国民年金保険料の収納対策強化へ 厚生労働省
厚生労働省がやる気を出しています。
Economic Newsによると、国民年金保険料の滞納を改善すべく徴収を強化するということです。
今年度は、控除後所得400万円以上ということですが、来年度(平成28年)は、「控除後所得350万円以上」でかつ「未納月数7カ月以上のすべての滞納者に督促を実施」するそうです。
督促をしたうえで期限内に応じない場合は最終的に、財産等の差し押さえも辞さない構えのようで、かなり徹底して取り組む方針ということ。
それと、来年度は、「控除後350万以上・滞納7ヶ月以上」ということですが、平成30年度あたりまでには、免除等の人など以外は全ての滞納者を対象とし、督促していく考えのよう。
この他、厚生年金の未加入事業所に対する加入への取り組みも集中的にやっていくとなっています。その予算計上、約80億円だそうです。
基本的な話として、払うものは払ってもらわなくちゃならないことはハッキリしているし、法律で義務を負っているものなので、家賃や借金、飲み食いの代金を払わないようなもの。それらは契約なので、選挙で選んだ自分たちの代表が議会で決めたルールとは、ややニュアンスが違うが、まあ似たようなものだろう。
ということの他には、年々膨らむ社会保障費の問題。それから、厚労省としては、このまま行くと、年金とかの徴収を国税庁とかに移管されるか、歳入庁あたりを新設してそっちに移され、所管から外されることを心配しているのもあるだろう。
まあ、自分的にはこんなかったるい制度は直ちにやめて、所得税とか消費税あたりに組み込んでしまえ!!という感じでしか無いが……。
あと、問題を改善するために予算を計上しているわけだが……、いくらを改善するためにいくらを計上しているのだろう、という感じ。皮肉なことにだけはならなければいいが……。
コメント
コメントを投稿