んでいなくてもヒドイ目に合うことはないでしょう。
現実どうなっているか?
実際の現実を見てみましょう。あなたは、契約前に約款をしっかり読み込んで、理解をしてから、契約をしたという人を何人知っていますか?おそらく、1人も知らないんじゃないでしょうか?わたしも、知りませんよ笑
あるいは、いても本当にそんなに読んだのか疑問です……。
なので、99.999%ぐらいの割合で、読んでいないのです。間違いないw
で、ここで問題になってくるのは、それで、何か問題が起きているのか?ということ。
基本的には起きていないでしょう。というか、保険設計書や契約の手続きをする際にサインをする、各種書類に目を通せば、原則として問題は起きないようになっているのです。だって、主に必要な基本的な情報はそこに書いてあるわけですから。なので、サインする前に確認をすれば普通は大丈夫。その他のマニアックな情報とかは、別に必要に応じて問い合わせるなりすればいい。その方が楽です。
それ以外のところでも、上述した理由なんかから、そんな詐欺みたいなことは書いてないんですよ。認可もされないでしょうし。
というか、別に問題起きてないでしょ!!大丈夫なんですよ。見たい人はゆっくり見たらいい。しかし、そんなに見ないことには、後で困ったことになるようなサービスだったら、少なくとも自分ならクソすぎて利用しません。
やってられませんはそんな、何ページも。せいぜい1ページぐらいが限度でしょうな。笑
というか、一回やそこら読んでも完全になんて理解できないでしょうし、忘れるでしょ……。
というか、そんなにしないことには安心できないような話なんだったら、初めから相談相手のチョイスからにして失敗している。要は、信頼できる人に頼んで、その人に解りやすく説明してもらったり、アドバイスを貰えばいい話だ。
最後に
じゃあ、全く何も読まなくてもいいのか?
うーーん、極論すると、打ち合わせをして、理解していれば問題はほぼ起きないだろうね。契約書類に主な詳細は出るし。まあ、それでも極端すぎるので、あと、何か読みたいという人も含めて、それなら、設計書とかパンフレットを読もう!そこに必要な情報は基本的に出ています。
しかも、解りやすい表記で。で、設計書は個別の契約に関するもの。パンフレットは、大まかなその保険商品の特徴や、契約例がでている。まあ、読むとすればここら辺で充分、というか、むしろここら辺を読むのが合理的ですよ。
じゃないと、読まなくてもいいようなのまで読むはめになるから。なので、契約後に思っていたのと違う(それも大分)ということがあるとすれば、それはそもそも約款を読む、とか以前の問題。目的と、保険商品の選択や保障額などが全く合っていないのだろう。
そういう根本的なところは、契約時にサインをしなければならない書類に出ていますので、普通はそんなことは有り得ません。
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