包丁の斬れ味が悪いのは安物だからだと思っているあなたへ
今回は、包丁の切れ味について。
包丁の斬れ味が悪いので、少し高いやつを買おうと思っています。ってケースがあります。つまり、斬れないのは値段が安いものだからと思っているわけです。
その考え、ちょっと待った。
確かに高いものは、切れ味がすごく良かったり、切れ味のもちが良かったりということはあるでしょう。
しかしながら、刃物である以上、使えば使うほど、硬いものを切れば切るほど、斬れ味は落ちます。これは、高いものでも同じです。
鉛筆の芯を想像してみましょう。
細い字を書くためには、削りますよね。芯を。
しかし、使えば使うほど、先は削れ、太くなる。
刃物も同じなのです。
従って、逆に言えば、安いものでも、それこそ百均包丁であってもしっかり砥げば、ちゃんと良く切れるようになります。
実際に、自分も長らく、五丁ぐらいで千円程度の包丁を研いで使っていました。その包丁は気に入って使っていましたが、穴あきだったので、砥いで行ったら、穴まで達してしまい、流石に使い辛くなったので、買い替えた経緯です。
なので、どの道、高い包丁を買ったとしても、研ぎながら使うことは、前提となります。
それと、専門店とかで無ければ、ホームセンター等で買う場合は、初めは大した刃が付いていないものです。なので、いずれにせよ砥ぎは必須なのです。
もしくは、専門店で買って、刃付けをしてもらい、斬れなくなったら、持っていって砥いでもらうか。いずれにしても誰かは砥ぐわけですが。ホームセンターで買って、砥ぎ屋に持っていくという手もありますね。繰り返しになりますが、砥ぎは前提にはなりますが。
なので、現在切れなくて買い替えを考えている場合は、包丁では無く、砥石を検討しましょう。もしくは、砥ぎ屋に持っていくこと。ただ、どの道、一月とか三ヶ月くらいに一度は持っていくようになるので、砥石買って自分でやる方は経済的かと思いますが。
家庭用の短いものでも千円程度はかかるでしょうから。
ただ、砥石は面倒で、どの道自分ではやらないなら、これまで買い替えていたタイミングなどで、砥ぎ屋に持って行くのがいいかと思います。買い替える場合でも、砥ぎ代程度は安くてもかかるでしょうから。それなら断然砥ぎ屋です。
ってことで、最後に自分のおすすめ砥石を載せておきますのでチェックしてみてください。ちなみに初回は、荒砥もあった方が良いのですが、取り敢えず、普段使いの入門用を紹介しときます。
ところで、包丁砥ぎ始めて何年になるだろうか。少なくみても20年近くにはなるのか。早。
あの頃は、今みたいにYouTubeも無かったので、説明書見たり、人のを見様見真似だった。居酒屋で一年バイトしてたので。
しかし、今現在なら、YouTubeで幾らでもプロが動画を上げている。なので、途中から飛躍的に向上した。
ただ、じゃあ、その前は全然ダメだったのかというと、そんなことは無い。ようは、切れ味を良くするために、やっているのだから、間に合うぐらい切れるようになれば目的達成なのである。
その点で言えば、十分に目的は達成されていた。だから、20年近く砥ぎ続けることになったわけであるが。
ということなので、気軽に砥石を買って気軽に始めてみるといいと思う。軽ーい気持ちで、斬れなくなったら、サッと砥ぐ。砥ぐ前にYouTubeを見る。その都度見る。回を増すごとに、やってるうちに、段々上手くなる。楽しいですよ。おすすめです。
コメント
コメントを投稿