つくづく人って言うのは、手放すことが出来ない生き物なんだなぁ、と改めて感 じた。人生のポイントについて
少し前に、目の当たりにした奇異なこと。
ちょっと大げさかもしれないが、仕事しにあるところに出かけて、人と会った。そしたら、事前に案内は出した上であっているんだが、全く把握していなかったらしく、ショックを受けている様子だった。
何かというと、保険料が、前回よりも安くなってはいるが、ご本人的には前回は何年も前のことだったせいかかなり、予定外だった様子。
で、普通は、そういう場合でも結局予算の許す範囲で払う以外ないので、どうにかこうにか妥協をしながら、内容を調整し決定していくもの。
まあ、もちろん、そういう中でも見栄というか無理をする部分もあるんだろうけど。
で、なぜこんなわざわざ記事を書くかと言えば、それだけレアなケースだったから。
いかにも、自分が借金取りか?というような、かなり絶望の淵に立った感じのご様子だったのだ。
大きなため息のようなリアクションもあった。
そういうことは普通というか今まであったことは無かったんだよな。
だって、借金じゃないから、それに入らなくても、あるいは、現状よりも小さく入ったからと言って、財産を持っていかれるような種のものではなく、あくまで、将来の備え、でしか無いわけだから。
あと、分割払いも嫌だったようで、いろいろ助け舟は出してみたんだが、結果、一切の妥協と言うか、保険料を調整するための修正はなく、大きなため息のままの内容を希望されたのであった。
なんとかして、期日まで払うようにします、とのことだった。
目がまるで青春ドラマ?というよりは、会社の資金繰りとか、家の借金とか、そう借金取り、向こうからすれば返済の感じそのものだった……。
で、助け舟を出しても、初めから答え(結論)は決まっている系の人だった(完全に)ので、逆に、助け舟を出しても、否定的な反応で、「いや、好みに応じて選らんでもらって大丈夫ですよ」と言ったぐらい。
ほんとすごいよね。それで、大きなため息。相当に頭が痛そうな感じで、どうにか払うようにします、と。
まあ、こちらは商売なんで、それがお客さんのご希望ならそれはそれなんだが……なんか不本意なね……。
で、その人の部屋なんかにも滲み出ていたが、つくづく人って言うのは、手放すことが出来ない生き物なんだなぁ、と改めて感じました。
あれも欲しい、これも欲しい。あれもしたいこれもしたいと、抱え込むことばかりで、必要に応じて手放すということが出来ない人がとても多い。今回のは特別なレベルでは有るが。
人の勝手だが、自分の感覚では、そんな保険なんて、通常どうにかして払うほどのものではない。もちろん、ゼロ100では極端すぎなので、全くなしは、極端すぎるが、今回のケースでは大分調整の余地はあったんじゃないかと、自分の感覚では感じた。お客さんは多少助け舟出しても望まれなかったけどね。
自分だったら、そんな人生嫌だな。恐らくあの感じだと、かなり無理していると思われる。奥での家族との会話でも判った。なんせダダ漏れだったので……。
したら、かなり娯楽費用は制限されているものと思われる。もしかすると、相当な感じだったから、ほとんど無いのかもな。
管理が出来ていないんだろうな、使う方ばかりで。
昔から、高利貸しという商売が存在していることがすべてを物語っている。商売というのは、業者の方ばかりいても、肝心の借りたいというお客がいなければ成立しない。それもそれ相応の数が。
どれだけ、金の管理ができない人が多いか、というのが判る。
結局、身の丈にあった、身分相応の暮らし、使い方ができるかどうかが、人生をやるうえでの大きなポイントになる、そう改めて強く実感したのであった。
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