「わたしのオススメの学資保険」って何ですか?という質問についての回答
つい最近なんですけど、たまたま知人とこういう話になりました。
流れとしては、初めは保険と関係ない話をしていたんですけど、その内偶然仕事の話になりまして、話していくうちに「学資保険でオススメのやつって何?」ということを聞かれたんです。
まあ、自分は、10何社とか乗り合っているわけではないので、こういう質問について答えるのは限界があるんですけど、以前に調べてみたことがあったので、その時の内容を踏まえて答えました。今は、戻りがいいところだと、MAXでこのぐらいらしいと。
参考:https://takahasinorihiko.com/post-5967/
で、最終的に自分のした回答は、オススメのやつは特に無い。そもそも学資保険という仕組み自体がオススメではない、という回答をしました。自分は、学資保険はオススメじゃない論者なので。
そのときにもその人に説明したんですけど、学資保険と言うのは、保険会社が運用をして、いくらか儲けて、当然保険会社がまず儲けを取る。で、その残りが自分の方へ来るような仕組みなわけです。普通、学資保険は、契約時点で金額が確定をしますし。
いいですか、それで、そんなに多くなって貰えると思いますか?という話なんです。学資保険の目的は第一に積立ですよね。子供のかかる費用のための。ていうか、補償というのは、第二ではなくほぼついでではないでしょうか。
まあ、補償もどこまで付けるかによりますが。
なので、話を戻しますが、せいぜい、よくても20年とか払い続けて、せいぜい、払い込んだ金額の1割増しぐらいなんです。少し前なら元本割れというのも珍しくなかった。
それで、百歩譲って、1割増でも、いいと思ったとしましょう。
しかしね、それはあくまで、20年とか無事に払い切ることが出来た場合なんです。途中で解約をすると、通常「払い込んだよりも少なくなります」。
なんか、長期の住宅ローンの議論じゃないけど、これだってそうで、今時、20年とか払いきる可能性ってどのぐらいだろうね……。
昔の、終身雇用、年功序列、右肩上がりの経済成長、なんて時代は、20年とか30年とか前にとっくに終わっています。大きな会社だって、買収だ、合併だと、日々頻繁に世間を騒がせています。そしたら、リストラとかも極普通にあり得るわけで、来年再来年すら読めない時代。
日本経済も成熟期に入っていますし。人口も増えない。悪ささえしなければ、黙って少しずつ給料が増えるわけではない。むしろ、逆に……。
したら、インデックスファンドとか、抵抗があるのなら、定期預金とかの方がいいですよ。常識的に考えて。
というわけで、その人にもそういうコメントを出しました。
あと、貯蓄と補償は切り離して考えるべき(方が合理的)である点も併せて説明しました。
今はそういう時代です。まあ、20年で、1割増ではそもそも魅力がありませんが……。あと、中途解約の元本割れのデメリットが非常に大きい。
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