ちょっと特異な事故があった。事故自体は、車線変更の事故。そう言ってしまうと単純だが、実際は結構ややこしいことに
ちょっと特異な事故があった。事故自体は、車線変更の事故。そう言ってしまうと単純だが、実際は結構ややこしいことに。何がややこしいかと言えば、突然寄って来てぶつかったのも厄介だが、以下の通り。
・逃走
・無保険
・無収入
・精神的病
と言った辺り。どうしたものかと相談を受けた。逃走については、追いかけて、通報したとのこと。あと、無保険だからといって、責任が免除とかされるわけではなく、単に保険を使って、用立てることが出来ないというだけの話。なので他の手段で用立てる以外無い、というだけの話。
そうしたところ、今度は、無職、無収入がネックになった。最終的には、職見つけ次第、分割でお願いします、と言ってこられた。うーん、予想通り。まあ、実際は、どうにかローンとかもあるかもだが、取り敢えずそういう申し出だ。で、おそらく、自分の保険でやることになるだろうな、と思っていたら、一晩経ったら案の定そういう展開に。
で、更に言えば、無過失特則というのがあって、この前書いたが、最終的にこれに該当出来る流れが出来た。というのは、この特則は、相手との合意結果でもOKってことで、本来であれば、かなり一方的な事故ではあるものの流石に、通常であれば、0:100で合意するのは難しいケース。これは、言ってしまえば、素人対保険会社という構図だから、実現したものだろう。
初めから、向こうから、そういう申し出だったわけだが、あくまでも、その人の主観、思い込みから出たものだろう。実際に向こうにも保険会社ついていたならば、仮にそういう申し出が、現場で当初なされていたとしても、保険会社がその人へ、法的な責任以上に払う考えですか?と聞いたら、いえいえあくまでも責任内で、保険内でとなったはず。
そして、あくまで、責任内であって、0:100を承諾したわけではない、と主張が展開されただろう。今回も、修理代を払います。見積もり額が出たらそれを払います、という言い方だったので、0:100という言葉はどこにもなかった。まあ、修理代を全額払うかのようなニュアンスではあったが。
なので、最終的には、文書にしないと、無過失特則は使えないそうだが、取り敢えず今のところ、修理費全部相手持ち、要するに0:100で確認が取れているようだ。繰り返しになるが、素人だから起こったこと。実際、この世界15年目に入るが、初めてかもしれない。調子よく、0:100のような話をしつつ、あとから、ひっくり返してくるケース。ひっくり返すケースはあったが、こうしたケースは珍しい。
まるで、昔の漫画や映画なんかのように感じる。未だにそういう人っているんだな、と。そして、そういう人に限って、保険に入っていない。やっぱり、賠償保険ぐらいは、入っとくべきと改めて思う。相手が迷惑するわね、まずは。今回、車両保険に加入しているケースだったが、していないケースだったら、なかなか厄介だっただろう。
なので、今回のは、最終的に、無過失特則が適用になって、ノーカウント事故、保険を使っていない扱いとなり、等級は下がらない、事故有期間も付かないで、完了というのが、一番今あるベストな完了の仕方だ。もちろん、事故にあった時点で、微妙ではあるが、こうなれば、不幸中の幸いと言ったところだろう。
こういう事故に遭う時点で、持ってねぇな、という気もするが、この事故のケースで、ノーカウントで終わったら、持ってるな、という感じはする。
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