地震保険は調査にかけてみないと判らない

 2021/02/13の地震以降、毎日ちょこちょこ事故の連絡がある。そして、大体毎回同じような質問が交わされる。内容としては、◯◯が地震で壊れたんですけど、出ますか？など。あと、素人さんなので致し方無いが、建物にしか掛けていないのに、テレビが倒れて壊れました、などもある。それは、完全に建物では無いので、完全に対象外。ただ、壁にしっかり固定してあれば、建物扱いになるかもだが。

いずれにしても、完全に違うものは別として、調査にかけてみないと判らない。地震保険は、原則、実調と言って、現地を実際に調査するのが基本。原則は、そのやり方になる。そして、明らかに住めないぐらいになっていれば、対象になることはまず間違い無いだろうが、そうで無ければ、調査にかけて見なければ判らない。

逆に言うと、目立って壊れているところが無くても、良く見ると、多少ヒビが入ったりしていることは、珍しくなく、その程度でも、最低ラインは超えていることが珍しく無い。従って、建物はどこも何とも無い、という人がよくいるが、実際は、対象になる可能性は普通にある。しかし、それは調査にかける必要がある。

なので、一般の人が、自分の感覚や思い込みで判断することは、損につながるので、気をつけたい。あと、今朝見たニュースで、各社、立会い調査が原則だが、写真と書類での請求も検討中だか、準備中みたいな記事を見た。これは、3.11の時もあったが、ハッキリ言って薦めません。時間と利益のバランスにはなるが、利益(保険金)の最大化と言う点では、原則通り、現地調査でやるべき。費用は、かからない。

ただ、利益よりも早さだ、という人は、写真と書類を郵送も検討してもいいと思う。結局、自分で写真を撮る場合、特に目立つところが中心になるだろう。しかし、実際の査定基準は、それ以外にもあって、全体的に所定の所を見るもの。あと、やはり、慣れた人が、見る方が、要領が分かっていて、速いし、見落としも少ないと思われる。慣れていないと、面倒にもなるだろうし。そうなると、見落としなど、尚更、低めの査定に繋がり易く、損に繋がり易い。

ってことで、費用は掛からないので、調査に来てもらった方がいいですよ。自分のお客さんには、そう言いますね。あとは、その人の判断。