女性客のメールをのぞき見 auショップ元店員を逮捕
メール見て逮捕されちゃったんだそうです。
LINE NEWSによりますと、auショップの人(男性)が客(女性)のメールを自分の携帯に転送して楽しんでいたんだそうです。
容疑は、「私電磁的記録不正作出・同供用」という容疑だそうです。14日までに逮捕となっています。(警視庁サイバー犯罪対策課で)
で、その人はショップで新規の契約を担当していたんだそうなんですけど、女性客2名のメールそれぞれ約600通を転送したんだそうです。システムを操作できる立場にあり、他の女性客についても、同様の手口でメールをのぞき見ていたと出ています。
ということは、具体的に立件するに足る状況にあるものは2名だけど、他にも沢山有るってことなんでしょうね、読む限り。他は話としてはそうだけど、形(証拠)としては見つけられていないということなのでしょう。
うーーーん、これ思うんですけどね、客商売やってれば、業種によっては、ユーザーのプライバシーを知ってしまう立場にある人って、世の中腐るほどいるわけじゃないですか。で、業務として、特に違法性無く見ている場合は何の問題もない、と。法的にはもちろん道徳的にも。
ただ、この時どんな気持ちで見ているかっていうのはいろいろなわけですよね。もちろん、この容疑者のように、私的に楽しんでいるような面もある感じで見ているケースもあるでしょう。そうなってくると、道徳的にいかがなものかってことにはなるでしょうが、現実的には、他人は判らないし、社内でも問題にならない程度内で楽しんでいれば問題にはならない。あくまでそういう程度の場合ですが。
ただし、その場合でもどのぐらいの時間かとかは、さて置いても、基本的には、この容疑者と同じことで楽しんでいるんでしょうね。合法的に。違うとすれば、自分の携帯に転送をしたか、しなかったかだけ。
ちょっと違うけど、店ん中で立ち読みしたか、「盗んで」家で見たか的なね。
そう考えると、量も多いは多いけど、やった内容としては、人のメールを勝手にもっていって、しかも見た、ということ。どんな気持ちとかはこの容疑的には関係なくて、「どうやって」見たのかってとこが問題なわけだよね、これ。
じゃあ、同じように客のメール見て楽しんでいても、要領良く仕事しながら、合法的に楽しんでいる人はいるだろうから、要はこの人「要領が悪かった」って話か。という感じがしてしまいます。
この前、「社員をうつ病にする方法」とかなんかをブログに公開したとかで大騒ぎになっていた社労士が懲戒処分受けて大変なことになってたけど。
懲戒処分:「社員うつ病にし追放」 愛知のブログ社労士、会員権停止 – 毎日新聞
この人は、3年間会員権停止ということですから、3年は会社で言うところの業務停止になるわけでしょう。事実上の終わりですな。客も全部終わり。と、思ったら、良く読んだら退会ではないので、仕事はできるようですね。退会については勧告なので、あくまで任意。
でね、なんでこの話題をここで出してきたのかというと、ちょっと似てる点があると思うわけですよ。この人は、犯罪をやったわけではないですが、基本的には怒られたって話。先の方は、理論上はこれから裁判所が判断するんですけど、有罪になれば罰を受けるわけです。
そうなった前提で言いますとね、どっちも罰を受けていると。
ちょっと回りくどくなりましたが、この社労士だって、ネットに公開しなければ、こうはおそらくならなかったんですね。「公開したかどうかだけ」。そういう、うつ病にするアドバイスとか手法の提案とかは、やっていたとしても。
たぶん、そんなのね、似たようなことやっている人いくらでもいると思うんですよ。日本全国では。ユーザーから相談を受けて、何かいい方法は?と言われたら、そのリクエストに答えるべく、社労士以外でも、ネットに公開したら、こういう風に問題化するようなもの(アドバイス内容や提案など)はいくらでもあるでしょう。
だから、先の件もそうでしたが、要は要領の問題って感じしかしませんね自分は。この元社労士の人が、もう少し想像力とかがあって、気付ければ、「やめとこ」とか、内容を修正するなりして、問題にはならずに済んだ。
どんな状況でどんな感じで仕事していた人なのか知らないけど、一瞬で問題になっちゃったわけですよ。仕事は続けることが可能のようですが、なんらかの影響はあるでしょう。世を騒がせたわけですから。
これをパワーに変えて逆に何か出来ればいいんでしょうけど。ちょっと、なんだかなぁ……的な感じがしてしまいますね。まあ、それが世の中なんですけど。
自分的には、どちらもそんな感じに映りますね。
だから、先の件にしてもルール違反はルール違反なわけだけど、なんか偏っているというか極端だなぁという感じはしますね。要領のいい人と悪い人で、逮捕(あるいは懲戒処分とか)か、何もなしか、というね。
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