保険の仕組みや価値について考えれば、自ずと答えが判ってくるな
今日はこちらについて。
ニュースチェックしていたら、結構この件の見出しが躍っていた。
で、さらに、自分がちょいちょい見ているニュースアプリでも話題になっていた。
基本的には医療保険みたいね。で、ユーザーとしては、どういう設計ができるのかは不明だが、そのうちの一部として、特定の不妊治療をやった場合にも保障される、というイメージのよう。
ほんで、給付金1回につき5~10万円で、最大12回で上限90万、ということらしい。
で、あと、満期返戻金も結構ドサッともらえて、保険料は月一万円とかぐらいの模様。
なので、不妊治療の保障だけで、月約一万円ということではなく、所謂詰め合わせセットの総額として、そのぐらいだよ、ということだと思われる。
なので、不妊治療の保障をメインに考えているとすれば、ちょっと考えたほうがいい。
加えて、業界の実情を考えると、国内大手はコスパが悪いので、余計に考えるべき。
そもそも保険という仕組みは、賭けの要素がとても強く、確率的に言えば、ユーザーが損をするのが普通。
加えて、先述の通り国内大手なので……。
なので、詰め合わせセットではあるが、不妊治療メイン(しかも特定の)なら、「給付金1回につき5~10万円で、最大12回で上限90万」に対して、月一万ぐらい払いたいか?と考えてみればかなり判りやすくなるだろう。まあ、あと満期返戻金の分も考慮する必要はあるが。
と考えると、自分が誰かに意見を求められたら、保険ではなく他の、ケースによるが、定期預金とか国債、投資信託なんかで積み立てるよう助言するだろう。
しかも、当然免責期間もあるはず(たしか2年)だし、診査もあるはず。だから、入るなら早め早めに入っておく必要が。だったら早め早めに積立しといたら?という感じでしか無い。しかも、前もってやるのなら強気な選択肢を選びやすいし。何も保険会社を儲けさせる必要はない、というのが自分の意見。
せめて免責期間がもっと短ければ、ある人には使い勝手あるかもだけど。でもそれでも、額的に小さすぎて、いつも自分が言っている、保険の価値は、
経済力が及ばない、大きなリスクに対して、小さい金額で準備ができる
という点を考えると、微妙な額なんだよな……。
しかも、2年の免責期間。月一万なら、24万ぐらいは、保障が発生するまでに払い込むことに。
上限90万。
そう高くない中古車一台分ぐらい。
しかも、一括でかかるものでもなく。
初めの頃はそんなに治療費かからないなんて話もあるし。
そしたら尚更この保険の価値が解らない。
いざとなれば、ローンとか組んでもいいだろうし。
というわけで、多分特約料としては、そんなに高くないと思うので、医療保険に入るときに、それも希望する人はいるんだろうなぁ程度のもの。じゃなかったら、そんなにモッサリと満期返戻金とか返せるわけもなく、そんな世の中パラダイスみたいなのあるわけはないんで。なので、あったらそれは気をつけろのサインと思うべき。
しかも、何度も言うが国内大手だからね。みんなほんと少ない人数で、タダみたいな給料で働いているって言うのなら、コスパは悪くないかもだが、にしても、赤字になるような設計はしていないので、少額なら自前で積み立てて、そこから払うような方法のほうが、最強(合理的)、ということで。
残念。
残念ながら(?)保険とはそもそもそういう仕組であることを理解したうえで、上手に使わなければならない。じゃないと、損しますです。はい。損してもいい人は上手にとか考える必要ないけど。まあでも、それも程度はあるよなぁ……。
しかしまあ、こういうとこって何を誇りにして仕事してんだろ。と、ちょくちょく思う。そういうの関係ない人が主に働いているんだろうか。
やっぱり、保険は特にさ、お金に色はないので、コスパ相当に重要でしょ。当然、保険金の支払い能力が問題ない前提だが。しかし、そこは保護機構や監督官庁もあるので、基本的にはね、ということで。
そう考えた場合、あんまり良いイメージを持たない。大手ね。
これを銀行とかの金を貸し付けて金利で儲ける商売で考えると、普通に金利の超高い、ヤミ金では流石にないにしても、かなり高いような金融機関に思われる。しかし、保険と借り入れは違う性質のもの。
みんな知らないから、予算内だからいいかと入ってしまうんだろうな。実は、支払う保険料に対する中身というとこでは、かなり他よりも薄いとも知らずに。
今回結構具体的に、そして厳し目に書いたけど、まあこれが事実だからね。
うーーーーん……。
なので、純粋に、単に、ある経済的リスクに対して、「合理的に」準備をしておきたいってだけの人は考えたほうがいい。
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