銀行窓販の生保の手数料開示の問題が国会でやり玉に
えー、昨日は、
というエントリーを書きました。
で、今回はその続きというか発展系です。
なんと国会で問題として取り上げられているそうです。
保険手数料は「きわめて高い」 国会審議に波及 :日本経済新聞
なんでも、無所属の中西健治議員がやり玉にあげたとかで、麻生大臣も銀行への開示の働きかけを続けていくとしています。
保険商品を販売する銀行に保険会社が支払う手数料の開示問題が24日、国会審議に波及した。同日の参院財政金融委員会で割高な手数料を問題視する声があがり、麻生太郎金融相は開示に向け銀行への働きかけを続ける考えを示した。
「1000万円の保険を買ったと思ったら、翌日には950万円分しかないのと同じ。きわめて高い」。無所属の中西健治議員がやり玉にあげたのは、変額年金や外貨建て保険など「特定保険契約」と呼ばれる商品の販売手数料だ。
取り敢えず、大臣としては、法改正等ではなく任意に求めていくようです。
まあ、実際銀行としては嫌なんでしょうね。。投資信託とかを販売するよりも相当儲けが多いらしいですからね。もちろん、ユーザーの利益に叶う、ベストなものなんだったらいいでしょうが、そうではないと思われます。
ちなみに、丁度さっき読んだ記事(外貨建て保険 わかりづらいデメリット)にもありましたが、
銀行の窓口で外貨建て保険を案内している知人は『信じられないくらい手数料が高い』と言っています。
という話でした。
自分的にはまあ、そうだろうな、という感覚ですが、そう思っていない人もいるのでしょう。基本的に銀行というところはそういうところだと理解しています。保険以外でも他の投資商品にしても、顧客利益よりも手数料最優先という評判しか聞きません。結局、成績にならないんだろうな。。そして、銀行としても儲からないと。(客にとって合理的なやつは)
なので、そもそも判っている人は、銀行員のススメで保険も含め投資商品を買う、ということはしないんでしょうが、せめて手数料がオープンになっていれば、多少なりとも判断材料が増え、ユーザー保護になるのではという発想なのでしょうね。
うーーーーーーん、でも中位の人はあれとしても、そもそもがそもそもなのでね……意味ない人には意味ないだろうな。。。
そもそも問題なのは、手数料がオープンになっていないことよりも、ものを知っているかどうか、情報収集能力。保険であれば、設計書を見れば、返戻率とかは判るわけで、そしたらかなり判断できるんですよね。メリット・デメリットが。
まあ、そもそもが保険ってどんな仕組みなのか判っていれば、投資に向かないことは考える必要が無いぐらいなんだが。。。。
なので、多分、判断のポイントとなる商品の中身をそんなに見ないで決めてるんじゃないだろうか。そもそも目的が明確になっているのだろうかというぐらい意味不明。なんとなくの雰囲気で入っていそうな。。。
多分あんまり、自分の頭では考えない層の人がほとんどなんだと思われる。じゃなければ、他の選択肢と比較するだろうし、設計書にも目を通すだろうしで、そしたら、銀行の提案した商品を選択するということにはならないだろうな。
しかし、国会で話題になるとは意外だった……。
というか、どうしても騙しているように感じるのは自分だけだろうか。少なくとも良心的とは言えない。そんなこと言っていると商売にならないのかもしれないが、自分にはできないな。というか、やりたくない。たぶん、銀行員が提案するような保険商品とかに提案している本人たちも入っているケースってほぼ無いんじゃないかな。
いい商品なら、みんな入っているはずなんだよ。そしたら、金で雇われているとは言え、自分がいいと思っていない、自分なら入りたくない保険商品を、客に「どうですか、いい商品ですよ!」とススメているってことだからね。。。。嫌だなぁ。自分なら務まらない。胸を張れなくなるよ。
単にリテラシー低めの情弱の人からカモっているってのが、実態なわけだから。大半が。まっとうな商売とは言えない。ギリギリ合法的にやっているだけで、道徳的にはアウトだろうね。だから、尊敬されないんだろうな、と。そういう系の人は。
そういう風にしないと儲からないような商売はしたくないです。
そういう風にしないとお金持ちになれないなら、普通でいいです。
そもそも人間の本質として、毎日ストレスなく、好きなことをして気持よく生きれれば幸福を感じるわけだから。
そんなことしてまで金を得る必要はない。
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