事故の過失割合に納得出来ないのは、納得するだけの丁寧な十分な説明を受けて いないから

まえーになんですが、お客さんじゃないんですが、主に生保業界の人でした。話していたら、交通事故についての話題になった。その人は、元々ソニー生命出身だったせいか、自動車保険はずっと、ソニー損保を愛用しているんだとか。

で、その人が言っていたのが、事故ったときについての過失割合について。

「あれ、納得いかねーよな」

というもの。保険会社から、何対何です、とか言われるけど、納得が行かない、と言っていた。

で、自分はなんと回答したかと言えば、

「それは、あなたが納得の行くような、納得するだけの丁寧な十分な説明を受けていないからですよ」

と回答したわけです。

 

もし、十分な説明を受けているのに言ったとすれば、かなり痛い人、ということになりますが、多分あの人はまともな人だと思われるので、受けていないのでしょう。

保険会社の方でもちゃんと理解をしている担当者でなければ、説明できないでしょうし。加えて説明の技術レベルがある程度ないと、難しい面はあるでしょう。

 

なので、今日はその辺りについて。

 

そもそも過失割合について、「うーーん、」と唸って腕を組んで、考える人がいますが、考えても判りません。ほとんど考える意味は無いでしょう。単純に追突とかで、しかも、一般にも知れ渡っているようなケースならあれですが、そうでない場合、自分の個人的常識感覚でいくら考えても判りようがないのです。

なぜか?

これはね、ルールの問題だからです。

法治国家ですから、ルールでやっているわけです。

なので、スポーツと同じようなものです。まあ、スポーツじゃなくても普通大なり小なりルールはつきものですが。

 

なので、もしも例えばバスケのルールについて、ほとんど知らない人が、腕組んで唸って判りますかね?

判らないですよ。

判るわけがないのです。

なので、それは考えているのではなく単に考えている気になっている、振りをしているだけです。

 

つまり、知っているかどうかだけですから。ルールを。基準を。

知らないのであれば、いくら唸ってもダメで、書いてあるやつを見るとか、知っている人に尋ねるとかしないことには無理です。

 

具体的には、法律、判例が基礎となっていますが、裁判所、というか裁判官の研究会が基準を作っているので、それ、ですが。

 

で、少し、納得いかないという人が、どういう説明なら納得できたか考えてみます。

 

その人がどこまでの知識を持っているのかでも大分違いますが、まずは「判断基準」について説明が必要でしょう。既に書いたように、この国の仕組み。法律、判例に基づく基準があると言ったところ。その基準は、基本的にもちろん保険会社だけではなく、裁判官や弁護士も判断、検討するさいの基本となるものであること。

それでも、納得できない、という人もたまにいます。法律だろうがなんだろうが知らんと。

率直に言って北朝鮮みたいな人ですね笑

 

その場合、法律は、選挙で選ばれたみんなの代表が、国会で決めたルール、約束事であるということも説明。裁判官は、選挙で選んでないけど、主に国会議員からなる内閣が、最高裁長官および最高裁判事を選びます。

なので、根本は国民なわけですよ。

つまり、おら知らんというのは、民主主義の否定ですし、自分たちが選んだ人を否定するようなものですから、自分の否定でもある、と。なので、矛盾するわけですね。まあ、ここまで説明する必要性がでることはまずありませんが。

 

で、さらに、じゃあどうすればいいんですか、みたいな人もいます。

どう、運転したら、責任を負わずに済むのかと。

答えは、完璧な方法はありません。

嫌なら、車の運転をやめることです。

車を運転する=常にどんなに安全運転をしていても責任を負わなければならない可能性がある、ということです。

なので、もしも出来る限り安全運転をしていたんだけど、事故って、でも反省すべき点が見つからないけど、責任を負わなくてはならなくなった場合は、諦めましょう、ということです。

嫌なら、運転は無理です。

そもそも、交通事故とはそういうものなのです。

 

ご理解いただけましたでしょうか。

あと、過失割合の判断基準については、単に何対何と告げるだけでなく、先述のように、そういう基準が存在することを説明したうえで、必要に応じて、それ(書いてある本)を見せて、「ほら、こうなっている(書いてある)でしょ?」とやるといいでしょうね。

 

これでも納得出来ない場合は、どうしようもないですね。その場合は、その後の未来の話ではありますが、法改正とかしかないので、そういう考え方の政治家、政党を応援するとか、自分が政治活動を始めるとか、しかないです。

というようなことを必要に応じて丁寧に説明すれば、まず納得しない人はいないかと。

 

この記事を読んだ人の中で、納得出来ていなかった人は、これで納得出来たでしょう笑

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