色々な包丁を散々砥いで来て思うこと
特に不自由していなかったので、しばらく包丁を砥いでいなかったが、また砥いでみたくなり、何本か砥いだ。
包丁と言えば、鋼だステンレスだ、片刃だ両刃だ。ステンや鋼でもそれぞれ材質があるし、うち方でも変わるようだ。あと、包丁のタイプも当然ある。
しかしトータル的に思うのは、取り敢えず切れ味。取り敢えず切れることが重要で、それが一定程度、一定レベルを超えていれば使う上で問題ない。
そして、大抵の場合どんな包丁でも、ちゃんと砥げば、ちゃんと切れるようにはなる。刃もちは、材質で変わるが、少なくとも家庭料理の量なら、その点は気にする必要は無いだろう。
なので、安いものでも問題は無い。有るとすれば気にいるかどうか。
なので、ろくに手入れもせず、切れ味が悪いからと言って、直ぐに新たに購入しようと考える人がいるが、刃物は基本、砥いで使う物なので、全くの見当違いというか、考えがずれている。
この点は、高いものでも安いものでも一緒。しかも、その辺のホームセンター辺りのものなら、ろくな刃は付いていないので、買い替えたところで、その効果は低め。
仮に、専門店で刃付けをしてあるものを購入あるいは、購入したものに刃付けをしてもらえば、切れる包丁が手に入るだろうが、切れなくなるたびに買い替えるのでは、大変勿体無い話である。
なのでやるべきは、切れなくなったものを砥ぎ屋に出すか、砥石を買って自分で砥ぐか、である。
人それぞれだが、自分的には、砥石を買って自分でちょくちょく砥ぐのが割安だし合理的と思う。一度砥げば、何年ももつようなもので、砥ぎ賃もそう高くないなら、いいが、普通はそうは行かない。
高いものなら、切れ味のもちは長くなるが、砥ぎ賃はどうか。硬い分時間がかかり、その分高いなら結局一緒か。仮に、時間もそう変わらず、値段も同じだとして、家庭でそんな高価なものはどうか。もちろん悪いことは無いが、あまり割安感は無いかもな。メンテナンス費用差次第かな。
なので、やる気が出るなら、やはり自分で砥石買って砥ぐのがいいと思う。砥ぎたいと思ったときにサッと砥げるので、わざわざ持って行く必要も無いし。
まあでも、切れなくて買い替える費用を出す気が有るなら、そのタイミングで砥ぎ屋に出すのも有りか。
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