どこまで上がる自動車保険料、ピークは2040年頃か?

はじめに

このエントリーでは、自動車保険料(任意保険、以下同じ。)の値上げについて、最近の傾向と今後の見通し(予測)について書いています。

 

1.ここ数年、損害保険各社は赤字経営

ここ数年、自動車保険は、高齢化社会等による事故の増加や修理代金の高額化(衝突安全ボディとか言って、乗っている人がケガし辛くなっている分、車が壊れ易くなっているようです。)などで、各社赤字経営をしてきていますので、その制度の歪みを直そうと、要するに値上げをチョイチョイ行ってきましたが、今年度は、これまでに無い位の感じで、グッとあげたのでした。ちなみに、上げた時期は、各社バラバラです。

 

2.当然わたくしも上がってます

2-1.保険の他に電気代

本当、値上げは困りますよね。

わたしの保険も当然上がっています。その他、代表的なものは、うちは電気代が平均で約25%上がる試算が東北電力さんから出ています。従って、平均で約4,000円程上がることになります。(笑)年間約5万円。

全然笑えませんが。

 

2-2.火災保険料

その他、見直しましたので実際は違いますが、火災保険が同じ感じで更新すると、5年分で5万円上がる感じでした。

 

2-3.住宅ローン

それから、住宅ローンが、優良住宅とかなんとかって言うやつに該当したため、5年間は月のローンの支払いが5,000円程安くなったのです。それが、年末か年始に元に戻りますので、月の支出は、5,000円増なわけです。まあ、正しくは、これまでが-5,000円だったのが、0になるわけですが・・・。そして、これは値上げとは違いますけれど、これまでを0とした場合、支出の増加ということになりますので、その点で言えば、予定通りではありますが、増加という意味では同じです。

あと、消費税などや今後可能性としては他にもありますが、とりあえずこの辺にしておきます。

 

2-4.保険代理業および損害保険会社

2-4-1.手数料率は考えられないペースで減ってきている

わたし個人にも関係してくることなのですが、保険事務所(保険代理店)経営もここ数年で、仕事量が少しずつ減っているだけでもたくさんなのに、仕事をした場合の手数料のパーセントこれまででは考えられないペースで減ってきています。従って、当然会社としての売上もドンドン減っていることは言うまでもありません。なので、当然楽ではないです。というか率直に言って、正直苦しいです。

 

2-4-2.損害保険会社も人件費削減

それと損害保険会社も必死で人件費削減をやっているもようです。最近は、マシになってきたかも判りませんが、リーマンショック以降、彼らのボーナスは激減だと聞きました。ある王手損害保険会社については、そこの職員からたまたまですが、直接聞きました。あと、給料そのものの規定も変わったと言っていました。要するに、今までよりも待遇が悪くなったのでしょうね。実質的に給料を下げたということでしょう。(実際、裏を取ったわけじゃないので、たぶん。)

 

2-4-3.会社としての能力(質)は下がっていく

それとですね、昨今の動きでは、各社、男性職員(給料高目)を出来るだけ減らして、女性職員(男性よりも給料低目)の割合を増やしています。ですから、これまで主に男性職員がやっていた仕事を女性もやるように、女性職員がやっていた仕事を、パート職員もやるようにみたいな流れになっているようです。

実際、こういったことを進めていくということは、要するにお金はあまり払わずに、内容はこれまで通りみたいなことをやろうとしているわけで、普通の買い物で言えば、お金は出さないけど、品質の高いものを継続的に買おうとするのと同じです。これで継続的にうまくいくのならいいでしょうけれど、そうそう、そんなうまいわけにはいかないでしょうから、会社としての能力(質)は下がっていくでしょう。普通に。というか既にそういうの感じますね。

 

2-4-4.保険料ばかり値上げしているのではありません

というわけで何を言いたかったのかと言いますと、以前騒がれた、電力会社みたいに、経営努力は一切せずに、保険料ばかりを値上げしているのではありませんよと言いたかったわけです。

 

3.割引が最高になっているケースが、特に目立つ

さて、それで先日のことになりますが、自動車保険の更新手続きに事務所に来所された方がいまして、手続きをしました。

それで、その方の更新の手続きを取りましたら、約1割近く値上りしました。

内容が少しパワーアップしたので単純値上げではないのですが・・・。

で、等級ごとの割引が、最高になっているケースが、特に目立つんですよね。

割引増えないから。

 

4.平均で一割ぐらい

なので、みなさんだいたい1割ぐらい上がっています。

年間3万ぐらいの方は、3,000円。

5万円位の方は、5,000円とか・・・。

みなさん説明するとしょうがないと仰られるのですが、値上げは困りますよねぇ。

その方は、率直に困ると言っておられましたね。

 

5.最終的にはしょうがない

しかし、最終的には、補償を減らすわけには行かないので、今回はそのままでという風になりました。

今後もこの勢いで上がったら困ると言っていましたね。

そうなんですよね。

嫌なことは、ドンドンそれが進んでいったら困るんですよ。何でも。

 

6.2040年ごろがピーク

ですから、少し説明しました。

あくまでも大まかな予測ですが、日本は2040年ごろが高齢者数のピークと言われていますので、その前提で行きますと、あと30年ぐらいは高齢者が増え続けるということになります。

 

7.実際は、どうなるか読めない

その間、医療や自動車、運転免許を受けるための基準などがどう変わっていくかで、大分変わるはずですね。自動車で言えば、最近チョイチョイニュースで自動運転車についてやっていますけれど、ここがほぼ完全に自動になり、世の中に普及して、事故の量や支払額が減れば当然、保険料が下がる要因となります。

 

8.今後も値上げなどが続く可能性は普通に

しかし、ただ単にそういったまだ確定していないものを除いて考えれば、今後も値上げや補償範囲・補償額の制限、免責金額(自己負担額)の設定といったことになってくる可能性は普通にあるでしょう。

全然うれしいことではありませんが、ウソついて、耳障りの良いことを言ってもしょうがありませんので、これが本音です。

 

9.大きな流れには逆らえない

というわけなんで、その人にも説明しましたが、高齢者人口の云々というのは、大きな流れですから、簡単にどうにかできることではありません。従って、その状況状況でベストな選択をしていく以外ないのですよ。予算が充分になければ、予算の許す範囲で。最低限の生活費は、必要なわけですからね。

 

10.最後に:希望もあります

ただ、少し希望のある言い方しますとね、景気が良くなって来ていますから、各自の収入が増えて、支出が増えても収入の増加が上回って行けばそこまで気にならないで済むということは、充分にありえるでしょう。

それでは今回はこの辺で。

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