『殉愛・百田 尚樹』胸を思いっきりズキュンと打たれたような衝撃を受けた
この本は、「やしきたかじん」さんが亡くなられる、少し前から亡くなるまでの話です。
いや、タイトル見てもらっても分かる通り、本当に衝撃でした。かなりのめり込んで読んでしまいましたよ。この感触は久々。
で、前から読んでみたいとは思っていたんです。正確に言うと、本屋さんで、ちょっと立ち読みはしたことがあったわけですが、この本、電子版が無いんですよ。
なので、つい最近まで数年間、自分は完全電子派でしたから、読んでみたいが読めていなかった、というわけです。
ところが、最近また、ワケあって紙派に戻ってきたんですね。だもんで、早速これも注文し、読んでみたというわけでした。はい。
やっぱり、一番衝撃というか、濃かったのは、前半の方の、奥さんとの出会い~病気の発覚~治療という辺りです。その中でも手術後の治療がもう本当にハンパなかった……。
少し言うと、幻覚症状とかね。もう夜中にベラベラベラベラ喋ったり、歌ったりとか。体中管だらけになって、病院の職員もあんな患者は見たことがないとか。医者も生きているのが不思議なぐらいとかね、読むと判るんですけど、かなりリアルに伝わってきました。
そうした中で、奥さんの看病がもうスゴイことスゴイこと。
話の流れとしては、「奥さんとの出会い~病気の発覚~治療~復帰~再発~他界~ゴタゴタ」と言った感じなんですが、しょーうもない人間というのはどこにでもいるもんですね。
にしても、ヒドイ。取り巻きというか周りが。人によっては、周りにも該当しないような感じの人もまとわりついてきた感がありましたが……。
最後の方なんてもう本当、不快になりましたよ。それだけ、のめり込んで読んでいたことの証左でしょうが。
娘(一応続柄上は)なんてもう、本当金目当て。単に、金ね。ここまでするかという。しかも過去にもかなり金を渡しているという話でもあったのに。そこまでいいんじゃない、的な。どんな状況で暮らしているのかは不明だが。嫉妬は……ないだろうな。単に金だろ。金。
あと、もう一つ印象に残ったのは、おそらく仕事上でかなり近かった人間によるものだと思われるが、細かいのまで入れるとかなりやらかしている。他界後に、マンション(複数)から物や金が消えていたとか……。会社の金の使途不明金とかは完全にやっているんだろうけど。
というか、そういうのは犯罪なので、キッチリ刑事告訴・告発をやって、刑事処分を受けさせるべきだ。
もうホントね、本読んでて苛つきましたは、ウザ過ぎて。勝手に代表取締役に就任しているとか、意味判らんし。完全に無効。そう言えば、どっかの政党でもそういう変なことがあったな……。
というわけで、読んでみないことには何言っているのか判らん、ことも結構書きましたが、読み応えはかなりありましたんで。出てくる人物には、とても好感を持つ人も、かなり不快な人もいろいろと登場しますが……。
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