白身など淡白な魚介は良く噛むと旨味が出る
ってことを最近知りました。
YouTube動画で、築地(今は豊洲)で、何十年も魚屋をやっている人が、魚介類の味わい方について語っているものがあって、その時は寿司屋で話していた。
で、白身の味わい方とか、貝とかそういうのは、よく噛む。よく噛むことで、旨味が出てくるんだよと言っていた。
分かっていない人ほど、あまり噛まないから、淡白な魚の美味さを分かっていないと言っていた。
なるほど、と膝をたたく。
だから、そういう人には適当に脂っこいトロとか食わせておけばいいとか言っていた。
ってなわけで、検証することに。
貝とか、イカ、タコ、真鯛にヒラメ、アナゴ、海老など、色々淡白系をよく噛んで行ってみました。それこそ、20秒から30秒くらい。モノによっては、40秒とか。
生のものから、火の通ったものまでいろいろ。
ふむふむふむ。確かに仰る通り。全くこれまでと違う世界が広がりましたよ。
イカの握りめっちゃ甘味を感じた。鯛とかヒラメとか、ってか基本全部噛めば噛むほどでした。むしろ、今までなんだったんだ的な。もちろん、今回知ることが出来て良かったわけですが、今まで、全然味わえて無かったの?勿体無、みたいな。
まあ、人生、世の中そんなもんでありますが、昔から、あまり良く噛まない習慣の自分は、余計そうだったんだろうと思います。
天ぷらとかでも、全然満足度が変わりました。海老天とか、野菜天も。
おそらく、日本料理は素材で勝負みたいな、主張弱めの淡白系が多いので、全般そうなんだと思いました。
白身の握りとか、貝とかイカとか、本当美味さが違います。良く噛むと。
素材の味が分かりづらいですな、良く噛まないと。だから表面ばかりで中身が判らない、と。
これ、なんでもそうだよね。人付き合いとかも。
若干違うけど、酒なんかも、適度な温度じゃ無いと冷やし過ぎたりすると味殺しちゃうしね。料理も熱すぎるとそうだし。深いね。ほんと。
ってなわけで、淡白系の寿司とか刺身とか、なんでもいいですが、淡白系食べる時は、良く噛んでみてください。最低20秒から30秒くらい。そこには新たな、全く違う世界が広がっていることでしょう。
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