堺の、某包丁メーカーに素材ごとの具体的差を聞いてみた。
堺の、某包丁メーカーに素材ごとの具体的差を聞いてみた。最初、地域は同じでも違うところに聞いたが、商売上具体的にコメントをしたく無いのか、あるいは、判らないからなのか知らないが、抽象的だったり、トンチンカンな感じだったり、回答がしっかりと、且つ具体的にされ無かった。
なので、違うメーカーへ。直ぐに質問出来るのがそこは電話くらいのようだったので、電話をしてみることに。今回は、鋼について聞いてみた。
日本鋼(sk)と白紙、青紙の切れ味の持ちの差と、寿命というか、使い続けることでの減りによる、使用可能期間の差について。
各それぞれでは、価格には結構差があるが、実際はそこまでの差は無いようだった。一般的に青紙は、刃持ちが良く、減りも遅いと言われている。で、○号やスーパーなど種類も複数有る。で、値段も高価。高級素材と言われている。
なので、日本鋼や白紙とでは、どのくらい持ちが良いか聞いたが、実際そこまで極端な差は出ないと言う返事だった。
せいぜい数割増し程度という話だった。倍は厳しい。倍近く持った、という人は聞いたことがあるが、通常は、5割とか数割程度が普通と聞く、という話だった。これは刃持ちも、使用可能期間もそう言っていた。使用可能期間は研ぎの頻度に比例ということだろう。なので、一回の研ぎで減る量はあまり違いは無いようだ。
で、日本鋼と白紙は、日本鋼は白3と同じぐらいと言っていた。なので、白2とか白1という名称は具体的には使わなかったが、白1はあまり一般的では無いと思われ、白2がポピュラーなので、話は主に白2として受け止めた。あるいは、どちらも実際は微差だろうと思った。
そして、話した感じでは、日本鋼も白紙も少し違う程度。気持ち違う程度のようだった。で、青紙だと、数割程度違うという話。
ふーーーん、やっぱりか。まあ、世の中相場はそうだよね。納得。
で、切れ味は、前に他で聞いたら、しっかり研げば大して違いは無い、似たようなもの、という話だった。だから、そこの心配は無いかな、と。
ってことで、性能よりも拘りとか、コレクション性とか、自己満、ブランド?好み、なんかの関係が強いものだと判った。予想通りだった。
まあ、あとは、使って感じた気持ちが、凄く気持ちが良いとかは有るかもな。なので、拘らないなら、職人でも日本鋼で充分問題無く使えそうだ。もしも、刃持ちの問題が出るようなら、もう一本日本鋼のを買えば済むからね。日本鋼のは凄く安いし。でも、2本有れば、2倍の量を使える。その時点で青紙を超えることになる。
研ぎの点でも通常青紙は硬いので、研ぎに手間がかかる。一方、日本鋼は研ぎが楽だ。手間要らず。その点でも日本所持でも問題は出ないと思われる。
ってことで、合理性で言えば、青紙は合理的でも無いようだ。車とか貴金属類とか、鞄とかみたいなものかもな。たしかに、格好はいいかもな、人数多い店とかだと。
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