将来の準備、35年も先のことはどうせ判らないから大雑把に考えよう
年金保険、35年も先の「おいしい話」に湧く疑問
日本経済新聞-2013/12/17
ある記事で「プロ絶賛」と紹介されている個人年金保険がありました。受け取れる年金額が、払い込んだ保険料を23.6%も上回るそうです。私は低金利下で目を見張るような貯蓄型商品は登場しないと考えていますが、予想は良い意味で裏切ら …
12月17日の日経新聞の記事で、年金保険について語られている記事がありました。
「どうせ途中でやめる」みたいなのは、あまり意味の無い指摘
この中の指摘で、何年以内の解約・失効率みたいなのにも触れられていましたが、この点は要するに、「どうせ途中でやめるんだから」みたいなことを言いたかったのかも知れませんが、それは人の勝手というか、本人としては、将来のために積み立てていこう思って普通は、年金への加入を検討するわけですから、あまり意味の無い指摘のように感じますね。
どうせ、3年とか5年以内に倒産させるんだから、起業とかやめとけとか、あとダイエットとかも、なんせあらゆるケースで言えるでしょう。
もし仮にそうなったとしても、当然自己責任ですし、それは結果としてそうなったのであって、当初からその予定で加入しているわけではないはずですから、そんなことは考えても仕方ない部分でしょう。
むしろ、そんなことばかり考えたら、何も出来ないですね。
一流の経済の専門家でも2、3年先すら判らない
さて、そんなわけで、この記事で指摘されていた点で、わたしも同様に考える点ですが、物価の変動の点です。
これも実際程々に考えないと、将来の準備が出来ないことになりますが、35年とかかなり先の物価は分からないということです。ちなみに、一流の経済の専門家でも2、3年先ですら判らないと言われています・・・。
つまり、支払いが完了し、年金を受取る段階になったときに、その受取れる年金の額が、当初予定したぐらいの価値のある金額なのか、それ以上にかなり役立つ感じなのか、もしくは、大した役に立たないぐらいなのかは、将来、世の中の物価がどのようになっているかなので、そのときになってみないと判らないということです。
まあ、毎月積立てていくうちに気付くチャンスはあるでしょうけれど・・・。
使い勝手はある
いずれにしても、実質(実際の価値)でどうなるかは判らないにしても、名目(数字・金額)では、払ったのより多くなるわけですから、将来への準備手段としては使い勝手はあるでしょう。
ですから、バランスが大事ですよね。
全部年金保険でやるのではなく、投資信託で何割か、年金保険で何割かとかがいいですね。
しかも、35年とか払っていくわけですから、この記事の年金も楽天証券さんの計算ツールで計算すると、だいたい年利1.173%程度。
けっして魅力的とは言えません・・・。
まあ、年金保険の場合は良くてもそんなもんだったりしますが・・・。
まとめ
というわけなんで、先のことは考えても判りませんから、あまり細かく考えてもほとんど意味無いのです。しかし、全く考えないのもなんなので、考える場合は、程々に大雑把に考えましょう。
それと特に長期に支払っていく場合は、投資信託なども一緒に検討しましょう。
では今回はこの辺で。
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