半沢直樹 アルルカンと道化師

 半沢直樹 アルルカンと道化師を読了いたしました。実は、読むのは2回目になります。つい最近一度読んだのですが、その時は、全くと言って良いほど、興味が湧く所がなく、一応、ハジからハジまでは、読みましたが、終始そんな感じで、ハッキリ言って、つまらん、という感じでした。なので、感想も大した無く、銀行員の話はつまらんと感じていました。

で、今回。実は、手持ちの買っておいた本を全部読んでしまって、新たなものを注文したのですが、届くまで読むものが無い、となったのでした。で、せっかく買ったし、前回全然楽しめなかったけど、もう一度読むか、となったわけです。そしたら、なんとなんと、あら不思議。今度は、結構面白く感じるではありませんか。そんなわけで、体調なのか、2回目だからなのか、なんなのか知りませんが、なかなか、非常に楽しむことが出来たのでした。

ってなわけで、感想を。

やはり、なんと言っても、主人公が宿敵達をバッサバッサとぶった斬って行く場面が痛快ですね。一番の持ち味でしょう。正義は勝つ的な。時代劇のような。そうした場面が、何度かありました。あと、ストーリー構成的にも、面白かったです。なぜ、当該出版社に、破格の至れり尽くせりの買収話を持ちかけたのか?上手い話には、何かある、の典型例ですが、初めは、隠れた資産価値があるからかな、と思いましたが、読み進めて行くと、逆であることが判明。

それと、才能はあるが、活かせず生涯を終えて行くことになる、絵描きの心情。上手くいかず、やむ無く一線を超えてしまった、もう一人の絵描きの苦悩。その二人の手紙のやり取りも印象的でした。気持ちを想像せずにはいられません。実に切ない。そして、主人公が良く通った、ふくろう、も印象的。なんか印象的。老主人が腕を振るう的な。あと、焼酎もだな。近所の店で売ってたの見たことが。

大まかには、そんなとこですな。あと、お祭り委員会の絡みも、印象的か。逆選だかってやつのシーンね。で、そのメンバーの人のお陰で助かったりとか。ってことで、池井戸さんの作品は、好きなものは好きなんだけど、正直、半沢シリーズは、これまで然程でも無かった。なんか、読んでも、興味が湧かず、楽しめなかった。しかし、今回、かなり楽しめたので、次回作も楽しみとなった。また、一つ楽しみが増えた。俺は、基本は性善説だ、もそう言えば印象的だな。

コメント

このブログの人気の投稿

月700円で10万まで補償するモバイル保険には入りたくありません。何の迷いも なく普通に。。。

ドンキホーテで20枚300円のマイクロファイバー?安すぎない?

弱くなった車のパワーウィンドウはシリコンスプレーで直る?

ペペロンナスを作ってみた。簡単だけどメチャクチャ美味!?

三井住友海上、パワハラ上司が原因で社員が首吊り自殺か!?

大阪の保険代理業が脱税か!?法人税約8700万円大阪国税局が地検に告発

ウィルソン、プロックスファイナルをしばらく使ってやっぱりシュアラスターブラックレーベルの方がいいと思った

【自動車保険】修理代がいくら以下なら保険を使わない方が得なのか?

ついに白州をコンビニで発見

スパシャンがやらかした件について