医療共済を活用するうえで絶対に気を付けるべきこと
今回は、医療共済を合理的に活用していくために特に気をつけるべきことを書きました。現在加入中、またはこれから加入予定の方は、参考にして下さい。
1.年齢が違くても値段は同じ
医療共済は、年齢がいくつ~いくつまでの人は、この内容で、値段はいくらと決まっています。
従って、例えば5歳の子どもでも、15歳の子どもでも同じなのです。
2.通常の保険会社は年齢ごとに違うのが常識
これは、医療に関する保障以外でも生命保険全般について言えることです。医療保険を含めて、生命保険は、同じ保障内容であれば年齢ごとに値段が変わります。これは年齢ごとに、保険金を支払う確立などが異なるからです。つまり、保険料が公平に設定されているのです。
3.医療共済は不公平
これに対して、医療共済は、上記1で触れましたように、年齢ごとに細かく値段設定がされておらず、かなり大きく区切られています。子ども、現役世代、現役引退世代みたいな感じに。
そのため、子どもの場合でもそうですが、例えば50歳でも30歳でも同じなのです。
つまりですね、年配になってから入る場合は、値段的にお得感がありますが、加入年齢が、加入が可能な一番はじめの年齢に近ければ近いほど、損な制度なのです。
例えば、みんながみんな加入が可能な年齢に初めから加入していて、ずっと加入し続けていくのであれば、お互い様なわけです。
しかし、必ずしもそうではありません。
従って、良く考える必要があります。
4.保障内容
通常、医療共済の掛け金は、現役世代のプランに加入していて、年とともに満期になり、次の引退世代のプランに切り替えてもほぼ値段は上がりません。これは、制度の常識から言って、おかしいのです。年齢と共に病気にかかるリスク、つまり、保険金を支払う確立が高くなります。にもかかわらず、同じような値段では、制度がもたないはずなのです。
ではいったいどういう仕組みになっているのでしょう?
これはですね、言われてみれば当たり前のことなのです。そうです、値段を上げないということは、中身を少なくしているわけなのですよ。
これから、本番というときにね!
5.キチント理解したうえでなら使い勝手はある
ですから、戦略的に利用するのは、いいでしょう!
例えば、年齢がある程度年配になったけれど、保険に入っていないとかですね。例えば、55歳とかでも20歳ぐらいの人と同じ値段ですから。
6.じゃあ、どうするのがいいのか?
はい、これですね、そもそも保障が減ってしまうような制度ですから、入りそびれた人には使い勝手がありますが、そうでない人は、ちゃんと保障がずっと続いて、値段も一緒だったり、現役世代で払い終わって、保障だけずっと続くみたいなやつにした方がいいですね。期間限定で入りたいという計画の人以外は。
うちの子も、以前医療共済に入っていました。ただそれは、18歳あたりで、一度満期が来ます。なので当然、次のステージで内容や値段が変わります。
だから、わたしがこういう仕事をするようになりましたから、当然解約をして、通常の保険会社の終身医療保険に入り直しました。当然、診査もありました。無事に通って良かったです。子どもでも診査に通らないことは普通にあります。
なので、うちの子が入っている医療保険は、保障内容は、一生涯減ることなく同じです。また、保障期間も一生涯続きます。また、料金の支払いは、現役世代までで、あと引退後は、支払いはありません。
値段は、1,000円ちょっとで、初めに入っていた医療共済と変わりませんでした。(内容は先進医療付きになりましたし、その他の部分も含めて、むしろパワーアップしました。)
7.大人になったときも当然子どものときと同じ値段
なので将来、当然うちの子が、社会にでて、自立をしたときに、本人が続けるという判断をすれば、この医療保険を本人が払うようになるわけです。そのときでももちろん値段は、変わりませんので、ようするに、その年齢で、新規で加入した場合と比較すると、恐ろしく安い値段で済むと言うわけです。
つまり、将来子どものためになることなのです。
8.ちゃんと考えて、入ろう
一方、医療共済はというと、散々書いてきましたので、もう解っているという方も多いでしょうけれど、世代ごとに変わりますから、こうはいきませんね。
9.一番最悪なシナリオ
あたりまえですが、生命保険にしろ医療共済にしろ、加入するときには審査があります。ですから、途中で見直しをするときに診査が通らないリスクがあるのです。ある日、医療共済に加入している人が、後々のことを考え、終身医療保険に入り直そうと考え、申し込みをしました。しかし、結果はNO。
これって、珍しいことじゃないんですよ!
実際に何度も見て来ています。
そうなると、著しく選択肢が少なくなってしまうのです。
デメリットはあるけれど、そのまま入り続けるか、ほとんど診査が無いような料金が高いものに入るか、必死でお金を貯めるかといったところでしょう。
10.あと年齢も
もはや生命保険では常識と言っても言い過ぎではないぐらいのことですね。
契約時の年齢が一歳違うだけでも値段が高くなります。従って、もっと違えばもっと高くなるのです。あと、残念なパターンは、あと少し決断が早ければ・・・、というやつですね。
ちょうど誕生日過ぎたぐらいで、契約する人がいます。ある意味仕方の無いような面はあるでしょう。しかし、実際問題として、もう少し早ければずっと払っていく値段が安く済んだのです。
11.最後に
お金の使い方は、もちろんその人の自由です。しかし、合理的に活用するにこしたことはありません。そして、どうせなら将来子どもに喜ばれるような使い方をすべきなのです。
そのためには、そのうちの一部として、医療保障は、医療共済ではなく、終身医療保険に加入すべきです。
診査と年齢ごとの値段の問題がありますので、できるだけ早く決断をしましょう!
あの流行の塾講師の言葉ではありませんが・・・。(笑)
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