地震保険の今後の”値上げスケジュール”について
ここ数日、ニュースをチェックしていると、地震保険の値上げ云々についての見出しを良く見るので、そろそろこのブログでも取り上げてみることにします。
あくまで、報道ベースですが、ほとんどこんな感じでいくのでしょう。
地震保険料:4県で計50%値上げ 東京都は39% – 毎日新聞
まず、毎日から。
値上げについて、”契約件数の多い鉄筋コンクリートなど非木造住宅の場合、値上げは36都県”としている。なので、通常の木造については、出ていないので記事からは読み取れない。
そして、”東京都は39%値上がり”だそう。なので、例えば補償額1000万円の場合、現在年間20,200円払っているケースだと、28,000円ぐらいになるとしている。まあ、1.39掛けるとそのぐらいになるね。
それと、”値下げ”の地域も有った。あまり、詳しくは出ていなかったけど、”北海道や愛知など11道府県は値下げ”と出ていた。それから他の記事で”大阪”もとなっていた。さらには、”三重、和歌山”も下がると出ているものも見つかった。
なので、整理すると、
・北海道
・愛知
・大阪
・三重
・和歌山
は、下がる模様。しかも下がり方は、”10〜40%”程度とでている……。
地震保険料、値上げへ…3回で50%上がる県も
続いて読売。
記事によると、値上げ幅は、全国平均で”5・1%” 時期は、2017年1月始期契約から。
ちなみに、今後の値上げ予定は、
・2017年1月
・2019年
・2021年
の3回を予定されている。(その後も状況により、当然変わる可能性あり)
トータルでは、”最終的に全国平均で19%の値上げになる見通し”としている。
理由としては、”首都直下地震などの発生確率が引き上げられたためだ”としているが、地震保険は都道府県別なので、それでもって、全体的に影響があるというのは、自分的には定かではない。
それから地域によっては、トータル5割値上げになる見通しのところもある。
・福島
・茨城
・埼玉
・徳島
・高知
の5県だ。(木造の場合となっている)
つまり、福島に関して言えば、昨年も3割やっているので、その前と比較するとなんだかんだで、倍近くになるというわけだ。要するに、上げ方が足りないから、もっと上げなければ……、ということだろう。
最後に、”地域差”について。これは、物価やリスクの高さなどが違うわけなので、だからなんだという話ではないのだが、一応参考までに。
記事によると”保険料の地域差は現在の3・1倍から3・7倍程度に拡大する見通し”ということ。
元々3倍強はあったのが、4倍に近い方になると。日本は地震国なので、どこなら安心ということは無いという話だが、物価面も反映されているだろうが、住む場所などを選択する際の参考になりそうだ。
それから、今回の値上げは、”3回に分けて”実施ということだが、ユーザーからすると、分けてというより、しょっちゅう上がる印象になりそう。ただ、5年契約とかしていて、その間は確定になるタイプであれば、結局保険料が変わるのは、5年毎となる。
そういう意味では、短期および長期の1年自動更新で、契約していなければ、やや極端な気もするが一回に上げてもそう変りはないだろう。
さらに言いたいことがもう一つ。今年の10月の火災保険の値上げのときと同様に、今回も値上げのところと、値下げのところがある。しかも、上がるところは、トータル5割。下がるところでは、トータル4割も下がるようだ。
そうなってくると、火災保険の時程ではないにしても、やはり、”平均で◯%どうなる”という数字は、ユーザーにはほとんど参考にはならない。
これを機に契約を見直す人は、いろいろ試算して”良く比較”しないと、かえってか損をするケースが普通にでるだろう。注意しよう。
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